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お良しなさい日記♪

三浦半島からこんにちは!

今日も良いお天気で暑かった~!ので、自然から水分をいただきました( *´艸`)

2022年06月01日 20時37分44秒 | 三浦半島の「ナラ枯れ」観察・現地レポート

 2022年6月1日です。

お良し、運命の誕生日まで 残りキッカリ2ヶ月です(^o^;) 「ついたち」生まれなので、毎月1日が巡ってくると、その度にカウントダウンしてしまいます、アッハッハー

 

 

 今日は実父が午前中「リハビリデイサービス」に行っちゃってて留守なので、その隙に用たしにレッツラGO

 

 真夏でも毛布を掛けて寝ている父

 

家の小さな洗濯機じゃ洗濯できない「二枚合わせの大判毛布」なので、クリーニング屋さんまでえっちらおっちら運んでいきました

 

 調剤薬局に寄って父の薬をもらったり、スーパーマーケットとドラッグストアをハシゴして買い出し~  

「ボケないために飲んでる」と、訳のわからないことをのたまう父のためのドリンク剤「チオビタドリンク」10本入りケースも入ってます。 重いぞ~(@_@;)

 

 畑の脇にある無人販売所で野菜もゲットしたっけ~~。

( これ全部、95歳父のための食材です )

 

「荷物引き」っていうのかな?毛布を縛ってクリーニング屋さんまで運んだ帰りは、スーパーで空き段ボールをもらって買ったものを入れて、それに乗せて ゴロゴロ・ズルズル引きずって帰宅しました~~~

 

 

 ま、それはよいのですが、水分補給のために持っていた 水筒の水が、家まであと少しという所で尽きてしまったことが大変でした!(@_@;)

スーパーマーケットの洗面所で補充すれば良かったと後悔

 

 川沿いの遊歩道を、うなだれて一人ゴロゴロ・ズルズル歩いていたら、地面がこんな様子( ´゚д゚`)エー

 

 

 おやまぁ!

 どなたかもブログ記事に書いておられたかと思い出しますが、見上げると「サクランボ」が鈴なりです~~~

 

 \(^-^)/ やーったぁ➰ バンザ~イ!!!

 

 天の助けで命拾いです(笑)

 

 この木からお恵みいただきました(*^^*) 春に白い花が咲いた桜です(^-^)

アッハッハ~(* ´ ▽ ` *)♪♪♪

 

 かくして、お良しの舌は真紫色となりました

 

 

 ところで・・・・・

 

 今日の用たしでは、電車に乗って一駅移動したのですが、プラットホームから見た山肌に驚きました( ´゚д゚`)エー

 

 三浦半島南部ではここ数年間、いわゆるドングリが生る木「マテバシイ」などが「カシノナガキクイムシ」という虫が食い込む影響で枯れる「ナラ枯れ」現象が起きていました。

 

 写真で示した黄緑色の部分は、いったん枯れた茶色い葉っぱが一面に見られて、その後 落葉して 山肌にポッカリ穴が空いたようになっていたのです。

 

 それが今日見たらば、かろうじて枯れずに生き残った木々が広く新葉を広げてきて隙間を埋めてきていたのです~~~

 

 悲惨な山肌になってしまっていたので、多くの地元の皆さまも心配しておりました。行政の森林管理の方々も、神奈川県内の被害を調査されています。

 

 

 遠くから見た上部はあのような姿ですが、根元の斜面はどうなっているのやら? 倒木や崩落があるかもしれません。

 

自称「ナラ枯れ探検隊」お良しは、梅雨が明けた頃に気をつけて見に行ってみたいと思います。← 山中には分け入りませんよ、際にある鋪装道路から見てみます(*^^*)


三浦富士に出現する「農鳥(のうとり)」の今年(2021年)

2021年04月29日 20時14分26秒 | 三浦半島の「ナラ枯れ」観察・現地レポート

 富士山や その他 さまざまな地方の山肌に、春の雪解けの時期に出現して農作業の時期を知らせる「農鳥」

知らせる といいましても、人間の方がそれを見て参考にしているのですが(#^.^#)

 富士山の農鳥

 私が勝手に同じように呼んでいる この特徴的な模様の農鳥が三浦富士の山頂近くにも見られまして、ここ数年観察しております。

 最初の写真で見て、私は不死鳥(フェニックス)みたいな形をしているなぁ!と思っております。

( 友人知人の多くは まったくそうは見えないらしい、残念・・)

 

 5月を目前にした今、どこでも 柿の木の明るく鮮やかな新緑が目にまぶしいです

 

 柿の木の向こうの三浦富士の、今年の農鳥はどうかといいますと

 

ズーーームイン!

 

 

 あれあれ・・? どうやら「ナラ枯れ」?してしまったみたいですかね?

