お良しなさい日記♪

三浦半島からこんにちは!

平成30年のお正月は、下浦地区のお地蔵さまと庚申塚(こうしんづか)を巡りました

2018年01月27日 14時33分12秒 | おでかけ旅がらす・三浦半島編

 これを書いている2018年1月27日(日)は、めったにない大寒波 というのに覆われている とっても寒い日です。寒いというより、体が凍りそうな感じの冷たさ。家の中でも 指切り手袋をはめているお良しです。お良し宅のバケツには、3日連続で氷が張り続けています

一昨日は6mmほどの厚さ、昨日は3~4mm、今日は1cmはあったなぁ!! 毎日凍るなんて、初めてのことです

今朝7時台のお外の気温は1.5℃でしたが、お良しは元気はつらつで 太陽が当たっている場所を選んでストレッチ体操なんぞやってしまいました そうしたら、脇に置いておいたデジタル温度計(もちろん朝から日陰)が、ちょろっ ちょろっ と、0.1℃づつ上がっていくではありませんか およよーお良しの熱気で気温上昇かしらー ビックリ

 

 またしても前置きが長くなってしまいました

 

 早くも1月が終わりそうなこの時期、新年の初詣を振り返ってみます。

昨年は、北下浦地区の氏神様をもれなく巡ってみました。今年は、もっと身近で私を見守ってくださっている 路傍に佇む神様・仏様にお参りしてきました。愛車   サンシャイン号で走っていて 行き帰りの無事をお祈りしたり、出かけるときに挨拶したり などなど、階段を上がっていかなくても身近で日参している神様です。(まずは氏神様にお参りしてから、他へ行きましたよ

 

横須賀市津久井1丁目、岩船地蔵 さま

 

航海安全・海難除け のお地蔵さまです。

昨年、小笠原へ行く折に、そういう神様だとは知らずに、無事に帰ってこられますように・・・と拝んで出かけた、恩のあるお地蔵様です。

願いが叶って無事に帰ると、お礼の貝の首飾りを奉納するしきたりなのです。で、あのように首飾りに埋もれていますが、写っているような大きな貝は もう海岸で採れなくなっています・・・。(サザエはあるかな。漁業権があるから勝手には獲れません。買って食べたら奉納

感謝 感謝 

 

 お地蔵さまの両方のお手てが、柔らかい感じで とってもかわゆい

 

 岩船地蔵の隣にも、庚申供養塔が4体建っています。

これは天保年間のもので、刻まれているお名前は、時代劇で聞く名前ですね!

はんべえ・十右門(何と読むのだ?)さくえもん・きゅうざえもん・じゅうべえ・やえもん かな?真ん中の文字が見にくい・いちえもん。

 

 

 

 同じく、津久井1丁目青面金剛 という文字が見えますね

 

 

 こちらも津久井1丁目

見るからに古いもので・・・

 

「文化五年 辰年」の文字

これは、1808年 戊辰(つちのえたつ・ぼしん)の年の建立ですね!

210年前です そんなころから、雨の日も風の日も、あるいは関東大震災や太平洋戦争中も!ここにずっと立っていらっしゃる!!!!!

 

 昔の人のお名前が刻まれています。建てた当時の この方たちのお気持ちは・・・。

 

 

 かわってこちらは、お良しが一番身近に見ている、長沢1丁目の 長沢の神様 ← と、勝手にお呼びしている

中央の碑に「庚申塚」の文字がはっきり見えます。

庚申塚とは、庚申の年に建立して、60年に1度の庚申の年にお祭りを行うそうで・・・

中央の庚申塚の文字が見える石碑には、「萬延元年」 の文字が掘ってあり、それはいつかといいますと、今から158年前の 1860年 まさに庚申の年なのです! 庚申(こうしん・かのえさる)

 

庚申塚 とは?  ウィキペディアへ飛ぶ

 

 このような路傍の神様・仏様には、必ずといっていいほど、後ろに大きな樹を植えてあります。今は冬なので葉っぱがないですが、真夏などは涼しい日陰で、ひと休みするのに最適な場所です 

 

 こちらは長沢2丁目の、これは お良しにもわかる、完璧に 武山不動尊の「前不動」様も含めた仏様たちではないでしょうか。

「前不動」とは、武山のお不動様への道筋(主に分かれ道)に、ここを行くとお不動様へ というように道しるべとして立っているものです。横須賀市の野比の大作(おおさく)にあるものが有名です。

 武山不動尊では、毎年1月28日に、「初不動」という ご本尊の御開帳が行われます。

今年も1月28日(日)武山初不動  横須賀市公式紹介ページへ

 

 この写真の神様も、背後は以前は大きな樹々がある斜面で うっそうとしていました。今は伐採されてマンションが建っていますが、神様はそのままこの場所にいらっしゃいます。

 

 同じく長沢2丁目の 長岡地蔵様 です。

由緒正しきいわれがあるのですが、それは2月に再版される「北下浦文化マップ」を見てから追記したいと思います。

 子どもを守る、子授け、安産祈願  とかなんとか誰か言っていたような・・・

スミマセン 不確かで

 

 こちらは長沢1丁目 見ての通り、ちょっと階段を上がった高いところに鎮座していらっしゃいます。

ここも、前面はもっと緑が多かったのですが、コンクリートで覆われてしまいました。お良しの記憶では、黄色い水仙か黄色いクロッカスが(とにかく黄色い花)きれいに咲いていたのですよ

 

 「庚申供養塔」 の文字が見えます。ここは間違いなく 「庚申塚」です。 

 武山不動尊の 前不動様もあります

 後ろに影ができている 面白い景色をパチリッ!

