お良しなさい日記♪

三浦半島からこんにちは!

行ってよかった、大航海!小笠原紀行 .横須賀市久里浜港から出発☆ 総集編

2017年06月30日 21時04分33秒 | おでかけ旅がらす

 2017年5月8日~13日、私の初めての 小笠原諸島旅行の記録です。

最初の写真は、滞在した母島の、小笠原諸島最高峰「乳房山」登山途中からの眺めです。あとで詳しく書きます。

 

  20年ぐらい前は、フィルム写真を現像・焼き増ししてもらって、お店で買った お気に入りのアルバムに貼り、アルバムについているカードにイラストや文を書き、その他どこからか切ったパーツも一緒に貼って、一冊の`旅行記アルバム’ を作ったものでしたが、今や、このようにブログなどのSNSっていうんですか?・・・PC上で保存できるのですから、すごい時代になりました!  でも、アナログでアルバムを作った経験が、今 活かされていると、私は感じています

 では、横須賀市久里浜港から出発した順に記していきます

 

 2017年5月8日(月)、一週間のお休みをもらって、小笠原諸島のマスコットキャラクター`おがじろう’ に見送られ、三浦半島を後にしました。おがさわら丸が入港してきたとき、本当に行けるんだという感激に、涙が出ました この日のために、自分や高齢の両親の体調管理に努めてきたので、ほっとしたのです

 なぜ、小笠原へ行くことになったかというと、市の広報に、「新おがさわら丸が横須賀久里浜港に初寄港!市民クルーズ募集」と載ったのを見つけたからです。それまでまったく小笠原諸島など気にも留めていなかったのですが、広報でおがさわら丸の写真を目にして、「これだ」と、直感して急きょ決めてしまったのです。まったく突然の決定でした 出発まで2カ月なかったのです。

 

 

 ですから、ネットで、持ち物を検索しました とある人の旅行記を読んで、持ち物リストを書きだしました。たくさんあるなぁー と、どんだけの荷物になるか愕然としましたが、用意してみるとたいしたことはなく、これらほとんどを持っていきました。ただし、延長コード と 電源タップ は、不要です。新しくなったおがさわら丸には、各寝台にコンセントがあり、ははじま丸でも、フロアで充電できました あと、タオル類も、お宿に豊富に用意されていましたので、持っていきすぎでした。もうちょっと荷物を減らせましたね。

 私が一番重宝したのは、ミスト状化粧水(スプレー式大缶タイプ)でした。船内は乾燥しているし、コットンなしで顔・手足にシュッと使えます 

 母島のお宿の、お良しの寝床で撮影  きれいなタオルは、お宿に用意されている、大判バスタオル

 

 

 

 おがさわら丸内の掲示板。日々、興味深くカクニン

 出発日は波 風があり、全力前進する船は、つかまっていないと立っていられない揺れでしたが、一夜明けると、青い海

見たこともない奇怪な形の島影がいくつも見え、遠くへ来た…!という実感が湧いてきました。

島への物資も運びます トラックも・・・ 

船の軌跡が、海がきれいだから、とっても美しく見えました

 

ここで、当時のメモ帳に記した記録から抜粋

  出発して太平洋を南下していく船の中で  風強し。「外洋は違う」と皆言い合う波。鳥も通わぬ大海原。富士山など、とんでもなく見えない!たまに、でもよく出くわす船が 白波をかぶっているのを見ると、「小笠原丸、私、も あんな中にいるんだぁ~」寝台が下段で良かった・・・ここまでメモしてまだ5時かぁ~・・ヒマッ。・・・海上に、かなり大きな魚がピョンピョンはねて白く光る。・・・横ゆれ多し。

 

 カツオドリに歓迎され、父島が見えてきました。久里浜出港から、21時間で到着!は、そうとう速い航行でした!

 あたりが明るくて、蒸し暑い父島、二見港に接岸!後ろに控える`ははじま丸’ に乗り換えます。

  1000km移動した実感がわく、大航海だった。

 縦揺れアトラクション(?)ははじま丸で、2時間の船旅で、母島の、沖港に着きました

  お宿の人が、プラカードを持って迎えに来てくださっていて、母島に来たーーー!という実感が湧くワク

 疲れていてはいけない、と、すぐにお風呂をいただき、ロビーのテーブルで、まったりとした時間を過ごしました。

心のこもった美味しいお食事をいただき、夕方(6時半ごろ)散歩に出ました・・・

 

そう・・・。母島のお宿は、とっても居心地がよく、すべてに恵まれた時間を過ごさせていただきました。ほんとうに、心がこもった静かなおもてなしを感じました。

帰ってから、お礼の葉書を送りました

 

 

 島のオプショナルツアーで、`ナイトツアー’ というものもあるのですが、そういうのには予約せず(万一体調不良を起こしたら申し訳ないから)、一人でプラプラ・・・

 日没を待って、星空を見ようと思っていたら・・・

 れれれれー・・・??? なんか明るいなぁ????? あそこに街灯でもあるのか?

と思ったら、なぁーんと、ほぼ満月さま が上がってきまして、ポツリポツリと見え始めていた明るい星たちは、それ以上見えなくなりました

海岸では、虫の声がたくさん聞こえ、まるで三浦半島での秋みたい。

 

 愛車サンシャイン号 に付けている明るいライトを持っていったので、迷惑にならないよう、そこら辺を照らしつつ、初めての母島の夜を観察して歩きました。 この写真は、島中に大木で生えている`タマナノキ’ です。大きなまぁるい葉っぱです。大きな丸い実がたくさん落ちていました。南国風~

 母島は、夜でも生き物の気配が満載で、集落の中にいても、世界自然遺産の雰囲気を楽しめました。道の脇や、頭の上に、昆虫・爬虫類・鳥たちの動くのがわかるのです。最初は暗闇が怖かったですが、お良しの歩く一歩一歩に カサコソ逃げる見えない生き物に、いちいち立ち止まってチロッと目を向けました

 

 

 

 2017年5月10日

 内地(この言い方は、私は使ったことがありませんでしたが、島の人たちが使っているので、区別として、私もここで使います)とは、日差しの強さが比べ物にならないっていうので、日焼け止めをしっかり塗りまして、外へGO!

 はじめに行った、鮫ケ崎展望台からの、向島の眺め。母島の南側や、母島列島の島々がよく見えました。壮大な景色でした!!

思わず「うわぁー」と、歓声を上げました。お良し、魂の解放~!!! 

 展望台の下から沖港方向を望む。山には常に霧か雲がかかっていまして、湿度が高いんだか、そうでもないんだか、わからない気候でした。前日に父島に降り立った時のような蒸し暑さは感じられませんでしたが。

 上の写真を撮った防波堤の下を覗くと、赤い魚の群れが!おおーっ!南の島の魚って感じ~

 漁港には、ネムリブカ たちが、固まって休んでいて、足を洗おうと下りて行った私は、直前に気づいてビックリ仰天

 散策は、JAのお店で手に入れた ‘島レモンピール’ とお水を持って、へばらないよう気をつけました。

島レモンピールは、甘酸っぱくて、とても美味しかったです。日持ちするので、お土産としても購入しました。

 これは、タマナノキよりももっと葉っぱが大きい ‘モモタマナの木’ です。葉の裏に、桃のように、ふわふわの毛が密集していて、触ると気持ちいい~ ひゃいひゃい~

 母島には、あちこちにきれいなハイビスカスが咲いています。

 

 お宿で、美味しい手作りお弁当を食べて休憩し、午後から、また海岸へ散策にでかけました

南国の植物がきれいに植えられている、母島の道路。

 働く人もみかけた、母島の暮らしを支える発電所の脇を入り、木漏れ日が美しいタマナ並木を、ザクザク ザッザッと落ち葉を踏みつつ歩くと、

 御幸之浜に下ります。昭和2年に、昭和天皇が行幸されたので、この名が付けられたそう。

右端に、午前中に鮫ケ崎展望台でまぢかに見た、向島が。

 ふたたび林の中へ分け入り、次の浜を目指します。とにかく、母島は勾配がある島なので、浜に下りるには、急こう配で上ったり下ったりする 林道(はやしみち)を歩いて、小さな海岸をめぐるのです。でも、道はちゃんと整備されていて、危ないことはありません。油分を多く含んだ落ち葉が一面なので、靴はちゃんとしたものを履いたほうがいいです。

 御幸之浜展望台から、赤茶色の島々を眺めます。小笠原の地質は、赤くて、ちょっともろそうに見える土です。

 下を見ると、透き通ったきれいな海~

御幸之浜からまた林の中に戻り、お次に行ったのは

 大きな石がほとんどの、南京浜。

石の上では、小さな丸い貝たちが、ちょろちょろ チョロチョロ 動いていました。打ち寄せる波にも負けない吸着力をもつ生き物。

気温が高いので、足を入れた海の水は、気持ちいい温度  (この日の気温は、27度ぐらい)

 

 はぁはぁ ゼイゼイ言いながら道路まで上がってきて、アスファルトでなくコンクリートの都道を、これまた相変わらずの坂道を上がったり下がったり・・・ 

鳥たちや、珍しい植物を見ながら

 旧 母島ヘリポート(跡)

母島でもっとも星がきれいに見えるところ、ということです。

 

 

 この日の最後に尋ねたのが、沖港から近い 石次郎海岸です。

小さな浜ですが、先の二つの浜と違って、砂浜があり、海の色がきれいです ここも、急な階段をずいぶん下りたところにあります。

・・・ということは、帰りは上り階段を、どっこいしょ!です

 私の足も、水の中とは思えないほど・・・。光の模様がきれいです

この日も、宿泊客のだれよりも早く帰り、お風呂に入り、またまたテーブルで温かい飲み物をいただきながらまったりしました。葉書を6枚書きました。

 しゃーわせぇ~(幸せ~)