農鳥の模様の一部を形成していたのはマテバシイだったのかしら。

 

 ところで、左上の頂上に立つイチョウの木には 新しい葉っぱが出ています。

例年、台風に襲われて早々に葉っぱが飛ばされて、まるでアジの開きの食べ終わり状態みたいな幹と枝だけの姿になってしまう気の毒なイチョウなのです。

 しばらく登っていないので、三浦富士183mの頂上の「富士浅間神社 奥宮」の小さな祠にお詣りしたいものです。

 

 

「ナラ枯れ」といえば・・・ 昨年2020年8月のナラ枯れレポート記事に飛ぶ

 

上記の記事で載せた写真の場所の、現在の姿をカメラに収めてきました 

 

 京急長沢駅のプラットホームから見ています。南の方(プラットホームからみて左側)から順番に 山々の様子

 上の方の透け透けは葉っぱが落ちたためと思われます

 

 茶色い所は「ナラ枯れ」している木々

 

 中央部分は、ほぼ「マテバシイ」で形成されている林。

まだ若い木だったのか、ナラ枯れ被害が目立っていないようです。

( 右端から立ち上っているのは焚火ではなくて、本日の温かい雨で立ち昇る水蒸気 )

 

 まとまってナラ枯れしている場所。

 

 2020年8月のレポート記事内で「枯れた大木」として載せてあるマテバシイの今の様子。

落葉が進んで 存在が薄れつつあります。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 一方「三浦富士183m」の山肌はどうかといいいますと、、、

本日2021年4月29日は三浦半島に「波浪警報」「大雨・雷・強風注意報」が発令中で、断続的に雲がかかる状態にありました。

 

 ナラ枯れがたくさん見られていた右下の 山塊

 明るい晴れの中で見ると 

 ・ 2020年4月20日

 

同じ所の10日後

 ・ 2020年4月30日

 

 昨年の今ごろと比べると、新緑の出現が良くなっている気がします!

 常緑樹マテバシイの葉っぱが枯れて落ちたおかげで(?)空間ができ、周囲の健康な木々の枝からの葉っぱが 広々と展開してきたのかな?

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

三浦富士の農鳥の話から 本格的なナラ枯れの話に飛躍してしまいました、すみません

 

三浦半島の山々は、これからどんどん様々な木が次々に新緑を展開していきますので、また続けてしていきたいと思います

 

☆ ちょっと予告 ☆

 

 


カシノナガキクイムシにやられたナラ枯れ現場のその後を見てきました ★ 長沢地区のマテバシイ 2020.12月

2020年12月16日 14時41分47秒 | 三浦半島の「ナラ枯れ」観察・現地レポート

 この2~3年、北下浦地区の三浦富士周辺の山肌を観察してきまして、ブログ記事として いよいよ最終段階に入ったような気がしてきました。市のオンライン講座でナラ枯れのメカニズムを学習できて良かったです!

 最初の写真は、砲台山の下あたりの マテバシイが固まって生えている場所です。去年の春あたりまでは 形容すると「ブロッコリーのかたまり」といった こんもりとした森でした。通研通りの桜並木を引き立てる深緑色でしたが、一気に茶色く変色してしまいました。

 

 あそこは京急線の津久井浜駅プラットホームから見た、津久井地区の山です。

 

 

 地元の古老が証言するように、むかし「海苔の養殖」や「椎茸栽培」に使う道具の材として植えた「マテバシイ」が その使う場所の近くに植えられたため、海岸部に集中しているらしい三浦半島のナラ枯れ。

北下浦行政センターの横から見通せる山々は、常緑樹なのにすべて落葉して幹が透けている状況になりました。

 

 そして、今年の8月に観察した こちらの2本のマテバシイのその後ですが、、、

 に写っている二股に分かれた木 と 細い木をはさんで 左にある太めの木

 

 上を見ると、右側の二股の木は全体が茶色、左側の木は一部 茶変が始まっている状態でした。

 

 2本とも、根元には「カシノナガキクイムシ」が排出した木くず(フラス)が溜まっていました

 

 

  それが今月はこのように思い切って! 

 

 

 

  これについては、この土地の植栽担当のダンナさんのお話を伺えました。

「倒れたりしたら、来られた方に危ないから 始末しました。」ということです。

「あちこち みーんな枯れちゃって、かわいそうに・・・。」

 

かわいそうに の連発でしたよ

 

 では、カシノナガキクイムシが侵入した様子がわかる、問題の切り口です

 木の葉っぱ全体が茶変していた方の木

 

おーっ! 樹皮の穴から内に向かって道がついている~。

 

 一部が茶変していた木

 

きれいな色をして・・・。人間と同じで、ここまで育つのに年月かかっているのに、可哀そうに・・・。

 

 切られた木の隣にある若いマテバシイです。

夏に 侵入穴から樹液が流れ出しているのが確認されていましたが、今は乾いているように見えます

 樹液を放出しているのは、この木が自衛のために対抗しているのだということです。

(※注※ これは講座で知ったのではなく、8月当時に読んだ「静岡県・奈良県の資料」からです)

 

 そして そして ここからも大問題のお話

 

植栽担当のダンナさん  「マテバシイが枯れちゃって、エサのドングリがなくなっちゃうと、ここいらで増えちゃってる タイワンリスが、今度は ほかの木の中にいる虫を食べるために かたっぱしから樹皮を剥いじゃう。そうすると他の木まで枯れてっちゃうんだよ。

 

私  えーっ!!??

