お良しなさい日記♪

三浦半島からこんにちは!

横須賀市自然・人文博物館 ミュージアムトークへ!

2017年02月25日 19時30分08秒 | おでかけ旅がらす・三浦半島編

 去る2017年2月11日、横須賀市深田台にある、横須賀市自然・人文博物館へ行ってきました!

学芸員さんが、館内の貴重な場所・秘密の場所へ案内してくれる、‘ミュージアムトーク’ というのがある日だったのです。

14:00に、文化会館方面にある、2階の入り口を入ったところの、ナウマンゾウ の骨格標本の前に、参加希望者は集合して、あっという間の1時間を過ごしました。

参加者は、お良しと、若いオニイサンと、三世代のご家族4人 の、合計6人でした。館内には、見学者がほかにもいらっしゃったのに、ミュージアムトークのことを知らないのか、はたまた興味がないのか・・・?それとも、予約制だと思っているのか?(学芸員さんは、どなたでもご参加くださーい!と声をかけていましたが・・・)、いざ!総勢7名で、博物館の`自然館’ の表と裏側を探検開始  

 

 まずは、展示室の裏側へ入らせていただく。ほら、よく水族館で、水槽の上から魚を見ることがあるでしょう。餌を上からやったり。ああいった感じで、ジオラマの裏から扉を開けて入って、キツネだのタヌキだの鹿だのネズミだのが、剥製として林の中に展示してある中へ人間の剥製 として、探検というよりは、展示物みたいな感じで入っていくのですもちろん、表側からは、一般のお客さんがお良したちを見て驚いていますよ

 林を形作っている木が、継ぎ足し継ぎ足し立てられている様とか、本物の葉っぱが敷き詰められていて、滑りやすい、とか、裏側がよーくわかりました

 興味深かったのは、新着展示として、市内の猟師さんから提供があったという `キジ’ が、見学者からは見えないように、裏側に猟銃の弾の跡が、うーっわ痛そうー に大穴でキジの肩に残っていたこと はぁ~・・・なんともコメントのしようがないほどの衝撃の感想・・・ ナンマンダブ なんまんだぶ・・・

 

こちらが1階正面入り口です まだ木も冬すがたですネ

 「見学者 立ち入り禁止」の扉をあけてくれて、中へ~

 第一資料室は、おびただしい数の魚類の標本が保管してあるお部屋・・・ すっごーい景色壮観デス。大小のホルマリンの容器が棚にいーっぱい!

基本、博物館は、その地域の生物を集めているのですが、過去の学芸員さんが南方や奄美の方面の魚類も扱っていたらしく、横須賀の博物館では、それらの資料が充実しているということです。ただし、表に展示してありませんよ。特別展とかいう機会に出すこともあるそうです。色あせた魚や、特殊な液剤で色鮮やかな骨が浮かび上がっている魚も・・・。

あと、昭和天皇が生物の研究をされていたので、カギの掛かった戸棚に、昭和天皇のコレクションの一部が保管してあり、興味をそそられました。横須賀の博物館に昭和天皇が遺したものがあるなんてー

 第二資料室は、岩石・化石・貝の化石などなど、これもまたものすごい数 模型や複製でなく、ほんもののアンモナイト、初めて目にしましたぁー 大きいぃ

 植物を保管してある部屋は、昭和3年に作成された標本などもあり、植物標本が6万点 も保管してあるそうです。標本の作り方・保管の仕方なども教わり、とっても驚きました 海藻は比較的、色が残るのだそうです。葉っぱなどは、吸い取り紙などを使って常温で乾燥させます。熱をかけず、紫外線に当てないことで、色が残るのだそうですが、カビたりもしやすいので、室内の温度と湿度の管理が必要だということです。どの資料室も、ちょっとヒヤッとする気温でした。一気に熱をかけて乾燥させるものもあるそうで、技術が進歩しているようです。

 鳥類の資料室がいちばんビックリしました だって、小さなスズメから、カラス・フクロウなどの猛禽類・大きなツルなど、床から天井まで、生きているかのような本物の生き生きした目が、お良したちを見ているのですから・・・ これら、動物・鳥関係は、まず虫(寄生虫とか)を殺す必要があり、資料室の中は、常に湿度を60%に保っているのだそうです。