夜はですねぇ、寝る直前にエアコンでお部屋を冷やさないと、寝付けない蒸し暑さです。

母島は、最低気温が24度ぐらいで、日中は26~27度ぐらいでした。寒くないから、気温のストレスがまったくありません!快適です

でも、汗がとっても出ます! ですから、飲んで食べて!ができないと、バテると思います!! 散策には、水分と、お菓子などをたくさん持っていくべきです。

 

 2017年5月11日

 乳房山登山 向こうに見えているのは、鮫ケ崎展望台で見た、向島です。海がほんとうにきれいですねぇ・・・。

前日に、ガイドさん付きで登った、同宿のご夫婦から、「一人ではきついかも・・・。これまで登山の経験は?」と聞かれ、ちょっと不安になっていたので、だーめそうだったら、無理しないで引き返して来ればいいや~、ぐらいの気持ちで登り始めました。

 亜熱帯を感じる森の中を2.3km登ります。

 大きなシダ植物 オオタニワタリ も、たくさん見られました(中腹以上 上の方)。

 途中に設けられている水場には、ペットボトルのお水を注ぐと、すぐにハハジマメグロたちがやってきて、わいわい喜んでくれます

 中間点からの眺め  きれーい    

 ああ、もうクッタクタ で、1時間30分ほどかかって頂上へ

「えーっ!まだ500mしか来てないのぉ」、「えーっ!中間点って・・・あと1.2kmって、まだ半分も来てないのぉ ずいぶん登ったよー」という具合に、お良しの人生の中では、最長不倒距離に感じた2.3㎞でございました

 はぁー・・・ヒィー・・・ふー・・・へー・・・  という、「は行」での苦しみではなく、

カーッ・・・キィー・・・くーっ・・・ という「か行」での奮闘でした 

・・・「なんだか また広い所へ出そうだけど・・・、どうせ頂上じゃぁないんだろな・・・」とか諦め気分でいたら、頂上でした

あれぇーっ なんだ私、登れたじゃーん と、嬉しくなりました 山登りは、元気だからと最初から飛ばして登ってはイケナイ・・・ということがわかりました。ゆーっくり ゆっくり、一歩一歩です。

 

でも、かすかに見える頂上からの絶景に、達成感もアリ

 ははじま丸も見える、沖港の姿が・・・ 見えたぁー!

すごい高さまで、よく登れたお良しでした  ごくろうー

 帰り道に、小さな小さなカタツムリを見つけ、持っていったルーペで超拡大して観察しました。うすーい貝で、ほそーい縞目が無数にありました。きれいでした。 こんな小さくても、自然の造形は、素晴らしいです。

乳房山登山は、楽しかったです

 

 この夜は、疲れていましたが、島の太鼓の練習を見せてもらうため、栄養豊富な乳飲料 明治の『メイバランス』と、ドリンク剤のユンケルをカーッと飲み、島の人たちから太鼓を教わりました。島の人たちと触れ合え、よそ者なのに、好きな太鼓も叩かせていただき、とっても良い時間でした。たいへん勉強になりました!

 

 

2017年5月12日 

 母島滞在最終日は、ははじま丸が出航するまで、集落内を散策しました。

母が行ってきてほしいと言っていた神社へ参拝したり、漁港で小笠原諸島ならではの貴重な生き物にも出会えました

海岸で、サンゴのかけらを見ました。国立公園内ですし、固有種を守るため、島のものは持ちだせないので、写真だけ。

 町中散策の途中で  鏡の中に入るお良し 海をバックに、母島の風景に溶け込んだ、よい記念写真になりました

 この旅で、お良しが行動した範囲がすべて入っている地図。

乳房山だけは、もっと右上の彼方です

 

 神社巡りをしていたら、ポオーーーーーーーーーーッ!!!!! という大きな汽笛とともに、ははじま丸が、父島よりお迎えにきました!

499tという小さな体で、乳房山山中でも聞こえるほどの おっきな声が出る`ははじま丸’ です。

 

 ははじま丸 進水式(2016年 長崎県で) 「小笠原ブログ」(公式)お船のお好きな方、どうぞご覧ください

 

 前夜の太鼓の先生も港に来ていらして、別れを惜しみつつ・・・

 ザトウクジラ幟や、太鼓の先生による 木を叩く演奏と、ペットボトルのお水で桟橋にクジラとハハジマメグロと「see you」の文字を書くパフォーマンス。そして、若い人が桟橋から海に飛び込むお別れの儀式を涙で見ながらの出港・・・。。。

うえーん。゚(゚´Д`゚)゚。 泣き 泣き 泣き 

 遠ざかっていく母島に、「ありがとうー!ぜえったい、また来まーす

島にいたんだ・・・ということを実感した風景でした。

 

 カツオドリは、いつもお船と一緒

お顔が白くて、面白いカラーリングの鳥です

 父島の海も、美しい ‘ボニンブルー’

 父島 二見港でのみなさんのお見送りも、心のこもったものでした

 どこまでも、おがさわら丸を追いかけてきて見送ってくれる

小笠原自称「日本一のお見送り」です。

 さようなら、小笠原。 ははじま丸も、さようなら、ありがとうございました また会えるかなー

 同船のみなさん大勢と、だれもが無言で一緒に見た、小笠原諸島での最後の夕日。

 お良しの2等寝台  快適 

 美味しいホットケーキを食べました アツアツで、バターも メープル風シロップも、おいちぃーlove love

 おがさわら丸内は、カラフルポップな内装です。

 

 

 お帰りの横須賀久里浜港は、ドシャ降り「お良しさん、無事おかえりぃ~」

 

 余計な力を抜いて、ゆっくり行動すれば、できるんだ!ということを学びました。自分に自信がつきました。

 自分の太鼓も、力を抜いて、楽しくやろう!と思いました。

 小笠原諸島の素晴らしさを目にして、今住んでいる三浦半島のことをもっと見つめなおしてみよう!と思う機会となりました。(日常を忘れに行ったのに、日常を顧みさせてくれた)

 かかりつけの医者いわく、「心が洗われたのよ」なのか、帰宅以来、夜の寝つきが良くなりました。

また、行きたい

 

 

 母の日記帳

「こんなにも わが子が大事か 身にしみる」の句 

留守中に、こんなこと書いて、笑っちゃうよ と言って笑ったら、まじに「なにが可笑しいんだよ」と睨まれた

 

 父島と母島のそれぞれの郵便局から出した葉書。

風景印を押してもらいました

 

 おまけの写真~ でも、一番重要かも~

 

 出発前に、旅の無事をお祈りしていったお地蔵様

 

帰ってきて、その素性を知りまして、ビックリ仰天です

「岩船地蔵」といって、航海安全と水難除けのお地蔵様でした!

無事帰れると、貝の首飾りをかけてお礼するのだそう・・・。お良しも早くそうしなくちゃ!

6月28日になって新たに知ったのですが、写真の通り、お地蔵さまは、船の形の台座に乗っていらっしゃいます

わぁー、素敵です

おじぞうさま、ありがとうございました

 

行くべきして行った、小笠原旅行でした お天気に恵まれ、人々に支えられ、良い旅でした。

今回は、小笠原の歴史である、太平洋戦争の遺構を見ませんでした。高齢の知人に、その点を聞かれ、困りました。母島の宿で読んだ本で、お勉強はしましたが・・・(汗)

 

 今、思い出すのは、この曲の感じそのもの・・・ 山下達郎さん 『RIDE ON TIME』  ユーチューブへ飛ぶ

 

 

  このような旅ができるとは、9年前に患った病のときには想像もできませんでした。ここまで回復し、以前以上に良い日々を送らせてもらえていることを、心から感謝します!

 

 

 東京都小笠原村 母島ブログ  小笠原母島観光協会より、小笠原「母島」の様子を写真つきで毎日お届けしています。とのことです、母島の様子がわかります

 

 

 ★ 2019年2月12日 追記しました ★

 「行ってよかった 大航海!出発・到着編」

 2019年の「小笠原諸島への市民クルーズ」の申し込みが始まるせいか、私のこの稚拙な旅行記がたくさん閲覧されています。責任を感じております (汗)(-_-;) 

 詳しく記述した 横須賀市久里浜港からの出発・小笠原諸島到着編 もありますので、そちらもよろしかったらご参照いただければ幸いです。今年ご出発されるみなさま、どうぞ良い旅をなさってください! 管理人 お良し

 

 

 

 


行ってよかった、大航海!小笠原紀行 <ありがとう、さようなら編>

2017年06月24日 09時51分41秒 | おでかけ旅がらす

 

 2017年5月12日(木)、母島滞在 最終日となりました。

同宿のご夫婦の、ご主人様が、「とうとう この日が来ちゃったネ・・」と、朝食に行くとき玄関で、私にぽつっとおっしゃいました。・・・まったくおっしゃる通りです、あっという間でした・・・。

 

 基本のチェックアウトの時間は決まっているのですが、「ゆっくり、どうぞいいですよ」と、お宿のおねえさんが言ってくださって、お良し、名残惜しい時間をお部屋で過ごす・・・

でも、9時には宿を出て、母島での残り時間を、到着してからの時間と訪れた場所をいとおしむように、集落散策で過ごしました。。。

(大きな荷物は、11時に宿の方が、母島乗り場に届けてくださることになっている。お弁当も頼んだ

 

 どこへ行ったかといいますと・・・

 神社でございます

母島には二つ、神社がありまして、元地集落の南側 石次郎海岸へ行く急坂を上った左側の石段を登ったところにあるのが、こちら

『御嶽神社』さまです。

 下の道路から、けっこう石段を上がり、右へ左へと参道を歩きます。

 木が生い茂っていますので景色は見えませんが、道路沿いに、たしか夕日と一緒に写真が撮れる立派な朝礼台みたいなものが設けられていて、そこから海を見ることができます。一昨日に行った、『鮫ケ崎展望台』が、このように見えまして、うわぁー・・・

 急坂を下って帰ってきた、元地集落。前を向いてこれを撮ってい るお良しの背中側、坂!って感じ わかりますか?

