こんな田舎までお越しいただいたのは、「山のあなあな・・・」で一世を風靡した、三遊亭圓歌師匠のお弟子さん、「三遊亭歌扇」さん(さんゆうていかせん)。背が高く、イケメンの噺家さんでした
お良しは、一番前の座布団に陣取り、・・・というか、聞きに来られていたみなさんが、年配の方が多かったため、前の方は座布団、後ろの方は折りたたみ椅子、という座席配置になっていて、膝が痛くて座れない人は後ろ、元気な人は、必然的に前だよ!という誘導作戦にはまってしまったってワケ。
まず、前ふりがあって、ナスがどうしたこうした、という話の本題に入っていくんだけれど、もう、笑い上戸のお良しはね、「歌扇というぐらいだから、着ている着物は‘ 化繊 ’デス」なんてゆーのは序の口で、美術館での、学芸員と、鑑賞する女性の話で、
おくさま 「あ、私これ知ってる。ゴッホでしょ?」
美術館の人 「違います。セザンヌです。」
おくさま 「あー、これは知ってる。ルノワールでしょ?」
美術館の人 「違います。モネです。」
おくさま 「おかしいわねぇ・・・?・・・あっ、これはわかった!ピカソでしょ?」
美術館の人 「違います。鏡です」
この瞬間、お良しの頭の中には、ピカソの、あの 目やら口やら耳鼻やらが、てんでバラバラになった絵が、パッと浮かび、この女性が、自分の顔が鏡に映ったのを、ピカソの絵だと思っちゃった ということに、音速で気がつき、最前列で、あーーーーハッハッハー
ヒィー
と、カバンの上につんのめって大笑い。歌扇さん、壇上からお良しに向かって、
「おかあさん、大丈夫ですか?」の一言。
これをきっかけに、歌扇さん、なんだか乗りに乗ってきた感じがしたのは、お良しの自意識過剰でしょうか?
このあとの、東北地方の人は、「降りる」というのを、「落ちる」という。そして、「済んだ」というのを、「しんだ」という。だからぁ・・・電車の終着地では、車掌さんがー
「落ちた人が 死んでから お乗りください」と、アナウンスするんです ってところでも、まーた馬鹿笑い
ああーーーーっハッハッハー
こんな絵文字じゃ表せないー
もうヤメテー
私が笑い死んじゃうよー
みなさんも終始 大爆笑です
言い方がうまいんだもーん 声もハッキリと大きいし、さすがにプロは違うわ、と思いました。圓歌さんのお弟子さんで、もう40代ですけれど、20代みたいにお若く見えて、有名ではありませんが、お話し上手です。人を引きつけます。そして、次に何を言うか、期待させます。聴いている人を乗せてくれます。
もうね、笑いすぎて、横っ腹 痛くなっちゃって、笑うと悪い細胞が死んで、免疫力がUPする、といいますが、まさしくそれ。八丁味噌じゃないけど、8兆個ぐらい、悪い細胞をやっつけた感じ お良し、パワーをもらった1時間でした。
主人に報告したら、神経質で現実的な性格な主人は、「そんなに面白いか?」と、冷ややか・・・。悪い菌が繁殖する前に、主人から遠のいたお良し
元気チャージ料、500円也。(主催した地元の某会への収入も込みかな?)
三遊亭歌扇さん