 

ダンナさん  「あいつらには消えてもらわなきゃならんのだけど・・・。あれはネズミだよ。しっぽ見たことある? ふさふさしているけど、中は細ーい木の枝みたいだよ、ねずみ!」

 

つづけてダンナさん曰く  「どこだかの国じゃ、飼育して食べてるらしいよ、人間が。」

 

私  えーーーっ!!?? おいしいのかな? ゾゾー でも、どうぞ日本に捕まえに来てよ。放し飼いで肉が締まって美味しいかも

 

一難去って、また一難  (一難も去ってないけれど)

 

 

 人間のお客さんが「久里浜花の国」に来てくれて嬉しいけれど、そこでタイワンリスを見かけて、

「見て見て見て! りす やっぱり自然が豊富なんだねぇ わぁ~

なんて のんきな歓声を上げてくれるみなさま、家の電線 カジられそうで冗談じゃないんデッス!

 


今年は綺麗な三浦富士の紅葉 ★ 2019年台風15・19号襲来大風&ナラ枯れで荒れた山を前向きに観察シリーズ

2020年11月15日 21時20分36秒 | 三浦半島の「ナラ枯れ」観察・現地レポート

 秋も深まり、なんとなく初冬の雰囲気の日もありますね。寒いのが大の苦手な私、夏のど真ん中生まれのお良しです・・・。

 

自宅から三浦富士が見える所にお住いの、北下浦地区のみなさまは口をそろえて → 「今年は紅葉がきれいだねぇ、台風が来なかったから~」

お山はカラフルでも、見ている我らとしては、嬉しいので この言葉一色です。あっはっは~

 

 曇りの日に撮影した三浦富士とその周辺の山です

 

 

 左上に出っ張っているのは、頂上のイチョウの木

 

 日付の上の茶色い部分は「ナラ枯れ」です。

 

 

 

 横須賀市立長沢中学校の校舎上の様子

 

 

 下の方は「ナラ枯れ」、真ん中へんの赤い木は紅葉です。

 

 晴れた日の午前中の、くっきりとした様子です

 

 

 

 

 詳しく観察していきます

 

  まずは正真正銘の「秋の紅葉」から!

 ズーーーム・イン! ↓

 わたしのバカチョンカメラではボケてしまいまして、誠に申し訳ございません。。。

 

 

 こちらが最も美しくそろっている場所です♡

 ズーーーム・イン! ↓

 

 

 

 だいぶ幹や太い枝が丸見えになっていますが、色づいた葉っぱが綺麗です。

つる性植物もずいぶんと垂れ下がっているように見えますが、あれは5月ごろに紫の花を咲かせていた「ヤマフジ」かな?

 

 

 

  替わって、お次は「ナラ枯れ」している色です

 あきらかに真っ茶っちゃなのです(>_<)

 同じ所をちょっと拡大 ↓

 

 ナラ枯れして落ち葉した枯れ木と、隣り合う紅葉 ↓

 

 

 三浦半島 北下浦地区のナラ枯れは、主に「マテバシイ」が多いということなので、紅葉している木は種類が違います。

マテバシイは 四季を通じて緑色の葉っぱが見られる常緑樹で、紅葉しているのは落葉樹です( ザックリ言ってます、悪しからず )。

 

 

 正しい紅葉は、鮮やかにビカビカ輝いて見えるのです!

 

 本日、2020年11月15日の午後二時半ごろに見た「ケヤキ」の紅葉です。

子供の頃からの馴染みの木々です~♡

 

 

 西に傾く日を受けて 枝の間に光が差し込む樹幹が綺麗で、しばし見とれてしまいました・・・

 

 

 父の家の庭の「センリョウ」の実も黄色く色づいてきまして、地面の下にあるだろう「ヤマイモ」???の蔓も真っ黄色に紅葉です。

奥に咲いている黄色い花は「ツワブキ」です。この冷える時期でも、「ハナアブ」の仲間が蜜を吸いに来ています。毎年最後に見る昆虫です。

( 蜘蛛って昆虫ではないのかな? 気色悪い色味の、シマシマ脚の 大きな蜘蛛はまだ巣を張っていますね )

10月31日の様子ですが、今日11月15日では もう、センリョウはすっかり黄色くなり、お芋の葉っぱは枯れ果てて姿を消しました。

三浦富士の紅葉も、日に日に様子を変えつつあります。冬が来ちゃう~(>_<) いやだなぁ!

 

 家の裏の側溝に棲む「サワガニ」も、完全には冬眠に入っていない模様です。巣穴がふさがっていません。雨降りで土砂に埋もれると、翌日には再び穴が開けられています(*^▽^*) 姿は見えませんが。

 

 山里の畑の際には、菊の花が咲いていました

( ずいぶん昔、私が若いころから こんな感じです )

 

  同じような写真をならべてしまいました。最後までご覧いただき、ありがとうございました。(#^.^#)

 みなさま、お風邪など召しませんように・・・。

 


「カシノナガキクイムシ」によるナラ枯れの現場へ行ってみました!2020年8月12日

2020年08月12日 20時17分16秒 | 三浦半島の「ナラ枯れ」観察・現地レポート

 「ナラ枯れ」の茶色い山肌が痛々しい 三浦半島南東部、北下浦地区の山を観察しています!