 前浜海岸で、サンゴのかけらを見る。このような物が、たっくさーん落ちています。さすが南国

持って帰ることはできませんので、写真にパチリッ

 

 そのサンゴのかけらがいっぱいの浜の端っこでは、鳥たちが何かをついばんでいました。

 それから、母島乗り場の手前にある急な階段を、またまた、よいしょっ、こーらしょっ と登り、

 『月ケ岡神社』さまへお参りしました。

 境内には‘メグロ’ も多い、と、観光地図に書いてありますが、出会ったのは、メジロみたいですねー。

 

神様に、ブツブツお礼を述べていると、

ぷおーーーーーーーーーーっ!!!

と、ほんとうに大きな、元気いっぱいといった感じの、`ははじま丸’ の入港の汽笛が聞こえてきました、いきなり!

 境内の端に、下が良く見える場所があり、「はい! お良しさん、お迎えに来たでござるよ」とばかりに、ははじま丸が、スイスイスイスイ入ってきて、あっという間に接岸!

(写真 下の方にタラップが見えていますね)

この高い所からは、階段ではなく、坂道で港の北側に下りることができました

 

 

 漁港の建物に、こんな楽しいものがぶら下げてありまして、「どんな人が働いているのかなぁ~」と、会いたくなりました

 一昨日、ネムリブカがいっぱいたむろしていてビックリした港には、小さな魚が泳いでいました。

 漁港を取り囲む道には、こんな、マメ科の植物と思われる種がたくさん落ちていました。三浦半島で見られる「山藤(ヤマフジ)」に似ています。道路に落ちていても発芽の機会がないな・・・と思って、道路のすぐわきの、草木が生えている崖(山)の中へ ポイ しました いーけないんだぁ、いけないんだー 国立公園内で、人間が、こんなよけいなことしちゃイケナイんだぁー お良し、警視庁行き

 

 。。。。。

 

 とある場所にさしかかったとき・・・「ん? なんだろうか???」と思って近づいていくとぉ・・・

 

 っえーーーーー うっそー 生で初めてお目にかかりました!

太陽にキラキラ輝く ウミガメちゃんー love 

このウミガメちゃんは、甲羅に海藻をしょってます この大きさで、何年ぐらい生きているのでしょう?

 

 私が顔を出したら、ちゃんと見えていて、近寄ってきて目が合って、頭を上げて、口を開けて「プッハ!」とか言うんですよ~

かわいいの なんのって 会えて嬉しいよぉー 神社の神様、最後にまた素晴らしい出会いをありがとうございました。

 

 

 三叉路で自撮り!

(鏡の中を注目)きれいな海も見えています。

 その三叉路は、この写真(沖港)の左端にあります。

奥の浜は、サンゴのかけらがたくさんの`前浜’ です。

 

 まだ時間があったので、月ヶ岡神社の隣にある「清見ヶ岡鍾乳洞」の方へ行ってみました。清見ヶ岡鍾乳洞は、観光協会の許可がなければ中を見られないようです。お良しはそんなことも知らずに、入り口だけ見学。

 ちゃんと神様が祀られています。

 鍾乳洞のまわりの林の中には、以前の、どれくらい以前なのかわかりませんが、人々の暮らしの跡の、古そうな石垣がありました。

これは、`カルスト石’ というもので造ってあるようです。

とにかく、小笠原諸島は、戦況が厳しくなってきた昭和19年、住民全員の本土への強制疎開が行われ、49年前に日本に返還されるまで、失われた時間が過ぎたのです。硫黄島には、まだ誰も帰ることができません。

(私は、宿の本棚で小笠原諸島の記録本を見つけ、熟読しました 信州松本のお殿様、小笠原貞頼が発見したので、小笠原と名付けられたと知り 戦前の島の暮らしの写真もたくさん見ることができました。とても平和そうな、独自の文化生活を感じました)

 

 前夜の太鼓の練習でたまたま知り合った女性にお願いして、記念に撮ってもらいました

お良し、トレードマークの`首てぬぐい’ が おしゃれでしょ(?)

 

 

 12:30、母島のみなさんに見送られて、とうとう 母島を後にする・・・

鯉のぼりではなく、`ザトウクジラのぼり’  

 

 

なんといっても感動したのが、 ペットボトルのお水で描いてくださった、ザトウクジラ と ハハジマメグロの絵と、See You の文字。お良し、もう大泣き 心を込めて描いてくださったのは、母島観光協会の方でもある、昨夜の太鼓の先生!

 どうもありがとうございましたー エ~ン 「ぜぇったい、また来ますー

 

 白い防波堤燈台が遠ざかっていく・・・

ははじま丸、速く走り過ぎー

 

 頭の中に、この曲が流れてきました・・・

NHKテレビ放送中 『新日本風土記』テーマ 「あはがり」 ユーチューブへ飛ぶ

 

 

 母島。 崩れている。 上の方に高い山が(この写真ではなく)。 昨日行った、「乳房山」かなぁ・・・とか、しみじみ懐かしむ。

 

 遠ざかる母島。だんだんと薄らいでいく島影。

あそこにいたんだ・・・、と、自分がすごいところに居たんだと思う。

 

 

 ひとしきり物思いにふけったら、おなかが空いて、パンをかじる。

あ、まだ母島が見えていますね。早々と食べたんだっけ 悲しくて やけ食い???

 

 

カツオドリがお見送り・・・。

 

父島との間、けっこう沖まで、漁船が漁に出ていまして、驚きました。母島から20kmは沖です。

 

「ありがとう、母島。ありがとうございました、母島のみなさん・・・。」!!!!!


 

 

 3泊4日という短い間でしたが、母島での日々は自分なりに凝縮されていたので、寂しく、未練がまだありました。でも、

「なんだか、今 住んでいる所をもっと見直してみよう」という気持ちが湧き、「さぁ、帰ろう」という、背筋をしゃんとする気分でもありました。これまでと、これからの生活を見つめ直す機会となった旅でした。

 

 2時間ほどで父島の二見港に到着。

父島は街!でしたよー 信号がある大通りがあり、車もそこそこ走っている

生協などのお店屋さん、さすが資生堂!の販売契約店の看板がある薬局 。島の人の手作りのお土産屋さん、なんとcafeのようなテラスのある飲食店  

(写真 奥に、おがさわら丸が、デーンと見えています)

 

 なんと 横須賀にもある、『ペリー記念碑』(アメリカ合衆国 ペリー提督上陸記念碑)が父島にもあることをはっけん

「えーっ!クジラを追って、ペリーさん、ここにも来てたんだー」と、なんだかどこまで行っても横須賀から離れられない・・・

 

 父島の子供たち。

郵便局へ葉書を出しに行ったので、その真向かいに合ったバス停に下校途中のにぎやかな子供たちを発見!

港まで戻ってきて、ボニンブルーの海にまた感動。

 母島では、おもに浅いところを見ていたので・・・、大型船舶が停まれる岸壁は、たぶん水深がある。だから、より深い青色に見えるのでしょうか?

 おがさわら丸と と 二見港。 尖山は、「旭山267m」???

父島には、約2時間しかいられませんでした。おがさわら丸は、15:30に、東京港へ向け出港します。

 

 乗船すると、みなさんがお見送りをしてくださいます。小笠原太鼓 お良し、知ってるフレーズがあったよ 2004年に、東京で太鼓のお教室に参加したとき習った叩き方が、ここで出てきたのに気づきました。ららららー

 

 ばぁーん ばぁーん ばん ばん ばぁーん

というどらの音。小笠原民謡のBJMが聞こえ、ぷぉーーーーーーーー!!!!! という出港の合図の汽笛。

 

 いよいよ、おがさわら丸の船体が、父島の岸壁から離れていく・・・。

 

 お良しのまわり(デッキ)では、おもに若者たちが、島に残る知り合いの人に大声でいろいろなことを叫んでいました  

下からは、「また来てねー」の声。

 

 はい、これが自称「にっぽん一のお見送り」風景です。

事前の知識では、漁船団が並走してくれるのだとばっかり思っていましたが、父島のお宿とかの、クルーズ船が、たくさん たーくさん、おがさわら丸をどこまでも追っかけてきてくれて、お見送りしてくれます!ホント、感激します

「また来まーす!」と、思わず言っちゃう・・・と書いてあったのがわかります。

最後は、海に飛び込んで、気持ちを伝えてくれます。温かいお見送り、ほんとうにありがとう!

 

 

 午後6時過ぎ、最上階で落日を見ました。

同じ船に乗り合わせた、多くの乗客とともに、みなさん黙って、静かに、この小笠原の旅 最後の太陽を見送ります。

 

 

 あ・・ああ・・・ぁ・・ さようなら…

 

 おがさわら丸も、ピンクに染まります。

 

 ああー、おなかすいたえー。 夕飯夕飯 母島のお宿で作ってもらったお弁当 いっただっきまぁーすっ おいちー

 

 この晩は、ほっとしたのか、熟睡 おがさわら丸の、グゥーッ というエンジン音が子守歌・・・。

 

    翌朝は、予報通りの 大雨!

久里浜港で降りた方が早く帰れる、という人が多く、豪雨の中、大勢が下船しました。

京浜急行バスが臨時増発便を何台も用意してくださり、おがさわら丸に横付けで、京急久里浜駅までサクサクと移動。

 

でっもー。お良しは、雨の中、傘をさして、東京湾フェリーターミナルまで歩き、そこからバスに乗りました。

 おがさわら丸は、雨中でこんな状況

最後に試練が待っていた・・・という悲壮なキブンでしたよー

 

 東京湾フェリーとともに。

さようなら、おがさわら丸 ほんとうに どうもありがとう。ごくろうさま。

 

 バスの中から、スタコラと久里浜港から出ていくおがさわら丸の後ろ姿が、雨にけぶって見えました。エントツから黒い煙を吐いて、豪雨の中を東京港へ向かってさよならしていきました・・・。また、乗れるかな・・・?