 そしてそして、なぁーんととある作業室で、2人の若い学生アルバイトさんが、小さな昆虫の標本を作製中でした

小さいものは2mmぐらいの、よくお米の中や本の間にいるような虫!を、一つ一つピンにさして、これまたどーやって印刷したの というべき細かい字のネームプレートを虫の下に付けています。ひゃぁー こんな若い学生さんが作っているんだぁー!と、ビックリ

 博物館って、日ごろ目にしている展示室より、裏側の方が広いみたいです 一つ一つ、名前や採取年月日・採取地などが書かれている、十万点単位で保管されている資料すべてが、今はコンピューター内にデータベース化されているそうです。おどろきー

 カメラ撮影が許されていましたが、あまりにもプライベート空間だし、貴重すぎる映像なので、ここには載せません。ぜーひ、その目で見にいかれてください!

3月11日 14:00からもミュージアムトークがありますよ

 資料室に入るとき、ベタベタした足ふきマットの上に両足を付けて、靴の裏から、外からの侵入物を防いでいたのにも、感心しました すごーい

 

 ここまでレポートしてきた内容を、岩手県立博物館の‘被災自然史標本の再生’ という映像で、同じような感じで見ることができますので、どうぞ 標本の作製

横須賀市自然・人文博物館へは、京急線の横須賀中央駅から、平坂を上がって左側、この看板を見たら左折

すぐにこのような古くても立派な蔵が目に入ります。

文化会館の横に小さな階段があるので、ここを下りて裏から行くと近道です。

 

横須賀市自然・人文博物館 HP (切り替わるのに、なぜか時間がかかりますので、気長に待ってください)

 

 

 


国立科学博物館(通称 科博)へ行ってきました!②

2017年02月09日 19時56分36秒 | おでかけ旅がらす

 2月2日に行ってみた、上野公園内にある 『国立科学博物館』見学記の続きです

トップの写真は何だと思いますか?写真撮影が許されていましたので、何枚か記録に得てきましたが、この1枚だけUPします。

これは、金属みたいに見えますが、実は・・・22500倍に顕微鏡で拡大された、「珪藻」の微化石 という生き物です

「藻」ですよーこんなに幾何学的な姿なんて~ これ、日本の下町職人企業さんが作る、例えば`真円’ とかに匹敵する・・・というか、努力と技術で人間が作り出す機械より、いとも簡単に生まれてしまうこの精巧な生き物のほうが、すごいなー と思いますよ。やっぱり、神様が作ったのか と、多くの科学者が結論付けちゃうのもわかりますねー

 

 お良しは、目的だった 『世界遺産ラスコー展』を見た後、常設展示室の、`地球館’ の地下3階から地上1階まで見学しました

地球館では、地球の生命の誕生から順を追って、様々なものが展示されています。地下3階の最初は、「原子」の説明から始まります。

写真の「珪藻」は、その地球の誕生からまもなく・・・といっても、何十億年と経っているんだけれども・・・最初の方に登場する展示物です。最初の頃の生物について、お良しが驚いたことを書き記します。

 まずは、海から陸上に生物が進出したときのこと。そういえば、あたりまえのことだなぁ・・・と思ったのが

「陸に上がるということは、、紫外線を遮るオゾン層ができたという環境が整った。、乾燥から身を守る丈夫な表皮が必要。、ガス交換装置が必要(葉っぱの裏の、なんていったけ?あの穴とかです。)、水分・養分の通過道が必要。、重力から体を支える体勢が必要。」 ということです。

 たしかにそうですよねー。うんうん。

 そして、生命が繫栄してきた過程では、なんとれまで5回もの「大量絶滅」を繰り返してきたそうなんです大量絶滅は、絶滅と進化を促す地球環境だということです。

 古生代末の2億5000万年前に、超大陸パンゲアを分裂させた、激しい火山活動と海洋の酸欠事件があり、これが史上最大の大量絶滅だったそうです。でも、かならず、生き残った生物がいて、彼らがその後、ぶわーっと繫栄していくのだそうです。