林野庁のHP「ナラ枯れの被害」の実態、駆除と予防のWEBページ

 

「お良しなさい日記」内、前回のナラ枯れ記事

 

 2020年8月12日、お墓参りのついでに 横須賀市グリーンハイツ裏山へ、様子伺いに行ってみました!

 本行寺さん(ほんぎょうじ)の横の道から入りました。写真の右側は、今はもう使われていない「村岡堰」です。← フェンスがあって立ち入りできません

 

写真①★ 直射日光が当たって、ハッキリした画像にならなかったのですが、、、( 行った時間が悪かった(>_<))

 

写真②★ 写真①の隣りの山(北側)、京急長沢駅からも 尾根の上が透け透けに見えている場所です

 

写真③★ さらに隣りの山

上の方も広葉樹みたいですが、このあとも無事であってほしい・・・

 

 それで、京急長沢駅からもっとも透け透けの林に見える山中へ分け入ってみますと・・・

( 正確には 山の際です、山中は立ち入り禁止状態です )

 

 日の光が差し込んで・・・

 

 明るい林でした

 

 下の方、地面にはササ類や低い木々が繁茂しています。

以前はうっそうとした「森林」といった風情でしたけれども(*´ω`)

 

 道沿いに立っている 比較的太い木の幹。この樹表面の傷と「カシノナガキクイムシ」は関係があるのかな?

 

 村岡堰の前の道を挟んで、この「クスノキ」は元気です。

 

 本行寺境内の「ケヤキ」の巨木。すごい迫力です!!! こちらも枯れていません。

 

 そのすぐ近くの、これも「クスノキ」。

この山一帯には大きなクスノキが多いみたいです、素晴らしい。

 

このクスノキの前から遥か眼下を見ると、、、↓

 北下浦地域に伝わる伝承民話の舞台「ミツ磯」が よーく見えます。

ナラ枯れの被害を目にして気分減退気味だった私の心は、この景色で 少し上向きに~♪

 

 でも、少し下った所にある風景に、ふたたび心を痛めました(T_T)

前回ご紹介した、樹形の良い大木です。

 

 

 樹幹に向けてズームイン!

 う~ん・・・!

この木の足元へは到底入っていけないので、場所をかえて ナラ枯れの木の根元まで行ける所をさがしてみました。

 

 はい、こちらです。

奥にある木ですが、上の方は 左半分が緑色の葉っぱで、右半分が枯れています。

枯れている木は根元で分化していますが、1本の木「マテバシイ」です ← 6月に久里浜霊園の植栽担当の男性にお聞きしました。

 

 木の真下に来ました

 

 根元を見ると、おびただしい「木くず」が広がっています!

地元在住の物知り長老Aさんが、「木喰い虫が中に入っていって喰っているんだよ」と教えてくれた、まさにその現象を初めて目にしました!

 

 よく見ると、私の腰の高さの表面に 木くずとともに いくつかの穴があるのを見つけました。

 

 この木は「マテバシイ」といって、秋にドングリが生る木です。周囲には前年のドングリでしょうか? たくさん落ちています。

マテバシイの葉は、春の新葉の展開とともに 古い葉が落ちる性質がありますので、今ここに落ちているのは ナラ枯れに寄るのか、正常な落葉なのか私にはわかりません。

 

 そしてそして、不安材料をみつけました!

 さきほどの写真で、枯れていない方のマテバシイの根元にも ↓

 こーんなにいっぱい、木くずが広がっていたのです!(@_@)

 

 

 とってもとっても細かい粒子で、健康な木の色をしたきれいなものです。

生きたまま蝕まれる・・・恐ろしいです・・・

 

 その2本のマテバシイの手前に、枝下ろしされた木が2本あります。

その表面を見てみると、、、↓

 

 木くずは無いものの、樹液が垂れています。

 

 樹液のカタマリをこそげ落としてみたら、穴が出現しました!

 

 これが、薬を打ち込んだ跡(痕)なら良いのですが、いったい何でしょうか?

 2020年8月13日追記★ この木がキクイムシの侵入に抵抗して樹液を出しているのだそうです。樹液の分泌が多い木では、枯死を免れることもあるということです!

・出典・ 奈良県と静岡県のナラ枯れの資料

 

 

 

 上の方からも・・・

なんだか「木の涙」みたいに見えちゃって、私も悲しくなりました。心配 心配・・・

 

 この最後の現場のその後を別記事にしてあります! よろしかったらどうぞご覧いただきたいです  「ナラ枯れ現場の2020年12月」お良しなさい日記 

 

 林野庁の「ナラ枯れ被害」紹介ページにあるような、燻煙材を打ち込んで養生してあげたいけれど、たくさんありすぎて追いつかないでしょうし、よっぽど重要な木 または 周囲への影響が重篤な立地でもないかぎり、お金を使ってやってくれそうにないですね 今の日本は いろいろ問題が山積みですし~

 

 我がふるさとの山々、これからどうなっちゃうの  本当に、まじめに「横須賀市立人文・自然博物館」に行ってこようっと

 

 ★ 長沢在住の物知りAさんもおっしゃってましたが、元々「マテバシイ」はここに自生していたわけではなく、薪やタキギにするために植えられたものだそうです。ある程度育てば伐採し、若木に入れ替わっていく、という山のサイクルがありました。