(久里浜港下船に時間がかかったから、急ぎ足で竹芝桟橋へ向かう必要があったのでしょう。なんたってお客さんは、そこからさらに各地へ決まった列車などで帰る予定があるのですから)

 

 車窓から見る、横須賀の街は、なぜか小笠原が幻だったように、その(横須賀の)姿を懐かしく見せてくれているようでした。

 

見慣れた京浜急行の電車に迎えに来てもらって、なんだってこんな雨降りなの という状況の中、やっとこさ家にたどり着きました・・・ あ、駅近かのお地蔵様に、「無事帰ってこられました、感謝します」と、ご挨拶しましたよ 傘をちょいっと上げて。

 

 

 ものすごい雨ふりがわかっていたので、お良し人形も、ぐるぐる巻きのビニール袋入り状態で帰宅

「ミイラみたいじゃん!」と、主人。

主人も両親も、よかったよかった・・・ と、無事帰還を喜んでくれました。

 

 

 最初の回で書いたこと  駅近かのお地蔵さまの正体が、帰宅してから判明しました。

 

「岩船地蔵」さまといって、航海安全 と 水難除けのお地蔵様でした

ときどき願掛けに、信者が首を持っていくが(たしかに首が取れていた。が、今はセメントで固定してある)、満願すると戻される。首の貝飾りは、お礼の奉納。

ということですが、何気に拝んでいったお地蔵さまが、まさに航海の神様だったとは・・・ どんぴしゃり わぁー。

やっぱり、私はこの旅に、行くべきして行ったのではないでしょうか?

 無事帰宅のお礼に、貝で作った首飾りをかけてあげなくてはいけない・・・と思っていて、まだ実行していないお良しです 早くしなくちゃー

 

 5月いっぱいは、まだ船に揺られているような感覚がありました。

 

  何不自由ない、恵まれた日々でした、みなさんに心から感謝です  

   (・・・というか、船だから、島だから、と、気負いすぎたのが そもそも考え違いでした すみません・・・。 )

 

  余分な力を抜いて、ゆっくりやれば、できるんだ。もしできなくても、諦めることはない、必ず他の道がひらける、ということを学んだ。ご飯がちゃんと食べられる胃腸の状態で、汗も出やすいカラダになっていることが大事だと思いました。(体調管理

 

  小笠原諸島は、素晴らしいところです。

 

 みなさん、お元気で どうもありがとうございました。

 

 この世に生まれて、ほんとうに良かった

 

 最後までお読みくださり、ありがとうございました。この旅日記は、6月いっぱいで非公開記事とします。総集編を

します。                   2017年6月24日 管理人 お良し 

 

 


行ってよかった、大航海!小笠原紀行 <母島の夜>

2017年06月19日 19時56分16秒 | おでかけ旅がらす

 こんばんわです

 

今回は、魅力的だった、母島の夜 を書き留めたいと思います。

 

 到着した晩、6時からの夕食を食べ終えて、お宿から歩いて2~3分だった海岸へ散策に出かけました・・・

この連載の最初の回で書きましたが、夕闇が迫るにつれ、空にはポツン、ポツンと、一つづつ、見える星が増えていきました。

そうしたら、ほぼ満月 が上がってきて、星はかき消えたんだっけ・・・。

 

ザザン ザザン・・・ という、小刻みな寄せる波の音しか聞こえません。 ときどき、軽トラックが通ります。

あ、メモを見返したら、「虫の声が大合唱!」って書いてあります。頭では忘れましたが、そういえば秋の虫みたいに鳴いていましたっけ。蛾も飛んでた

 

 ふと・・・、海岸の、トイレ・シャワー付きお休み処に、手に手にレジ袋を提げた人たちが集まってきました。

「なんか顔見知りみたいだな・・・島の人かな?」 と見ていると、持ち寄ったお料理と缶ビールを囲んで、にぎやかに乾杯 静かな入り江に、和やかな時間が流れます。

「いいなぁ~」 お酒が飲めれば、お良しも混ざりたい・・・

 

そのあと、持っていた自転車用の超明るいライトを駆使して辺りの木々の写真を撮りつつ帰宿

海岸には、ウミガメのお母さんが産卵に上陸することもあるので、ライトで照らしてはイケナイのです。これは、来るときの`おがさわら丸’ の船内で、小笠原レンジャーのお姉さんから、みなさんお達しされた 重要事項です

 

 部屋に戻って、前日の久里浜港出発の折、東京湾フェリー待合所で買っておいた『アサヒ ドライゼロ』(ノンアルコールビール)をクイクイやりながら、ヨコスカお留守番の主人に`無事到着’ のメールを。このあとは、帰りのおがさわら丸下船まで、連絡を絶った`悪妻’ でごわす

 母島一日目の晩は、これでおやすみなさい

 

 翌、5月10日、母島2日目。

海散歩をして、汗びっしょりの私。夜、涼みにでかけると・・・

宿から山の方向に歩き出し、真っ暗闇にライトを向けて見ていると、行き止まりのような道の奥の崖?に、何か立っているのが目に入りました。

「あれ?・・・お地蔵様?」

母から、神社があったらお賽銭を上げてきて!と、5円玉を一つ預かってきている私。

暗闇を進んでいくと、ぼぉーっと、小さな白いお地蔵さまがそこにいらっしゃいました。

このとき、ライトをつけずに近づいていきました。

母島に、お地蔵さまがあるんだー と、目をつぶって手を合わせてご挨拶。

それから目を開ける・・・。目を開けた瞬間 暗くてよく見えていなかったお地蔵さまが、ハッキリと、お良しの目の前に、楚々とした上品な美しさで立っておられました。

「わぁー・・・お地蔵様、私を受け入れてくださった・・・」

と、感無量。 たぶん、暗さに目が慣れて、よく見えるようになったのだと思いますが、目をつぶって開いたら、白いお身体がはっきり というのは、神がかっていましたよ

「明日、あらためて参ります。」と、その晩はそのまま 後にする。

( 私は、よくよく、神様とか魂とかいう話を登場させていますが、とくに信仰している宗教はなく、親が手を合わせる姿を見て、幼少期より、そのような気持ちになっているだけです 神仏両方、柳田国男の『遠野物語』のように、路傍の草や石にも神様が宿っている・・・と感じる日本人になっています )

 

 宿の裏から役場のあるメインストリートに出て、集落の中へ奥深く入っていき、ロース記念館を夜陰に見る。明日来よう、と下見気分。夜来る人も私ぐらいでしょう

 小学校の前まで戻ってくると、つがいなのか、2羽の鳥が、小学校の2階バルコニーの上と、お良しの目の前、橋の欄干に、チャーッと来て、

「きょっきょっきょっきょ!」「ケッケッケッケ!」と、鳴きかわし始めまして、またもやビックリ仰天 しばらくそんな感じで、私は体を固くして、じっとして聴いていました。

 

 そのあとは次々に生き物の気配が満載 歩くごとに、道の傍で 「カサコソッ」、「パタパタ・・・」という音。

そのたびにお良し、飛びのくありさま・・・ なんだろうねぇ・・・ なにか「いる」のですよ。鳥、そして虫か、トカゲか??? 

 とにかく、母島の夜は、道の端っこを歩かない方がいい、ということを学びました

 

 海岸線に出て、ぐるっと回って帰りました。雨が降っていないようなので、川に水がありません。橋を渡るとき、何かが ものすごく慌てて、カサカサカサッ と欄干の下を走って隠れました!

「ぎゃあー なんだ なんだ なんだぁー  こっわー

となりのトトロ にでてくる、まっくろクロすけ出ておいでー みたいな姿だった・・・ たぶん、でっかいクモだと思います クモもビックリしたでしょうけど、お良しもビックリ仰天 歩いてじゅっぷん!だったよー 脅かさないでよ~ ただでさえ怖いんだからぁ。

 お地蔵さまには、翌朝、乳房山登山に出発する前に、母の5円玉と自分の10円玉をあげて、お参りしました。帰る日の朝も、旅のお礼をしました

 

 5月11日、乳房山登山に行ってきた。 

夕飯後、午後7時から という、母島の太鼓の練習を見に行きました

お宿のおねえさんも参加しているという太鼓。お良しは、小笠原に行く前に、お宿に葉書を送っていました。そこに、自転車と太鼓が好き と書いておいたので、お宿のおねえさんが誘ってくださったのです。どうもありがとうございます。

その太鼓の練習の風景は、お良しの祭囃子人生に、大きな転機を与えてくれました。

なんという、むだな力が入っていない太鼓。 なんという、楽しそうなみなさんの叩き方。 なんという、目上の人を敬うみなさんの心。

私は、昼間の、乳房山登山で学んだ、「ゆっくりと確実に動けば、できるのだ」ということを、再認識させられました。今年の祭囃子は、もっと力を抜いて、楽しくやろう と思い、楽しみになりました

母島の叩き手の方が、「内地の太鼓と全然違うから。」とおっしゃっていましたが、たしかに祭囃子とは違いますが、基本になるリズムの叩き方(地打ち)は、お良しの町の基本の叩き方の調子と同じでした。やっぱり、お良しの地域の長老たちが言っていた、「太鼓は母親のおなかの中のリズム」ということがハッキリとわかりました。共通なのは、みんな、おかあさんのおなかの中にいた、という記憶ですね、やっぱり。

 91歳の、太鼓のみなさんから「長老」と呼ばれていた方の太鼓、`最終的に行きつくところ ’・・・という感じでした。素晴らしい。若い人たちにやって見せ、それをみなさん真剣に聞いている。 お良しも、いつか、自然にそうありたい。

 練習中の写真は公開したくないので、翌日、練習場だった所に置いてある太鼓を ご紹介。お良しにも、手取り教えてくださって、叩かせてくださいました 二人が組になって叩きます。(地打ち と 流れ打ち?っていうのかな???)