 6500万年前の白亜紀末には、地球への小天体の衝突による地球規模の寒冷化が進み、大量絶滅が起きたそうです。

 こんなことが研究によりわかっているなんて、

 写真や模型や化石標本で、いろーーーーーーんな生き物が展示されていますが、昔の生き物って、なぁーんであんなに でっかい のでしょうか? 「大きい」という言葉よりも、綺麗な言葉ではありませんが、「でっかい」さらには 「でっけぇーーー!!」という言葉のほうが当てはまります。なんなんだこりゃぁーーー ですよ。魚の頭がありましたが、お良しの頭を一飲みにする大きさの口をしています。歯も、ギザギザで怖いし・・・

恐竜はもちろん、恐竜絶滅後に繫栄した大型の哺乳類も、お良しの頭上に、お腹も肩も首も頭も、どっかーーん と、そびえたっています。

おもわず、そこかしこにいてくれる、展示物に詳しい係りの人に質問しちゃったもん。「こーんなに大きく育つには、よほど大地に栄養があったのでしょうねぇ?」と。そうしたら、お答えは、「巨大化する必要があったのは、一つには外敵から身を守る手段だったんですよ。」ですって。そうかぁー・・・、なるほどねぇ・・・。それにしても、植物だけ食べて、あんなにでかくなったなんて、なんという体の仕組みでしょう。

 午後2時、地下2階だったかな?「人類の出現と進化」のコーナーで、たぶん退職した学芸員さんとかだと思いますが、男性の係りの方が、3Dプリンターで作られた、原人・旧人・新人・現代人の頭蓋骨を見せてくれながら、進化について「5分間解説」をしてくれました。

頭蓋骨の盛り上がりの違いから、脳の発達がわかりました。ここには、原人で アフリカで発見された女性ルーシーちゃん(あ、背が低くても成人女性だから、ちゃんづけはイケナイね)ルーシーさん、旧人の少年(といっても、お良しより背が高い)、新人であるネアンデルタール人の成人男性(がっしりした体格の、毛皮を着て手に槍を持っている、毛深いオジサン)の実物大の人形が立っています。

係りの人 「ネアンデルタール人なんて、こんなにがっしりした姿なのに、絶滅してしまったんですからね。不思議ですね。やっぱり、脳が発達して知能が高くなり、いろいろなことができるようになる必要があったのです。でも、脳の体積が大きいから良い、とういうわけでもないのです。今の私たちより、体に対して、脳の体積が大きかった人類もいたのです。」

うーん もし、人類の脳(平均2kg)の割合を、地球上最大生物 シロナガスクジラにあてはめてみると、脳の重さは2600キロになるそうです。今の人間が、いかに脳が発達しているか、です。その脳の、すべての部分を使っているわけではないのですからねぇ・・・

もったいないから、お良しも、もっといろんなことにチャレンジしようっと

・・・もとい。

係りの人 「科学者の中には、今、もう6回目の大量絶滅が始まっている、と言っている人もいるのです。地球の温暖化とかね。でも、人類は、なんとか生き残ろうと工夫するでしょうけどね。」ですって。それって、ひょっとしたら、人類がスイッチを入れちゃったのではないか・・・と、質問しようかと思いましたけれど、言葉が出ませんでした。`何とか生き残ろうと・・・’って、生物的にですかね?それとも、脳で考えるのですかね?