 しかし今や伐採せず育つがままに放置した結果、キクイムシの生息に適した太い木(幹にのみ侵入する)が増えて、キクイムシの繁殖しやすい環境が整ってしまっている、ということです(*>ω<*)

 

 ・出典・ 奈良県と静岡県のナラ枯れの資料


15・19号台風や「キクイムシ」によるナラ枯れで荒れた山肌を前向きに観察・・していたが!どんどん進む山の茶変

2020年08月12日 09時05分23秒 | 三浦半島の「ナラ枯れ」観察・現地レポート

 久しぶりにこのシリーズの記事を書きます。

 

2019年秋の台風での倒木はともかく、「ナラ枯れ」による ドングリが生る木「マテバシイ」の枯死で、山肌が真っ茶っ茶になっていっている三浦半島南東部。

 

5・6月に新葉の芽吹きが見られた木々でも、ここへきて悲惨な姿に急変してきています ↓

 右側は、前年に茶色く枯れた葉が落ちてしまった山塊

 

 無事に見えていた 中央部分も変色してきました

 

 どんどん広がる茶変

 

 落葉したところは復活していないように見える

 

 悲しかったのは、5~6月に新緑が美しかったこの大木が このようになったことです。

( 久里浜霊園の直下 )

 

 近寄って見てみると ↓

 

 大きくて 悠々としたたたずまいの形良い樹木です。元気そうだったので ショックです~(´・ω・)

 

 どうしてこんなことになってしまったのでしょう? 気温が高いから? 下から新しい木が生えてくるって言う人もいますけれど、いつになるの? 

調査をしているようですが、木喰い虫駆除 と 木の養生、間に合わなさそうに見えます。

 

 三浦富士のような大きな山でも、けっこう荒れてきたので、この後のことが心配です。

動植物の生態系、川・海への影響、そして人間にも何かが及ぶのではないでしょうか? 山際は涼しいけれど、これからは温度が上がるかも?ご近所さんは「保水力が低下して 山が崩れたらどうしよう(;´・ω・)」と心配している人もいます。

 素人の私が考えても正解は出ないと思いますので、そろそろ「横須賀市立人文・自然博物館」にでも行って伺ってこようかなぁ・・・。


三浦半島南東部の山やまを遠望 6月の様子 ☆ 2020・6・7 ナラ枯れ被害はどうかな?

2020年06月08日 08時08分13秒 | 三浦半島の「ナラ枯れ」観察・現地レポート

 このブログの舞台 本拠地、三浦半島南東部「下浦地区(したうら)」の高台から 清々しく見ています~♪♪♪

 

 電車まるごと1両分を画面に入れ込んじゃうところが私流です ( 構図無視 )

 

 北の方角を見ています

・ 手前のまぁるい森は、横須賀市長沢4丁目

・ 画面右端の白い鉄塔 手前、三角形の山は横須賀市野比「白髭神社の社叢林 富塚山」( とみづかやま )

・ 画面中央付近の白いビル 後方、横須賀市野比と久里浜の間にある山々

 

 その順番にアップで確認していきます

 5月29日に撮影した姿です

 ここに 「マテバシイ」の木があるのかは確認していませんが、多くの場所のマテバシイがナラ枯れ被害に遭ったという痕跡はないようです → その後9月に一部ナラ枯れを確認(2020年10月17日に追記)

 

 私が子どもの頃は、このあたりにはこういった杜(森)が京浜急行線のトンネルの上まで続いていました。この下に畑などがあり、夜になると真っ暗でした。

今いる高台を通って学校から帰る時間に この杜から満月が上がってくるのを見た時は、あまりの美しさに 子どもながらに感動したことをよく憶えています(*^-^*)

 

 

 お次は「富塚山」↓

 

 海側と反対側では 生えている木々の種類(傾向)が異なっているように見えます。

海側にある白髭神社の裏は「自然林」ということは間違いないので、もしかしたら反対側のこっちは植林されたものかもしれませんね~( 京急長沢駅裏などは、昔の人が 薪を採ったり、実を食料にしたり、シイタケ栽培の榾木・ホダギにするための椎の木などを植えた という話を長老から聞いたことがあります )

 

 そういえば思い出しましたが、この山は北側をすこし崩しましたよね? 子どもの頃はもっと大きくて、ハッキリとした三角形でしたよ。

 

 ごめんなさい!ちょっとここで補足です。「かもしれない」とか「だそうです」などというあいまいな言い方が多い私の記事を反省です(´・ω・`) 

 横須賀市HP「白髭神社の社叢林」についての記述です、ご確認くださるとありがたいです

 

そしてさらに、気になる学術調査論文を発見してしまったので、そちらも文末に載せます。ひとまず記事をつづけます → 

 

 富塚山の北側、野比海岸に面している山々です

 

立っているのは春まで稼働していた「ごみ焼却炉」のエントツ。お良し宅からも良く見え、毎朝 雨戸を開けるとき、焼却中ならば上がっている煙の向きで その日の風向風速を知る手段としていました(笑)

 

 一面べったりとした黄緑色に覆われた、おそらく「久里浜緑地」の南側の山肌

 