お良しの叩きに、ありがたいアドバイスをいただきました。

 

  母島の太鼓は、父島にある『小笠原太鼓』とはちょっと違うということです。でも、小笠原諸島の太鼓は、八丈島から伝わったそうで、年に一度、母島では、八丈太鼓さんと一緒に叩く機会があるそうです。

 

 

 

 乳房山登山で疲れていた体に鞭打って参加したので、さらに疲れが襲ってきて、ふらふらになりながらの帰り道、きれいな花にはとっつかまってしまう お良しで、写真をパチリッ! (ライトをあてて、花びらたくさんの、これもハイビスカスの一種かな?)

 ベッドにばったり・・・ で、 なさい・・・ぐぅー 

 

 ホント、朝から晩まで、内容の濃い旅です

 


横須賀市 野比海岸へ 2017

2017年06月15日 20時03分49秒 | おでかけ旅がらす・三浦半島編

 

★★★ 2020年4月 ブログ管理人からのお願い ★★★

 このところ、当ブログの 三浦半島関連の記事へのアクセスが急増しております。

 

特に閲覧が多い記事には、文頭にこのようにお願いの言葉を追記しました。それをお読みいただきたいので、ゴールデンウィーク直前まではそのままにしておきますけれども、アクセス数と読まれている記事の傾向を判断して「三浦半島通信」と「おでかけ旅がらす三浦半島編」カテゴリー記事を、まことに非常にとっても残念ですが、すべて非公開とする処理をします。 

 

 また、連載中の三浦半島関連の投稿も、断腸の思いで 本日より休止します。

 

 

新型コロナウィルス肺炎による、みなさまへの未曾有の不幸を阻止するため、現地にお出でいただくことはご遠慮ねがいます。心より御願い申し上げます

 

 当ブログをご覧いただき、また 地元のみなさまも含めて、三浦半島にご興味を持っていただき、感謝しております。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 こんにちは~

お良しの予想通りに、6月7日に、三浦半島では梅雨入りいたしました。

でも、しっかりと雨が降ったのは、今日15日現在で、わずか2日ほどで、今朝、のっぴきならない情報をラジオで耳にしたのですが・・・

三浦市在住の男性からの投稿「三浦では雨が少なくて、特産の 三浦スイカ や カボチャの生育が思わしくない

ちょっと、ちょっと、ちょっと待ってよー っえぇえー お良しがこの世で2番目に好きな食べ物であるさまが、生りが悪いってぇー  あらマッチャン、でべそが宙返りぃ~  スイマセン お良しの、小学生の頃からの、驚いた時の変な言葉づかいでごわす

 今年はスイカが高価になっちゃうかもー 困ったなぁ・・・三浦スイカは、でっかくて甘い、食べると、スーッと涼しくなる、天然のクーラーです

 

 はいはい、話を進めますデス

京急線の「京急長沢」駅をおりて、海方向へ歩いて15分弱。北下浦行政センター前の横断歩道を渡ると、北下浦海岸に下りられます。昭和40年代まで、ここは白砂青松の、風光明媚な海岸でしたが、マツクイムシに食害されて、国道134号線の横、すぐ下に海岸の砂浜・・・という感じになっていました。その後、海岸が公園のように整備され、散歩やジョギングのみなさん、楽器練習中の人や、ボール遊びの子供たちの姿が楽しそうな海岸となっています。

 南の方向、三浦海岸(金田湾)を望むところからカメラを振ってみます

 東京電力 横須賀発電所 の3本のエントツ。昭和33年に、これが建設されたがゆえに、潮の流れが変わって、野比海岸では砂の流出が進んでしまいました。お良しが西浦賀から引っ越してきたばかりのころは、野比海岸では、きれいな小砂利の浜に、大小の美しい貝殻が打ち上げられている風景でした。今は、砂の流出防止に、テトラポットがたくさん並べられた風景になっています。

 発電所に文句を言っているようで、ごめんなさい 発電所ができる前後は生まれていないので、どんな「岬」の風景だったのか知りません。

 

 でも、若山牧水ら、文化人が住み、野比川で釣りをしている写真などを、海岸線にある「長岡半太郎記念館」で見ることができます。

長岡半太郎記念館  横須賀市のHPから

現在は護岸工事がなされてる野比川が、上流では意外な渓流だった姿を目にすると、「ああ、こんな時に来てみたかったものだ・・・。」と、びっくりします。

 

 若山牧水の碑・夫婦碑  横須賀市観光情報ページ 「ここはヨコスカ」へ飛ぶ

 

 行政センター前では、畑のトウモロコシが、これくらいに育っていました(2017年6月10日撮影)

 

愛車  サンシャイン号を護岸に停め、海岸に下りて三浦海岸方向を見る

 

 比べちゃイケナイけど、貝が細かく砕けた砂浜の小笠原諸島と違って、三浦半島は砂が岩石オープン (わかる人にはわかるギャグ)さぶっ

水はまだ冷たくて、本当に さぶっ!

 

 右奥に、三浦海岸の大規模ホテルと、マンション群

 

 足元を見ると、おもしろいクラゲちゃんが打ちあがっていました。シマシマ模様。サングラスと比べても、小さなもの。でも、うかつに触ってはイケマセンな

 

 横須賀発電所(久里浜)の方向

 

 砂浜にも、巨大テトラポットが並べられていた!!

そんなにも、海岸が侵食されやすいんだなー 以前とは景色がずいぶん変わってしまいました

 

 対岸の、房総半島の鋸山(のこぎりやま)も、テトラポットの間から・・・。

 

 お良しが海から上がったら、若い人が2人、釣りに来ました。

 

 サンシャイン号で走り出し、野比川に架かる橋を渡ろうとしたら・・・

橋からは、かならず下の川面を覗いてしまうクセのあるお良しが目にしたものは・・・

 あっれぇー?なんじゃらほい???

 

 サングラス越しに見るとよくわかる。お魚ちゃんが いっぱいいるじゃーん 

細長い、20センチ以上はある魚ばかりだと思って見ていたら・・・

 やややー あれは、フグちゃんではないですかねー と、見ているうちに、

 

 あっというまに、フグだらけになってしまいまして、仰天

通りかかったオジサンの話によると、「すぐ上に段差があるでしょ。先には行けないから、いつもここに集まっているんだよ。

引き潮気味で、水量が少ないから、お水が温まって、居心地がいいんだね、きっと。エサもいるんでしょう。

 

 反対側の海方向の下を覗くと、こちらには大きめの魚群!

 

 その場でグルグル、下流と上流を行ったり来たり、と活動的。食べられる魚なのかなー?「ぼら」かな?

さっきの釣りのお兄さんたち、ここで釣れば入れ食いだよ

 生き物を見ていると飽きないネ

 

 橋を渡ってすぐ、前方に人がたくさんいる・・・、自転車は押して歩き過ぎよう。

と、通りかかったら、職場によく来てくださる、T町のY町内会長のTさんがいきなり登場

「こら!どこ行くんだよ!回覧板見てねぇんだろ!水仙(の球根を)植えてんだよ。参加すれば後で抽選会して、1等はテレビが当たんだよ。あんた、北下浦の人間じゃないんかい?

と、みんなの前でからかわれ、笑われてしまった

 北下浦 水仙の会 のみなさんと、町内会役員、有志のみなさんが、雑草を採り、左に見えているヤシの木の古い葉を片付け、この土地に合っている`水仙’ の球根を海岸に植え付けます。あの発電所のこっち側から、ずーーーっと、咲くんですよ~

ほかに、小学校のまわりとか、いろいろな場所に水仙の花を咲かせてくれています。野比海岸は、「水仙ロード」と呼ばれ、毎年1月から3月ごろまでが見頃で、水仙ウォーク という歩け歩けイベントも行われます。ゴールではワカメ汁などがふるまわれます

 

 その先のトイレ横から、野比海岸道路に出ました。

 へっへっへー 三浦半島一周サイクル マイルストーン「北下浦海岸通り、水仙」の前で パチリッ!

カメラを乗せる台が用意されていて、自撮りがデキマス

・・・あ、お良し、足が短ーっ 

 

 

 そこからすぐの横断歩道を渡り、野比駅方面へIN  海岸を後にしました。

北下浦海岸の海岸線と並行に旧道が走っているのですが、そこへ入る・・・というか、旧道からチラッと見える海の青い景色が、開けた景色を切り取ったように絵画的に見えて、どこもきれいで、お良しのお気に入りの風景なのです

 

 横須賀の中心部の、整備された観光地もいいですが、三浦半島に暮らす人々の息吹が感じられる、素朴な野比海岸も、おススメです。

もちろん、海岸を汚さないでほしいです・・・。

 この写真を撮っていて、頻繁に、お良しのようなサイクリストも通りました。どちらから走ってこられたのかなぁー

三浦半島へようこそ、楽しんでほしいなぁ

 

 まいど、おまけの写真

 お良し宅、ベランダにあるシャコバサボテンの鉢から生えてきた、名のありそうな草。濃い紫色のちっちゃな実がなります💜

 テントウムシちゃんが お休み中 

 

夏至が近づいて、日の出が早くなっているので、そうですえぇ・・・午前4時過ぎ頃なのでしょうか、

「ホォー・・ホケキョッ! ホォー・・ホケキョッ!」という声が、

ねぼけた 私の耳に、遠くからかすかに、でも確信的に聞こえてきます。

つぎに起きるのが`キジバト’ らしく、「ボーボー ホッホー、ボーボー ホッホー」と、こちらは近くの電線から大きく聞こえ、また目が覚めます。わたしも、寝が浅くなっているような、梅雨の早朝です

 

 

 


行ってよかった、大航海!小笠原紀行 <母島探検 山編>

2017年06月13日 18時20分55秒 | おでかけ旅がらす

 あたーらしい 朝が来た 希望のあーさーだ

喜ーびに 胸をひーらけ 大空あーおーげー

 

 おはようございます。母島3日目がやってきました!今日も晴れそうです

朝食が朝7時からなので、私は毎朝6:30に起きました  

 山行きの朝は、濃いバナナセーキが添えられていて、これこそ今日のエネルギーチャージだ   と喜びに満ちて、美味しい朝食を完食。

 

 表に出ると、道のあっちこっちにカエルちゃんがぺったんこになっていました けっこう大きなカエルです。ネズミも死んでいたりして、夜中にいかにたくさんの生き物たちが跋扈しているか・・・です。

 

 

 ちょっとここで、前回書いた、「母島の鳥たちはカメラの前にチャーッと寄ってくる」という写真が新たに見つかったのでします。

しゃがんでハイビスカスの花を撮影していたら、目の前にいきなり登場してきました

この鳥、最近「三浦半島の記事」で載せた、`イソヒヨドリ’ に激似!ですねぇ・・・。八丈島には生息しているそうですから、イソヒヨドリかもしれませんね。間違っていたら、小笠原のみなさまゴメンナサイ

 お宿の玄関には、このような小笠原の植物も展示してありました。ほんとに葉っぱから芽が出ています!