 もうひとつ。

面白い試みが行われているようです。それは、古代人が、いかにして海を渡ったか という実験です。「3万年前の航海」というプロジェクトです。植物で編み上げた小舟に8人ぐらいが乗って、艪で漕いで、潮の流れに乗って、海の向こうの新たな陸地を目指すというものです  帆はありませんよ。

日本列島へは、北の北海道は陸続きでしたが(25000年前渡来)、対馬ルート(38000年前渡来)と沖縄ルート(35000年前渡来)は、海上からだったということです。 たとえば、南太平洋の島々にも、人が住んでいるでしょう。なんとなーく、南太平洋のみなさんは、お顔が似ていますよねぇ。

 ちゃんとした船がそばについて、古代の船で海を渡る再現実験をしているようです。その費用を、科学博物館では、寄付を募っていました。

 

 最後に・・・。人類の展示の中で、解説板に次のような内容が書かれていました。

「人類は、現在、研究者の間では、`人種’ という言い方、区分の仕方はしていません。おおまかに、アメリカ・アジア・ヨーロッパ・アフリカなどという、棲んでいる場所で分けています。これは、差別を防ぐためです。」

 「人種の壁」。白人とか有色人種とか、ユダヤ人とか、暗黒の歴史がありますよね。

ちょっと、脇道に、また それそうですが、お良しが好きな、この米国人歌手 ファレル・ウィリアムスの『HAPPY』という曲。公式ミュージックビデオには、さまざまな市井の人が次々に登場してきます。もう3年も前の曲なのに、2017年2月の現在、9億2千万人以上の人がこのユーチューブを見ています。

ファレル・ウィリアムス HAPPY

一応、日本語訳がついている方も・・・ ファレル・ウィリアムス HAPPY 日本語訳付き まさに、お良し、今こんなキブン

 

 現代人のふるさとは、遠く400万年前のアフリカで一緒です

国立科学博物館HP

 

 地球館の最上階には、おもにアフリカのサバンナに生息している動物を中心に、鳥と哺乳類の実物剥製がずらーっと並んでいます。高いところ、透明な、たぶん強化してあるアクリル板の下に、つまり、立っている見学者の足の下に、動物が並んでいたりして、すごい迫力の広ーい展示室です ここだけは、以前見たことがあるお良しです。途中の階の、昆虫やら海洋生物やらの展示室はまだ見たことがないので、ラスコー展の後に開催される、『大英自然史 博物館展』を見に行くときに、見学してこようと考えています。

その前に、来る2月11日(土)、横須賀市自然・人文博物館の、自然史展示室の解説見学(午後2時から)に行ってこようと思っています。お良し、2月は博物館月間になりそうです。

 横須賀市自然・人文博物館、    自然館ミュージアムトーク


国立科学博物館 (通称 科博)へ行ってきました! ①

2017年02月05日 16時59分00秒 | おでかけ旅がらす

 お良しが大好きな、博物館 という場所

どこかへ旅行に行くと、行った先の町の「博物館」へ必ず足を運びます。博物館は、その土地の歴史や風俗を知ることができるからです。

地元の、横須賀市自然・人文博物館 はもとより、思いおこすと、札幌・釧路・岩手県遠野・横浜にある 神奈川県立・千葉県佐原市にある『国立民俗博物館』(ここは、大規模で、くまなく納得いくまで見学するのは一日がかりです)などへ行きましたね。

 今回 見学に行ったのは、上野公園の中にある、『国立科学博物館』です。お隣りには、日本の歴史・民俗のこれまた膨大な展示物・非公開のお品の数々を所蔵している、『国立博物館』があります。こちらも、見学は一日がかりです お良しは、ここで、本当に大きな `銅鐸’(どうたく) を目にしたのが強く印象に残っています。教科書でしか見たことがなかった銅鐸が、小さいのもあれば、こーーーーーんなにおっきいんだぁーーーーーーと、大驚きしたからです。いったい、どうやって造ったのだろう 重いだろうに、これ、吊るしたのかなぁ・・・と、ビックリしますよ。

 えー・・・。国立科学博物館へ、なぜ行ったかと言いますと、これも、学校の教科書で習った、`フランスで少年たちに偶然発見された、クロマニヨン人が描いた、ラスコーの洞窟壁画’ が見られる(もちろんレプリカ)というので、去年11月1日から始まっていたこの『ラスコー展』を、ようやく観に行ったのです。