 

 

 

 ここは、三浦市南下浦町上宮田(みなみしたうらまち かみみやだ)の、青面金剛 の文字と、見ざる聞かざる言わざるの猿3匹を従えた・・・。こういうのは、みんな庚申塚というわけではないのでしょうね??? もしかして「道祖神」というのかな?・・・あ、一番左に「庚申供養」の文字が見える石碑がありますね あ、そうか、庚申=かのえさる=猿 ということですね 

 詳しくは、「庚申塚とは?」のバナーをクリックしてみていただきたいです

 

 あがっている 黄色い水仙の花は、お良しが撮影のお礼 と 一年の無事を祈願して 捧げました 

 

 ここまで巡った神様・仏様は、みな昔からの街道沿いにあります。今も、人や車の往来をみつめつづけ、地域に大事にされていることがわかります。いつもきれいにしてあるので。

 

 この美しいお顔のお方は、上宮田の、たぶん 交通事故を悼んで建てられたと思われるお地蔵さまです。

サイクリングに行く途中 偶然 目に入り、無事を祈ったところ、「ありゃっ!おみ足が素足で寒そう。裸足じゃかわいそうだなぁ」と思って、お正月に古ーいマフラーをちょん切って 持っていって巻きました  お米・塩・お酒でなくてただの水もお供えしました。

 

だれかが非常に大事にしているようで、ピンク色の貝の 首飾りや、暖かそうなストールなども着せてもらっていますね。

 

 この日も冷たい北風が吹きつけていました・・・。

お地蔵様、ありがとうございます。

 

 下浦地区では、もっと山の方へ行くと、石碑の前面に馬の頭を配した「馬頭観音」と呼ばれるものが見られるのですが、それはまた今度 写真に収めてこようと思います。このあたりの馬頭観音というのは、仏教でいうそれとは異なり、死んだ馬(農耕馬)の首を埋めて塚を作り供養したーつまり祀った というものだそうです。(職場に来る物知りの男性談)

 まだまだたくさんある 下浦地区の庚申塚。みなさんの家の近くにも、きっと「そういえば立っているかも・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


三浦半島の台地からの見晴らしサイクリング♪ 三浦七福神編

2018年01月02日 16時17分48秒 | おでかけ旅がらす・三浦半島編

 2017年12月30日、知人からの「三浦半島からの眺望おススメポイント情報」を道しるべに、愛車サンシャイン号でワクワクしながら行ってきました、三浦市の高い所へ

 元日の記事にも致しました こちらの写真 (元日の写真とはちょっと構図を違えて写してあります)。

海の向こうに町並みが見えていますが、あそこは・・・

 

 地図に透明な直線を当ててみて、お良しが立っていた所と富士山を結んでみましたら、やっぱり 小田原(おだわら・神奈川県)が線上にバッチリ入りました!

 わかりにくいかもしれませんが、画面右 人差し指近くにある「三浦半島」と、画面左 親指の近くの白い丸が「富士山」。それを結んでいる透明定規の真ん中に「小田原」と書いてある赤い丸が見えますか?

 もっとお天気がいいと、さらにハッキリくっきり 富士山も対岸の町並みも見えるのですよー

 

 この日のサイクリングでは、眺望を堪能した後に、東京湾側に下って七福神めぐりのお寺にも寄ったので、そちらのお話を先に記事にしたいと思います

 

 穏やかな天気で、鏡のような東京湾

 

 東京湾を望む台地から、こーんな急坂を下って・・・ 

 

三浦海岸にある、恵比寿様を祀る「円福寺」(えんぷくじ・円は旧漢字が正式)さんへ寄ってみました

 秋にはたくさんの銀杏が落っこちる、大木のイチョウがたくさんあります!

お良しは、この境内の雰囲気が大好きです

おや? 写真の右端に写っている団体さんはどなた

 

 三浦七福神さまご一行でござりますマス

 

こちらにお参りすれば、お良しの両親のように 巡礼がキツイ高齢者でも、7人のみなさまにいっぺんにお会いすることができるのです

 お良しが勝手にこう解釈しているだけです

 

 三浦七福神巡り 公式HP

 

 円福寺さんの恵比寿様は、「金光恵比寿」(こんこうえびす)と呼ばれています。

縁起は、上記看板をご覧ください

三浦半島では、海の中から光る像が上がる というお話が多いのですよ。調べてみると、興味深い理由がありそうです。

 

 それから、本堂の屋根下の周りに、とっても良いものを見つけました!何年も通っていて、初めて気がつきました

 

 十二支の彫り物です

順番にご紹介

 

 

 

 

 

・・・この へび なんだか素敵 巻かれたい・・ 意味不明

 

 

・・・なんとなく、こちらがモーモーさんに見えるのはお良しだけ?

 

 

 

 

 順番替えましたが、よりによって今年のお犬様の写真がボケちゃいました 

ごめんなさい 

・・・なんだか今年の運勢を示しているような・・・

 

 本堂の正面の彫り物も、見ごたえがあります 大振りで、迫力があります!

 

 広ーい境内では、お寺の方や地域の方々が、お正月にむけて、すみずみまできれいにお掃除なさっていました。

 

 こちらの大木は、ほぼ空洞ですが、寒い冬でも葉を青々と茂らせていました。

「生きているのね~」と、言いながら、スリスリ触っちゃいました

槙(まき)の木です。

 

 イチョウの木の下のベンチでミカンを食べて休憩し、また走り出しました。

今年も一年、お守りください、七福神様 

 

 円福寺(三浦七福神 恵比寿)

 

 三浦七福神巡りのご参考になればと思い、先に記事UPしました。新年は、ふだん見られない御開帳もあります。おススメコースなので、ご興味のある方は、巡ってみてはいかがでしょうか