 今さかんに噴火活動中の「西之島」から流れ着いたという溶岩も!! 硬かったです

 

 朝食後、お部屋で身支度。顔・手足・首などにしっかりと日焼け止めを塗る。メガネには曇り止めを(サングラスに施さなかったのが失敗した)。前日の海行きとは違って、わりと厚手の長ズボンをはき、給水速乾半袖の上にはUVカット素材の長袖を着ます。虫に刺されたらイケナイので。

 朝の連続テレビドラマはちゃんと見たので、午前8時半過ぎにしゅっぱーつ 500mlの水と、同じくスポーツ飲料、おなかの中で膨らむカロリーバー3個、お宿で作っていただいたおにぎり3個などの食料。カメラに双眼鏡にルーペなどの観察用具。

 

 おーし ゆくぜ ・・・と、どんどこ どんどこ上がり始めたら、その急峻な山道に、すぐにバテまして、ゼイゼイ ハアハア (*´Д`) 汗がドーっと吹き出し、お水をがぶがぶ・・・心臓ドキドキ

「あぁ、これはいかん。ゆっくり上らなくちゃいけないんだわ。そういえば、以前、職場の山好きな女性が、ものすごくゆっくりお寺の200段ぐらいの階段をのぼっていたなぁ・・・」と、思い出し、小股で、段差の低いところを選んで歩いてみました。

 続ける前に、上の写真を解説します。

乳房山(ちぶさやま)登山道入り口。登山口は2か所あって、こちらから時計回りに登って下りると、比較的楽なのだそう。

左にある木箱は、小笠原国立公園を守るための、足の裏や服の表面をきれいにする道具が入れてあります。登山前後に、敷いてある青いすのこだわしの上で、ゴシゴシするのです。

 

 いざ!しゅっぱぁーつ!! と思った瞬間、すぐかたつむりを見つけました。「あぁ、ここでもう会えたから、頂上まで行けなくてもいいな。」とか思っちゃいました。

 

 母島は、とにかく、集落からすぐに急こう配で上っていくので、たいへんです

これはリュウゼツランでしょうか??? 登山口からまもなく両側がこんな感じで、圧倒されました。

 海の近くは、`林’ という感じでしたが、乳房山登山は、`森’ でした!

 こういうのって、取り囲まれると、怖い感じです 妖怪伝説っていうのがありますが、月夜の夜陰にこれを見たら、ほんと、`お化け’ に見えちゃうと思います       とにかく、植物の背が高い!

 誰もいないひとりぼっち・・・体中がビリビリ緊張状態でしたよ~ 息を止めちゃいけない!と、落ち着いて歩を進めます。

 木の表面も、三浦半島では見たことがないもの。でも、とってもきれい。

登っていると、道の脇の草の下で、カサカサッ カサカサッ と、一歩歩くごとに、なにか生き物たちが逃げる音が聞こえて、ドキドキします(標高が上がると、聞こえなくなった)>

 2か所、このような大穴がありました。火山性の土壌ですので、お水が入って崩れ気味なのか・・・???

これは、人間が作った、超大穴なのですが、何だと思いますか?

ひっどいことするなぁ とムッとしたお良し。そのわけは・・・

 コンニャロ コンニャロ

 

あ、マルハチ という木は、写真の真ん中に写っていますが、表面の模様が、〇にハ と書いてあるように見えるからですって、ほんとにそう見える、きれいな木です。

 汗びっしょりで登っていくと、開けた場所に出ました。

ときどき「登山口から何メートル、頂上まで何キロ」とかいう案内板が立っているのですが、私、この時ほど、頂上までの2.3kmっていうのが長かったことは過去にありませんでした 

 ときどき家で、海岸を5kmウォーキングしていて、海岸だから折り返し地点の2.5kmの場所が見えているのですよ。それを思い出すと、2.3kmという頂上は、たいしたことない( ^ω^)・・・と甘く考えていたのです。

なのに・・・「えーっ!まだ300mしか来てないのぉ」とか、「えええーっまぁーだ中間点なのぉ あと1.2kmって・・・だいぶ来たよぉ・・・これでまだ半分~ かんべんしてよ」 の連続攻撃

 途中の開けた場所からの眺め。前日に、海岸地帯から見た‘向島’ が小さく見えていました。  

もう、お水飲みっぱなし!汗ふきっぱなし!目に、日焼け止め入りの汗が入って、痛い痛い痛いー!!!!!

サングラスが曇り、前が見えないぃー!!!!! 曇り止め対策をしたメガネのほうのレンズはクリアで、その威力に助けられました。

体感気温はそんなに高くないのに、汗びっしょり 

 たしかに湿度は高いのか、菌類がそこらじゅうに・・・

 3cmぐらいの可愛いキノコ。

 まだ中間点に達しない所に、まるで巨人のようなガジュマルの木?に囲まれた広場がありました。

そこにはこのようなお茶碗が伏せてあったので、「ハハジマメグロの水場かな?・・・それにしてはちょっと・・・?違うかも・・・。でもいいや。」と、持っていた自分の水を分けてあげることにしました。

 ここは、全体写真を撮らなかったのが不思議なのですが、ちょっと圧倒されてしまう景色で、何メートルぐらいあったのだろう??? とにかく巨大な枝ぶりの木で囲まれた・・・それはあたかも神様が私のまわりに立っているような、畏敬の念がうわぁーっと押し寄せてくるような、薄暗い、不思議空間でした。

 

 そこを抜けるには、このように巨木神様の足元を通らなくてはなりません。

「神様、通していただきます、すみません・・・。」

 数メートル続く・・・・・・・・・・

 そこを脱けると、ご褒美処が現れます

母島にしか生息していない、目のまわりが黒い`ハハジマメグロ’ の水場です。母島の、自然を守っている人たちが用意してくださっているのだと思いますが、お水が入った2リットルのペットボトルが何本も置いてあり、左上に写っている`お皿’ に水が入っていない場合は、登山者が入れてあげる!ということになっているのです。で、私も、そうしました。だって、このとき小笠原諸島は渇水状態で、お皿の中には枯葉とほこりしか入っていなかったのです。

お水を注ぐと、これまでの経験上、お良し宅まわりでも、バケツの水を替えただけで、すぐ後ろにスズメやネコが寄ってくるので、このときも「お良しのことを見てて、すぐ来るな」と感じ、「ほらよ!」とか言いながら、その場をちょっと離れました。

すると・・・

 3mぐらいしか離れていないんですよ!メジロではなく、目のまわりが黒い`ハハジマメグロ’ ちゃんが、次々にcome come everybody!!!!!  大きさは、メジロより一回り大きいぐらいです。やさしいきれいな声で鳴いていました。

 水浴び~ 嬉しそう~ かわゆい~

あとで聞いた話によると、鳥は水浴びして羽根を洗わないと、ダニがついて死んじゃうんですって。

そして、入れ代わり立ち代わりメグロたちが来ていましたが、家族でないと、一緒にここに下りないんですって。他の家族は、上の方で順番待ちしているんだそうです。たしかに、お良しのまわりは、お水を入れてから、急ににぎやかな雰囲気の森になりました。

 

 この メグロの水場 を過ぎてから中間地点にたどり着き、しばらく休憩

 アップで撮ってみました。双眼鏡で、しばらく見とれる景色でした

 またまた延々と続くように感じられる、このような登山道を、もう、引き返すことなど考えもせず、ひたすら、「コンニャロメー」などと、意味なく頑張りながら一歩一歩登り続けました・・・

道はちゃんとしているので、危なくなく、歩きやすかったです。

 かの有名な「オオタニワタリ」というシダ植物。

むかし聞いた話では、胞子を放出して、どんどん谷の奥の方へ進出していくので、谷を渡る という意味でこういう名とか・・・。

ここからはホントの話 中心に枯れ葉がたまっていますでしょ?これを肥料にして成長し、上へ伸びて、下は腐葉土となり、ほかの着生植物が生育していくそうです。この株は、木の表面に根を下ろしています。暖かい地方では、こういう性質だそうです。

 

 お良し人形も、雨水のように、中心に落っこちましたぁー

(こんな写真を公開して、国立公園レンジャーさんに怒られるかなぁ)

 苔~コッコッコー  柔らかそうに見えますが、触るとそうでもない。けっこうしっかりしていた。標高が上がるにつれ、たくさんありました。

 大きな、空飛ぶじゅうたん みたいなシダも辺り一帯に。

 あぎゃーん こんな鉄の階段が2カ所ありました。軍手をしていてよかったです 力ちから

 行く手の頭の上に、タニワタリや、苔の岩・根。

 ますます道が狭くなってきたーーー! 山の上も、赤い大地です。

 

・・・・・・

 

なんか、また、開けた所に出たなー・・・。まだ頂上じゃないんだろううなぁ・・・

 

おおおー!