 一応、時間を追って記事を書きますー。

久しぶりに、上野駅 公園口に降り立ちました

駅を出て、すぐに道路を渡ると、正面には、上野公園内にある施設の数々で、今どんな催し物をやっているか、の一覧表示が立っています。まずは、これをキッチリ確認

駅に一番近いところにある、『東京文化会館』は、コンサートなどが行われることが多いですね。ここのレストラン、だいぶ前に食べたきりですが、経営者が変わっていなければ、とっても美味しいですよ 上野駅公園口の2階にあるレストランも美味しいです。奥の奥の方に秘密のお座敷があって、お良しは、絵の会に所属していた時、毎年新年会がこの公園口2階のレストランのお座敷で行われていて、生ガキのオリーブオイルがとーーーーっても、美味だったことが忘れられません

 ・・・なんだか、すぐに食べ物の方へ話がそれちゃって、本題まで遠くなってしまいます ゴメンナサイ。

世界遺産にめでたく登録された、『国立西洋美術館』を過ぎると、真後ろが目指す『国立科学博物館』です。頭に日本の国旗が青空高くはためいています。

左に写っているのは、科博の象徴、地球上で現在最大の生物、シロナガスクジラの実物大オブジェです。下から見上げると、本当に大きいです。海の中だから生きていけるのかも・・・とか考えちゃいます。

ラスコー展は、楽しみに行ったのですが、入場券売り場で、大人1600円 と知って、うわっ、高い!・・・と思って、外へ引き返しちゃったのです。しばらく辺りを見回して、「行くべきか、やめとくか・・・」 と、逡巡してしまいました。(これを読んだ主人が、「ケッ!1600円で渋ってるなんて恥ずかしー」と、お良しのことをバカにしました。こんにゃろメーあなたが決めている、おこずかい上げてくださいよー!)

 

そんな中、目に留まったのが・・・こちら

「多摩産木材を活用した園路舗装」 というもの。まさしくお良しの足元、上野公園内の道路、真ん中はアスファルトですが、端の方1.2mぐらいは、ご覧のような、凝った木組みになっています。この看板を見なければ、気がつきませんでした。スーッと、ラスコー展に入場していたら、知ることはなかったでしょう。

 で、結局、「交通費使ってここまで来たんだし、1600円で、常設展示室も見られるんだし・・・。」と思い直して、清水の舞台から飛び降りる気持ちで、なんとかなるだろう!と、入ってみることにしました。(交通費使って・・・と書きましたが、この日の午前中、もともと東京に用事があって、そのついでに上野へ行ったのです)

 ラスコー展は、意外にも、フラッシュをたかなければ写真撮影が許可されていて、貴重な展示物を何枚か カメラに収めましたが、詳しくは公式ホームページをご覧くださいますかね。

科博 ラスコー展 HP

 

 ちょっと、補足と感想を書き留めます。

HPに出てくる、女性と少年の親子の等身大の人形ですが、HP写真ではわかりませんでしたが、これ、近くで説明付きで見ると、お母さんが子供の顔に、ボディペイントを施しているところなんですよー 少年の右目のまわりに、キラキラ点々の模様を筆で描いているのです クロマニヨン人って、今の私たち人類である、`ホモ・サピエンス’ なのです。

DNA解析でわかっているのだそうです。猿人・原人・旧人(ネアンデルタール人が代表的)・新人と来たのが、クロマニヨン人で、彼らが、起源であるアフリカを出て、ヨーロッパやアジア、さらにはシベリアからアラスカを経てアメリカ大陸へ、または陸続きだった日本へもやって来て、それぞれの気候・風土に順応するように進化してきたそうです。(★注★ 猿人・原人・旧人は、みな絶滅。新人は、彼らから進化したのではなく、新たに生まれたのです。新人の中で、ヨーロッパに到達したものがクロマニヨン人と呼ばれています。)

この、親子の姿は、お母さんがフランス、少年がイタリアで見つかった人骨から、推定で作られた姿だそうです。「やっぱり、もうヨーロッパの人の顔しているわぁーおー!」と、思いましたね。

 ラスコーの洞窟は、劣化防止のため、今は閉鎖されて見学できないそうですが、真っ暗な部屋に、実物大の壁画のレプリカが描かれているのを見ることができます 真っ暗になったり、ぼんやり明かりがついて、絵を見られる状態になったりを繰り返して、神秘の世界を体験させてくれています。