野比から久里浜へ抜ける「尻こすり坂」の上の方だと思います。ところどころ茶色い木がありますが、私も今年初めてまじまじと見たので 例年とは違うのかどうかもわかりません~(;^ω^)

 

 この方向は、「YRP・横須賀リサーチパーク」が奥に見える 横須賀市長沢6丁目の山です。

カメラの日付が写っている部分は、私の目の前にあった 新緑&開花中の「マテバシイ」です(*^▽^*)

 

 私が立って遠望していたのは こんな所。この高さですので 目の前を カラスだトンビだ なんだかんだと悠然と飛ぶ鳥たちがいます。

「こーんな景色をいつも見てるんだなぁ!」

と、思わず声が出てしまいました~( ほかに誰もいないしネ )

 

 海の上、「ミツ磯」(みついそ)の岩にも ウミウが休んでいるようです

 

 

 それにしても、どうして長沢周辺の山々にナラ枯れが多いのでしょうか? 久里浜霊園植栽担当らしき旦那さんがおっしゃっていた「ナラ枯れはマテバシイがほとんど」という植生環境なのでしょうかね~??? 山の中を歩いていても、マテバシイっぽい木々の生え方やドングリが目立っていたのは私も感じていました。

 

 たしかに「椎の実」は美味しいです! マテバシイを滅ぼした木喰い虫は憎いですが、マテバシイよりも手軽に美味しいスダジイが無事だということに希望を見出している私です ← ほとんど論点がずれている

 

 「遊びのポケット あそポケ」という、ドングリの特徴と食べ方を紹介しているWEBページです 

マテバシイ  ( 和名は、待てば椎の実のようにうまい実がなる という由来があると、私が持っている図鑑に書いてあります・諸説あり )

 

スダジイ   ( わたしは見つけると そのまま殻を割って食べちゃいます ) 

 

 文中で言いかけました、白髭神社の社叢林がらみの木になる論文です。おそろしく長いので、要点を申し上げますと こういうことです →

 「三浦半島の植生は、もともとスダジイを主とする多種多様なものでした。しかし、海藻の乾燥作業に使うためマテバシイが植林され、今は用途がないままマテバシイが放置されて、三浦半島の植生の中心になってきています。マテバシイの性質上、山の構成植生はスダジイよりも単純になってしまっています」

という、まぁ、マテバシイに対して後ろ向きな論文となっている印象です!

 

 神奈川自然誌資料2011年3月 小嶋紀行「三浦半島におけるマテバシイ植林とスダジイ林との種組成、種多様性および植生構造の比較」   ← ごめんなさい、ページに飛べません。論文名を打ち込んでいただくとみつかります。

 

 人間生活の都合で植林された「マテバシイ」が幅を利かせちゃって、本来 自然に生えていた「スダジイ」の出る幕がないよ~、スダジイがある林は、いろんな植物がまじって育っていくのにぃ ということみたいです。

 

 ということは 採った海藻の成型作業のため!だから下浦海岸ちかくの 京急長沢駅裏の山にマテバシイが多くて、目立ってナラ枯れをおこしたのでしょうか? ここ数年の「マテバシイ ナラ枯れ被害」で減退したとしたら、どういうことになりますか????? 植林したマテバシイをどの地域から調達したのかは知りませんが、もともと生えていたスダジイ群でなく、植林されたマテバシイが木喰い虫に襲撃された・・・というのは・・・これもある意味 自然淘汰!?

 

 今日もお山の木観察に行ってきたのですが、図鑑片手に木々を近くで見ていて「マテバシイ」と「スダジイ」の区別がつかなくなってきちゃったんです(@_@)))) これはもう・・・

 山の中に自生している 本当のスダジイを求めて三千里! 三浦富士ー武山の間に実際に生えている「スダジイ」を見に行かないといけませんね → 9月下旬に、実をつけた元気な2本のスダジイを見つけました( 2020年10月17日に追記 )

 

いつも長文をお読みいただきまして、どうもありがとうございます  心よりお詫びして感謝申し上げます、ごめんなさい。


今回は本職の解説付き! ナラ枯れ と 令和元年15・19号台風で荒れた山肌を前向きに観察 ☆ 【京急長沢駅周辺】2020.6.7

2020年06月07日 19時12分50秒 | 三浦半島の「ナラ枯れ」観察・現地レポート

 ここ数日より気温低めだった本日、空気が澄んでいそうだったので 午後から山肌観察に行ってみました!( 本当は、山肌に太陽が真正面から当たっている午前中に 撮影するべきなのですが・・・)

 

 京急長沢駅裏の山々というのは、私が個人的主観で大くくりしてみると 漢字の「 山 」という字のように3つの山塊が並んでいるように見えています。その後ろ側に なだらかな尾根があり、3つの山をつないでいるといった風景です。

 

 頭の中に「山」の字を思い浮かべていただいて、わかりにくいかもしれませんが 3つの写真をご覧いただきます(#^.^#)

 

最初の写真は、もっとも南側に位置する山です。それを真正面から見ると

 前回の記事で載せました 霞がかかったような画像です(6月2日撮影)

 

 そのお隣りの「山」の字の 真ん中の山は( 本日 )