やったぁー!


  なんだ・・・着いた・・・ ガクーッ。来れたじゃーん、私・・・。

おーっ!万歳バンザイ 頂上だぁー、すごーい、来た来たぁ!

荷物を肩から下ろし、双眼鏡とカメラを持って、すぐそばの展望デッキへ。

北側、石門崎方面。 なぁーんも見えなーい。

 南側。常に霧が猛スピードで流れていて、ときおりチラッと見える。

ここは、大崩湾という母島最大の半円形の湾です。

もし、見えたらこんな感じですって

小笠原村公式サイト を参照

 

 お宿がある集落方面も、真っ白白!

ここに到着してまもなく、下の方から話し声が聞こえてきて、「だれか登ってくるな。どんな人だろう???」と、ちょっと不安になり、思い切ってこちらから下へ向かって「こんにちわー!」と声をかけてみました。

 すると顔を出したのはお若い男性と女性で、すぐにうちとけて話をしました。

男性は、なんと!お良しと同じ 横須賀市出身の方で、お互いにビックリ。

「カタツムリいたぁー!!」というので見てみたら

 およよよ、しっかりした体格のでんでんむし。

頂上に、緑色のトカゲがいまして、男性によると、「カタツムリを食べてしまう外来種のグリーンアノールという生き物。`アノールホイホイ’を仕掛けなくちゃ!」だって お良しは登山口近くで、頭が四角い大きなイモリみたいなトカゲを見ました。

ちょっと、眼下を展望。

 あ、沖港が見えました。ははじま丸がやってきています。

これは望遠で撮っているので、お良しの目には遠くに小さく見えています。

 

 

3人で頂上でお昼ごはんを食べました。

手の込んだ、美味しいおにぎりでした。このたくあんが、絶妙に美味しかったです 大感涙!

 

  若者たちには先に下りていただいて、彼が言った通り、「向こう側の降り口へは遠回りだから、来た道を戻ります。」というのに共感して、時計回りを続ければ新しい景色も見られるだろうけれど、無理しない無理しない!反対向きに歩いても、新しい発見はあるものだ!と、登ってきた道を下りることにしました。先の道に未練もあったのですが、ここは出会ったあの青年の言うとおりにしてみよう、と思いました。見えない力に導かれ・・・

 よし、帰ろう!と下りだした3歩目。  ズルッ!どっでーん!!! 「ああーっ、ころんじゃったぁ!」

お肉が充分ついた私のお尻は、意外に痛くなく、ズボンのお尻もまったく汚れていない。(湿っぽい地面だったのに)

「母島さま、地響き立てちゃって、ごめんなさーい」ってな感じ。気を引き締めて下りないと、危ない、と意識。

 同じ道でも、下り方向に見ると、違った感じに見えます。

 はい!これは、お宿のブログで4月から見知っていた、`ハート型の苔’ です。上るときは気がつきませんでした。帰り道、苔の方から私に声をかけてきまして気がつきました。ブログでは、2月ごろの様子を写真で見せてくれていましたが、5月になって、まるまる太っていましたよ!お見事!!!!! (この小笠原の記事は、6月いっぱいで消しますが、この苔にいたずらしてはいけませんよ。国立公園!・・・たとえ国立公園でなくても、自然の造形は侵害してはいけないとおもいます)

 

 小笠原にも、竹がある。

板状になった根っこ。

 地面には、アリの行列  

登るときに通った、あの神様のいらっしゃる広場。午前中より曇ってきたのか、ますます薄暗く、ほんとうに畏怖・if・畏怖・if・・・ 怖いけれど、`守られている’ という雰囲気でした。丁重に頭を下げ、「末永く、母島のことをお守りください」と祈りました。あのような場所は初めてでした。(たとえば、行ったことはありませんが、比叡山とか・・・どうなのでしょう?)私は、なんとなく、岩手県の早池峰山中にある「早池峰神社」に行ってみたくなりました。母島の乳房山のこの大きな木が囲む場所は、`神域’ にちがいないと感じました。

 上るときも通った開けた場所で、葉の上に小さなカタツムリを見つけました。チラッと見えているお良しの指と比較してみてください。

持っていたルーペで、細密に観察しました。殻の表面の筋も、細かくキレイに見えまして、感動。透けるような殻です。

 上り口から最初の東屋休憩どころでみつけた、くだんの`グリーンアノール’ 。もとは母島にはいなかったらしい。

 ははじま丸が見えるところまで下りてきたー と、喜んだけど、ここからがずいぶんと長い道だった・・・

帰り道は、「わたし、こーんなに登ってきたんだー」と感嘆するほどの道のりでした

これまでの人生で、この登山の2.3kmが最長不倒距離の2.3kmに感じました。

 上りに1時間半、帰りは1時間かかりました。ま、写真を撮り撮りでしたし、ゆっくり上ったし。

 

 朝の登山道入り口に帰ってきて、ちゃんと靴と身体をきれいにし、お山の方向に一礼

無事、登頂、帰還させていただき、どうもありがとうございました。

 タコの木の実が、大好きなパイナップルみたいに笑ってお出迎えしてくれました。

 

 早々に下山し、まだ時間も体力もあったので、ロース記念館に行ってみました

  ここには、小笠原諸島母島の、人々の民俗と歴史が展示されていました。

 ロース石でできた、昔のかまど。

ロース記念館   母島観光協会HPから

 ロース記念館の敷地内にこんな・・・

たしかに、島中のいろいろな木の高い所に、大きな実が鈴なりでした!!

5月下旬、木の実の切り落とし作業が行われたようです(母島観光協会のブログによる)。

 えへへ なぜこの写真??? と思われると思いますが、ここと同じ地名が、お良し宅近所にあるのですー

由来は同じかなー?

 元地の集落内を歩いてみました。下に見えているのは、小・中学校。山々に囲まれています。町の中も、アップダウンがかなりあります

 お宿に帰って、またしても誰よりも早々とお風呂に入り、下着・着替えは充分持っていったのですが、もう汗びっしょりで、しかたなくお洗濯もしました。お良しの部屋の窓だけは、連日、表から洗濯物の満艦飾状態が見えていました。恥ずかしー

 さっぱりパリパリして、ロビーのいつもの席で、まったりとお茶をいただきました。この晩は、行くところがあるのです けっこう疲れが出ていたのですが、美味しくたくさん食べた夕食後、持っていった「ユンケルL」(サトウ製薬のドリンク剤・お良しに激効き!)と、「メイバランス コーヒー味」(明治の、高カロリー栄養乳飲料)をカーッと飲んで、ふらふらしながら、とあるところへ、とあることをしに出かけました

 そのことについては、次回に書きます。

 ぐったり疲れて帰ってきて、バターン・・・と、寝ましたが、疲れすぎて、なかなか寝つけなかった・・・

うつらうつらしていて、眠ったのか眠っていないのかわからないまま、

しらじらと、部屋の中が明るくなり、鳥の声がジュクジュクと聞こえてきてから、ちょっと深く眠りました

 

 

  乳房山登山で学んだこと 

 

 ゆっくりと、確実に行動すれば、できるのだ、ということ。自分に自信がつきました

小笠原は素晴らしいところです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


行ってよかった、大航海!小笠原紀行 <母島探検 海編ー2>

2017年06月08日 21時22分06秒 | おでかけ旅がらす

 お読みいただき、ほんとうにありがとうございます。

海編ー1では、この`向島’ が見える、「鮫ケ崎展望台」方面へ行った、5月10日(水)の午前中のことを書き留めました。

 向島を見渡せる場所には、『ザトウクジラの行動図解』という、ここから見ることができるザトウクジラが、いろいろな動きを海面でやるので、そのイラストと行動の名前が書いてあります。そしてその下に、見渡す島々のパノラマ写真に、島名が書いてありましたので、私は持っていた茶封筒に、見える景色をスケッチしてみました

見える景色のあまりの広範囲に、最初っから大きく描きすぎてしまい、2段に分けて描きました。 こちゃこちゃ描いてありますが、壮大な景色です!実際は。

お空は真っ青 海も真っ青 (ボニンブルー)

4月までなら、この展望台から、   ザトウクジラの姿が見えるそうなのですが・・・残念ながら、お良しの到着を待たずに、ほかの海へ行ってしまった。 イルカも見えなかったぁー

 

 ではでは、お宿のお部屋でお弁当をいただき、少々休憩した後 向かった、海岸散歩その2でございます

 これが立っている`前浜’ から、この写真で見えている山の急坂!自転車であるサンシャイン号にとっては`激坂’を歩きで上って、歩いて行ける範囲の`御幸之浜’`南京浜’`石次郎海岸’と、めぐりました。

 モモタマナの木の下で、キョーレツな太陽を仰ぎ見る!

 激坂を上から見たところ。あーっというまに、海岸が下の方になってしまうほど、高度が上がる坂。

 午前中に行った、白い防波堤燈台が見下ろせます。

 歩道の脇には、ほんとうに見たことのない微妙な色のハイビスカスが、たくさーん咲いていて、ほんとうに綺麗なのです。

暖かいから、大きいんです!!

 おおー。南国の植物。これは方向が分かる植物ですね。

平たい葉の開きの向きで、東西がわかるんだっけかな? 道に迷ったときに目印になるんですって。

 

 ほどなく歩くと、分かれ道。いちばん上の看板にある、`御幸之浜~南京浜 遊歩道’ というのに従って右折。

この角には発電所があって、母島の暮らしを支えている職員のみなさんが、暑さの中、お仕事されていらっしゃいました。

「私、旅行者で、遊んでてごめんなさーい・・・」と、心の中で。

 進んでいくと、珍しい~と思ったのが、南国の木と、針葉樹が並んでいる風景。

こういうものに、いちいち魂を感じてしまう私は、「おぉ、お良しさん来たか、こんちは。」といわれているような気分でご挨拶 Hellow

いつまでも元気でねー!