 お良しはなんたって、「いつの時代でも、絵が上手な人っているものなのねーーー」と、つくづく感嘆  牛・馬・鹿 ほか、いろいろな動物が、ホント躍動的で、写実的なのにはビックリです。クロマニヨン人による壁画の製作は、およそ4万年前から始まったとされ、ラスコーの洞窟壁画は2万年前のものだそうです。

 発見のいきさつは、1940年の9月、遊んでいた少年たちと一緒にいた犬が穴に落ちてしまい、犬を救出するために、その穴を掘って広げたところ、思いもよらぬ深さと広さがあることがわかり、少年たちが入ってみてビックリ仰天 すぐに学校の先生に知らせて、先生も、「これは大変」 と思って、地元の歴史家でもあった神父さんを呼んできて、大騒ぎになったんだそうです。

 手近な鉱石などで、赤・茶・黒・黄・紫などの顔料を作り、指や動物の毛などを使った筆で、粘土で作ったランプ台に、灯心にネズノキの小枝をさし、獣の脂を燃やして灯かりとし、真っ暗闇の、深くて奥が広い洞窟に、梯子を使ったりして絵を描きました。なんのためでしょうねぇ??? 絵を描くことが好きなお良しとしては(私の場合、単なるいたずら書きですが)、純粋に描きたかった、という気持ちしか思いつきませんけどね 恵みに感謝する、祭祀の場だったとか・・・?うーん・・・?

 とにかく、迷ったけれど、見ておいて良かったと、今は思っています トランシーバーみたいな端末を持って聴きながら見学する、「音声ガイダンス」も用意してあって、混雑する列に並ぶのが困難な人や、海外から来てくれている方には、便利だと思います。解説パネルや、音声や映像による解説も充実していて、至れり尽くせりの展示でした。これだけでなく、そこもまた広大な、常設展示室(地球館と日本館がある)も見学できるのですから、よく考えてみると、1600円は高くない!と感じました。

 ラスコー展を見た後、地球館の地下3階から地上1階まで見学しました。まだまだ上の階があり、ほかに日本館というのもあるので、午後からの2時間ぐらいでは見切れませんでした 

 話が長くなりましたので、科博の見学日記は、ラスコー展だけ、まずUPいたします。宇宙館も、とーーーーっても、面白かったので、そのレポートは次回へ続くということで

 ラスコー展は、今月 2月19日(日)までです。興味のある方は、お急ぎください 疲れますが、常設展示室も見学した方がいいので、午前中からでかけましょう ( 館内に、食事ができるレストラン有り  ) 


THE 節分!2017

2017年02月03日 21時39分39秒 | おでかけ旅がらす・三浦半島編

 一昨年につづき、お良しは、隣町(お良し宅から歩いて20分ぐらい)にある、`熊野神社’ の、節分豆まきへ行ってきました

  このポスターは、神社の参道入り口から、何枚も貼ってありました。それぞれ色が違っていて、子供たちが作ったと思われる`塗り絵’ になっていて、一枚一枚違った、魅力的な作品でした

 

子供たちの学校が終わってからという決まりで、午後3時45分から始まった節分の行事。お良しが3時50分ごろに到着したときは、もう境内は子供たちであふれかえっていました

一昨年より、人が多いみたい~ 一昨年は寒くて、夕方にかけてのこの豆まき、地面から冷気が立ち込めて足が冷えました

でも、今年は比較的暖かくて、助かりました~ もう、豆まきに熱狂した後は、暑いくらいでした お良し、着込みすぎぃ

小さい子から順々に、6人ずつ、主催者のオジサンの「福わーうち」の掛け声に続いて、本殿に向かって豆を撒きます

みんな、声が小さいなぁ・・・。ひょうきんな中学生が一組、可笑しな声色で「福わーうち」と大声でやっているときは、小学生から盛んに笑い声が上がっていました。そうこなくちゃ

お良しは、今年は撒く機会が回ってきませんでしたが、一昨年参加したときは、持ち前の良く通る声で、「素晴らしい」と、オジサンから褒められたのですよ その年は、とーっても良い一年を送ることが出来ました。去年は参加できなかったので、そのせいか、あんまり体調が良くない一年でした。今年はバッチリ神様にお会いしましたので、まずまず良い年になるかな?