もう一枚 角度を変えて同じ山

 真ん中の山塊は、けっこう無事みたいです♪  新緑がモコモコしています。

 

 もっとも酷くまっちゃっ茶にナラ枯れしていた、「山」の字 右側の山は

 日付が見えている ふんわりした山がそれですが、赤茶色に変色していた葉っぱは無くなっていますが、相変わらずの 枯れ枝風です(@_@)

 この写真の奥に見えている 透け透けしている場所をアップで見てみます

 う~ん・・・、葉っぱが無いようですが、すっかり枯れてしまったのか? はたまた余力を蓄えている最中なのか~???? 心配なところです(。´・ω・)

 

 ここを観察した後、「山」の字の 一番右の部分の山塊の際をぐるっと回って・・・

「三浦大仏」さまの後光がちょろっと見える場所へ行ってみました

 

 たしか4月の初めのころ、同じ場所の写真を載せたと思います。後光の下に見える茶色い部分は 相変わらず新緑になっていません。

 

 ここで! わたくし、暑さの中で自転車こいで疲れてはいたのですが、導かれるように あの三浦大仏さまの近くまで行ってみちゃったんです!

 

 そうしましたら、ありがたい出会いがあったのです!

この山をよく知っていらっしゃる、「久里浜霊園」の植栽管理担当様であろうか?という職人さん風の旦那さんと、なぁーんとお話することができました~!

 

 木の中に木喰い虫が入っちゃって、ずいぶんやられちゃった。やられたのは「どんぐり」の生る木。

 老木・大木・若い木 などに関係なく、みんなやられてしまう。

 被害に遭ったのは「マテバシイ」がほとんど。

 今 きれいな葉っぱが出てきているのは「スダジイ」で、こちらは無事だった。

 

ここからお良しです → 山肌が黄緑色でモコモコしているのは「スダジイ」という、ドングリが生る木だそうです♡ ( もちろんスダジイ以外もあります )

そして、これから大丈夫なんでしょうか?という質問には、「だいぶやられちゃったもんねぇ」というお返事で、どうやらわからないみたいですね。

 

 

 とにもかくにも、今日ようやっと 植物を日々見ている(診ている)方にお話を伺う機会を得られて、疑問が解けた点もあって良かったです

 

  それでは、現在 まぶしい新緑を展開しているという「スダジイ」をよく見てみます

 三浦大仏さまのお足もと直下から、スダジイさんの頭頂部を激写!

 

 近寄っていってパチリッ!

 

 ちょうど今、花が咲いています~♡ 虫が飛んできています~♡ 秋のドングリが楽しみです~♡

( しかしながら・・・、教えてくださった本職の方には申し訳ないけれど、これは「マテバシイ」じゃないかなぁあ・・・?)

 

 ちなみに、私はたまたま これの芽吹きの様子を「スダジイ」とは知らずに撮影しておりました

( 今年の5月7日 ) やっぱりマテバシイの方じゃないかなぁ???

 

ではでは、その時に写真に収めていた スダジイの新緑に似たこちらは何という木でしょうか?

 ( 5月上旬に輝く黄緑色でした )

 

 まいどくだらない おまけの話を一席 

 子どもの頃から結婚して家を離れるまで、両親と私は 毎年元旦に「武山・砲台山・三浦富士」縦走初詣というのをやっていました。登山道(ハイキングコースでもある)にある木々には名札がついているものも多くあり、中に「スダジイ」もありました。当時父がよく冗談を飛ばしていたのです。それは 

 

「おばあちゃんの実家は 須田っていうんだよ。そこのじいさまが、つまりは 須田爺っていうんだな!あっはっは」 須田爺 → スダジイ   ・・・  くだらなすぎ

 

 スダジイさん 御無事でなにより

 

 

 


令和元年15・19号台風で荒れた山肌を前向きに観察シリーズ ☆ 2020.6.3 入梅のきざし

2020年06月06日 20時36分26秒 | 三浦半島の「ナラ枯れ」観察・現地レポート

 京急長沢駅の西側の山です

 

 ここはナラ枯れがひどかった所です。上の方が透けているのは、地域の方々が仰るには 台風の風で葉っぱや枝が飛ばされちゃったから ということです!

 

 ここには 3つぐらい 山のカタマリ がありますので、もう2つは追って掲載したいと思います。なぜ今日載せないかといいますと、最近は空気中の水蒸気が多いせいなのか(?)、山々が霞んで見えていまして、ハッキリ写せないのですよ~(@_@) ↑ すぐ上の画像をご覧いただいても、白っぽく写っているのがわかると思いますが・・・。

ま、カメラの使いこなしができていないっていう理由もありますけれども!(>_<)

 

 三浦富士もこのように 1枚薄布をかぶったような感じです

 

 野比消防署前から遠くに見える三浦富士

 

 先の記事で書いた「農鳥みたいな模様」が目立つのですが、霞がかかっています。

 

三浦半島地方、まもなく梅雨に入りそうです

 

 本日、野比1丁目 某所から望む「白髭神社の山・富塚山」もクッキリハッキリとは見えませんね~。三角山も、ここからだと ものすごい急斜面に見えて驚きました!! ゴロゴロゴロゴロ~ころがる ころがる おむすび転がる~(@_@)

 

 急斜面の富塚山を眺めつつ下ってきて、お地蔵様のところで休憩していたらば、ちょうど青い電車が通りかかって嬉しくてパチリッ!