 母島の木々は、太いものが多いです!いつから生きてるの、ここで

 出発した‘沖港 前浜’ から歩くこと1.3km。「タマナ並木」と呼ばれる、タマナノキが両側に生えている、木漏れ日も美しい林の中を、「ザクッ ザッ、ザクッ ザッ」という、大きな落ち葉を踏む足音をさせながら進みます。

いやいやいや、生き物に囲まれて歩いている、嬉しくもおののく気分で、50mぐらいだったかなぁ・・・?歩くと、タマナ並木を抜けます。初めての景色と、乾いた足音に、思わず動画を撮りました。

 

 母島の、亜熱帯の林の中は、見上げるとこんな感じです

だいぶアップダウンを繰り返し、丸くて大きなタマナの葉っぱを踏みながら、赤い地面の遊歩道を行きます。

 休憩所のところを、海へ出る小道にそれると、`御幸之浜’ に下りられます。

午前中に真正面に見た`向島’ が、右端に半分見えます。ずいぶんと南方向へ来たのです。

 私の偏光サングラス越しに見ると、このように見えます。昼間の歩きでは、ほとんどの時間、サングラスをかけていたので、こういうふうに見ていました。もちろん、ときどき外して、本来の色で景色を見ました。

 ここでしばし波と戯れ、景色を見て、もと来た小道を引き返し、遊歩道を展望台方面へ

 御幸之浜園地展望台に到着!`小笠原国立公園’ の立派できれいな看板が立っていて、奥の海岸上に展望台がありました。

ガイドマップには、「沖港から45分」って書いてあります。

 おおーっ!きっれーい♡ この写真は、お良しの、偏光サングラス越しに見た海ですよ。

 お良しの左足の下方向。中央付近に、小さな浜が写っていますがわかりますでしょうか。

この後行く、`南京浜’ です。

 海底をアップで撮影。 私の目にも、こんなふうに鮮やかに見えています。

 偏光サングラス越しに見ると、このような色。紫外線カットレンズを通して見ると、海底までよく見えるのです。

 遠くの島に、やっぱり赤い崖を発見! 

 えへへ お良しとお良し人形 御幸之浜展望台での監視(じょーだん)。これまた壮大な、母島列島の景色を展望中

双眼鏡は、重いけど、持って行って正解 帽子も上着も、UVカット素材。しかも長袖!でも、日差しは暑いけれど、気温的には「あっちっちー」ではないのですよー。小笠原諸島では、気温は、上がっても31度止まりだそうです。でも、汗はかいてます

海につきだした展望台は、このとき風がけっこう吹いていたので、双眼鏡と お良し人形を海に落とさないように踏ん張っていました

それからまた、南国風 林道(はやしみち・・・と読んでください)を歩いて・・・

 こんな写真まで撮ったりしながら・・・

あ、これは、お良し人形の、むかって左に、繊維質の、木の組成を記録したかったのです(もちろん倒れた朽木をそのまま撮影)。こんなふうに繊維でできているから、強風で倒れにくいんだなぁ?と思ったのです。

それから、右は、紅葉して落葉するんだぁ!と感じた、モモタマナの木の葉。まわりの枯れ葉を見ていただいても、つやのある厚い葉が多いことがお分かりになると思います。 あとで教えてもらったのですが、これらの葉は、油分が多いので、滑るのだそうです。・・・そう、足元が滑りやすかったのです

 こういうふうに、なんだか`おばけ’ のようにも見える、林の中の、お良しのまわりです。

昔の人が、夜の暗闇でこれを見たら、ぜーーーーーったいに、おばけに見えちゃうかも!と思いました、ひえー

 南京浜におり立ちました! 砂浜ではなく、大きな石ころの海岸です。波がザブン ザブン、小刻みに寄せていました。

石の上には、小さな巻貝ちゃんたちが、うようよ

 海面すれすれに撮影。

 驚いたことに、漂着物には、どれも、このようにおびただしい数の貝類がくっついていまして、いったいいつごろから海を漂ってきたの という驚き この浜には、とくに漂着物が多いらしく、ちょっと陸に上がったところに、拾い集めて海岸をきれいにしたと思われる、ちょっとした集積場所があって(ほんとに ちょっとした です)、日本語じゃない文字で書かれた各種容器がたくさんありました。私も、3つばかり、拾って清掃しました。母島で、モノを動かしたのは、後にも先にも、これきりです。国立公園ですから、収集は絶対禁止

 

 南京浜へ流れる水の道。雨が降らなくて、枯れ枯れ 母島では、大小どの川筋も、お水がほとんどありませんでした。毎日夕刻、村内放送で、ダムの貯水率と節水の呼びかけが流れていました。お良しが帰った後、雨模様になり沖縄が梅雨入りしたあと、5月下旬から大雨で、一時「大雨警報」や、「土砂災害警戒注意報」などが出され、乳房ダムの貯水量も100%となりました。

あそこが大雨かぁ・・・と、たいそう大心配しました

 南京浜から都道へあがる遊歩道は、こんな丸い木の実だらけでした。

 はぁ~・・・ やれやれ、やっと普通の道に出たわい。

アスファルトではない、セメントの道路が白く反射し、お仕事のトラックがときおり通ります。

 バナーナの木ですな。三浦半島では、植物園の温室の中でしか見られません。

手の届く高さにも生っていますが、ドロボーするわけにもいかず、写真だけパチリッ!

 あらららら! こんなきれいな花、これもハイビスカスの一種でしょうか???

この花にカメラを向けていたら、目の前に、なぁーんと!`ハハジマメグロ’ さまが しゅわーっと飛んできて、興味深そうにこっちを見てきました!  

 っえ~ 母島の鳥たちは、午前中の散歩の途中でもそうだったのですが、カメラの目の前に、チャーッと近寄ってくるんですよ!

「えさ ちょうだい」ではなく、ただ、好奇心からみたいなのです。人を怖がらない???

今思うと、渇水だったから、お水がほしかったのかも・・・。

 広い道路「都道」の脇に、「わぁーい!首飾りみたいな実~

 夜は、満天の星空となるようですが、お良し滞在中は、ほぼ満月でしたので、誰に聞いても、星はあまり見えなかったそう。

 初めて見た、ガジュマルの木。大迫力!!! この写真に納まっている範囲で、2.5mぐらいの高さがあります。

このガジュマルの木のあるカーブを過ぎると、最初に右折した、案内看板のある場所に戻りました。

そこから、沖港前浜から来た道を戻って、来るときに素通りした‘石次郎海岸’ への下り階段を下り、

 うひゃぁー!岩がひさしのように張り出して、下を通るのが怖いー

でも!下りてしまえば、素晴らしい景色。

向かいに、白い防波堤燈台が見えています。

 あっらっらっらー なんと美しい浜でしょう

小さな小さな浜なのですよー。

 水中で脱げないサンダルで海の中へ入ってみます。

わぁ~、きっれーい。

 お良しの足。またまた、お水がないみたいです。光だけの世界。

 偏光サングラス越しに見ると、こんな色。

私、この小さな海岸が、一番気に入っちゃったです まるでプライベートビーチみたーい

 海の中から海岸を振り向くと、こんな感じのところです。

お水がほどよい冷たさで、気持ちいい~♡ 涼しくなったぁ。

 急な階段をえっちらおっちら上がって、先の激坂の途中の、モモタマナの木の葉っぱを触ってみるお良しの軍手の手

ほえ。お花が咲いていますね。葉っぱの裏は、ほんとうに、桃の表面のように ふかふか

 午後の散策を終えて帰ってきたら、ははじま丸の姿はなかった・・・ 父島へ向けて行っちゃった・・・。

日の光の感じも、午前中とは違う角度です。 でも、終日良く晴れてくれていまして感謝ですよ~

どなたに感謝かといいますと・・・このお方!

 じゃーーん!!! 母島でみつけた(というか、夜の散歩で導かれて出会えた)お地蔵さま~

・・・詳しくは次回に。

 お宿には、だれよりも早く帰ってきて、いちはやくお風呂に入り、ロビーでこの景色を見ながらマッタリとくつろぎました ああー・・・適度な疲れぇー 

そして、「今日は海へ行きまして、顔が真っ赤になりました。明日は山へ行く予定です。」とかナントカ、葉書を6枚ぐらい書いたのよネ。

普段の生活では、毎日こんなに動かないから、疲れすぎてダウンしても困るので、私はゆったり過ごすことを心がけました。小笠原まで来て、たくさん観光しないともったいないかもしれませんが、来れただけでも幸せで、行き当たりばったりの滞在を、神様の言う通り~に楽しみました

 母島初日、お宿のおねえさんにおススメコースを教えてもらったのですが、「ひとりで歩いて物騒じゃないのですか???」と聞くと、「ぜんぜん物騒じゃないです!!!」と、内地では考えられない、顔色一つ変えない、さらーっとした即答、デシタ

 

     

 この晩も、心がこもった美味しい夕食をたんといただき、元気回復 

「明日は、小笠原諸島の最高峰、乳房山463mに上るつもりだけれど、ガイドさんもいないし、体力的にきつかったら、ひっかえしてくればいいや!」ぐらいの気持ちで床につきました。・・・・・しかし、BUT お良しを待っていた運命の5月11日(木)は~( ^ω^)・・・ つ・づ・く 

 

   『小笠原紀行』シリーズは、次回 と 最終回 投稿後、10日ほど経過したら`非公開記事’ とします。総集編をして、公開ブログ上に保存します