上の写真は、神社の裏山を、まるでお猿さんのように駆け回っていた多くの子供たち   

50分ぐらい、豆がまき続けられたので、階段も、お豆だらけ

お待ちかねの、`年男・年女’ さんたちの、豆・お菓子・おひねり入りの豆まきのために、手に手に袋を用意する子供たち

お良しがいつもお世話になっている、年男のOさん。(写真撮影・ブログUPの許可いただき済み)

みんな、大きな袋を持って、上を見上げていますが・・・、お良しは、こういう空中作戦はとらないんだなぁ・・・これがまた

上で餌を待ち構える大人のカモメみたいでなく、足元にいつのまにやら寄ってきていて、おこぼれを待っている、題して、こどものカモメ作戦

地面まで落ちてきたお宝を、タコの足のように狙います 手を大きくし、ケガ防止の軍手は必需品でっす カメラは、動画モードで首から下げて回しっぱなしで、迫力あるお宝拾いの現場が撮れました 狂喜乱舞の大騒ぎ  「拾う」というより、「かっさらう!」って感じかな!

 

 で、一昨年のこのブログの記事には、「強欲の権化と化したお良し」などと書いていますが、今年は、子供だろうがお年寄りだろうが手加減はしないよってな感じで、(・・・とはいっても、子供たちの方が、力強く大騒ぎしていて、お良しも本気を出さないと、波にまかれるって様相でした) 「大強欲の大権化と化したお良しメラメラ結果、お良しの釣果は 

およよよー 一昨年の何倍かいな うわぁー お菓子とお豆があわせて19個 おひねりが、合計620円也 ( 一昨年は、5円玉ばかり5個でした。つまり25円 )

このおひねりは、ちょいとカラクリがありましてね 詳しくは言えないケド、ま、事前の情報収集と、下で待ち構えるお良しの立ち位置が大成功 といったところです

でーも、大暴れで地面の物を拾って袋に入れたから、物も袋も、バッグの中のケータイ電話も、ズボンも、カメラまでも、砂だらけーーーで、きったなぁーい 汚っ!(ズボンもバッグも、家に帰って即、洗濯!)普段着で行って、正解~ 

豆まきが終わると、子供たちは、ホットカルピスと、ペットボトル飲料をもらうために大行列    ご苦労様!!

帰ってくる途中、熊野神社の参道わきで、河津桜が満開になっているのを発見して、しばし見とれました。だって、写真右手の方から、夕日が当たって、とっても綺麗でしたので 木の下に、畑の世話をする女性がしゃがんでいる光景も、バッチリで、感涙ものです

帰りは、ニヤニヤしながら、 (すれ違う人が、気味悪そうにお良しの顔を見ていた・・・)、ずーっと歩いて帰ってきて、旧道(中通り)から見上げるタワーマンションに、お月さまがかかっているのが目に入りました。

タワーマンションも、夕日が当たって、写真で見るよりも、もっとコーラルピンク色に染まって、とーっても綺麗な対比を見せていました。

 

GETした品々は、待っていられなくて途中で帰ってしまった目上の知人や、母、もちろん主人に分けてあげます 家についてすぐ、母から、「今日、行ったの?」って電話がかかってきて、「お母さん、5円玉と10円玉、どっちがいい?」って聞いたら、「10円玉」と、即答で、欲深いのは親譲りだわ・・・と、つくづく気がついたお良しでした 89歳でも、悟りの境地に達していない、俗世の母・・・。 こんなこと書いたらバチが当たるぅ!

 しかし あー! 気分がせいせいしたひと時でした いつか、年女の年に、上から撒く気分を味わいたいな!でも、町内が違うからダメか・・・

 おーにさんコチラ  また来年