 

 大作の交差点の「武山のお不動様の前不動さま」には、きれいなユリがあがっていました。

わたしは子どもの頃、三浦富士の目の前から浦賀まで通学していたので、信仰の山、武山不動尊への かつての道中がどんなふうだったか 想像できるような気がしています。

 

  たとえば浦賀から、切通しみたいな 高坂( こうざか )の暗い道を越えて 久比里坂を下り、久里浜をぬけて 激坂だったという尻こすり坂を上り、野比の田園地帯に入ると 大作( おおさく )にある この前不動様が出迎えてくれます。

右に曲がって起伏に富んだ田んぼ道を行き、野比川を渡って、両側が丘の 上り坂を通っていくと長沢川沿いに出ます。そのまま川沿いに上がっていって、手前に三浦富士登山口、奥の現在「通研通り」を上って武山登山口にたどり着きます。

 振り返れば、今と同じように 海と房総半島が眼下に見えていたでしょう!

 

とにかく、当時は田んぼばっかりの緑の中、夜はまっくらだったでしょうねぇ・・・。ホタルはきっといましたよ!( いちおう、長沢在住のお年寄りのお話 や 横須賀市発行の古い写真集で見たものを参考に

想像して、書き連ねてみました )

 

  話がそれましたが、景色が霞んでよく見えなくなってきましたので、入梅中は 観察日記もぼちぼちとなりそうです・・・。7・8月になると、山の色は濃い緑一色になってしまいます。たくさん葉が茂って、ナラ枯れや台風で抜けた部分が 周囲の木々でおおわれてくれると良いと思っています 

 

 すぐ続きます  6月7日の山肌の記事へ

 

 まもなく梅雨入りですね


令和元年15・19号台風で荒れた山肌を前向きに観察シリーズ ☆ 【今日の三浦富士】2020.6.2

2020年06月02日 20時48分09秒 | 三浦半島の「ナラ枯れ」観察・現地レポート

 お久しぶりの話題復活でございます(*^^)v 

思いもよらず、楽しみにしていてくださる方々が数人いらっしゃることを知って 大変恐縮しております。しかし 三浦富士への関心の高さと、やっぱり ` 三浦富士愛 ’ をお持ちの方は多いのだ ということがわかって、とっても 嬉しく思って感謝申し上げます

 

 最初の写真は、本日の朝7時台のお姿でアリマス!ゴミ捨ての帰り道に、良く見える場所へ寄り道して撮っています。

きれいだなぁ~ と、ほれぼれ見つめつつ パチリッ!

 寄りで見てみますと

 

 

 2年前に気づいた、私には「フェニックス」に見える模様が浮き出る季節となりました~☆

( 私の友人には不評でしたが(>_<) )

 

 良く晴れた日に見たところです

 

 ご近所さんたちも「ボサボサになっちゃってたもんね(;゚Д゚)」と話している、最もメチャクチャに倒木していた場所です。まだまだ幹が露出して見えていますが、樹木本体は葉っぱが茂ってきているようです(*^▽^*)

 

もうちょっと私が高い所に上って、寄って写してみます

 上の方は無事に黄緑色になってきました!( カシ とかの照葉樹 )

 

 その照葉樹、その他の黄緑色でほぼ全山おおわれている「野比の白髭神社の裏山、富塚山の社叢林」です!モコモコした姿が美しいです。

 奥に房総半島が見えるほど、お天気の良い日でした。

 

その富塚山(とみづかやま)の左に見える山肌も

 一面 このようなパッチワークとなっていま~す♡ ところどころ 茶色く抜けていますが・・・。

 

 ほんとうに今、山が美しい季節です~!

 

★ 昨年の今頃の様子を、ちょっとさがしてみました ★

昨年の記事の2枚目の写真に写っている、5月16日付けの三浦富士のモコモコの新緑を、今年は見た記憶がありません・・・

2019年5月31日の三浦富士の記事へ

 

☆ ここから下は、昨年の5月の様子と比較する写真となります ↓

 今年の5月9日です。三浦富士頂上 下の部分にご注目です。

 

 寄ってみたこの場所は、4月に「新郎新婦みたい」と思った 大きな木とピンク色の桜が並んでいる所です( 憶えていらっしゃるでしょうか? )

 当初から私には、下の方が崩れているように見えていました。

 

 こちらが、昨年の記事に登場する新緑でモコモコの山肌と同じ日付の頃です。( 5月17日 )

 

 寄りで見ても、モコモコしていません。かえって5月9日の方が黄緑色が目立っていました。

 

 そして今が、農鳥が浮き上がっている こちらです ↓

 

 う~ん(@_@) ナラ枯れ と 台風で、木々が縮小しちゃったのかな? 長沢在住の物知り長老さんは「日の光が下の方まで届いて、かえって新しい木や葉っぱが育っていくから心配ないよ」と仰っていますので、大丈夫かな? 害虫による菌に負けてナラ枯れを起こすのは、年数がたった老木だとも仰っていて、若い木は大丈夫らしいです(諸説あるかも?)。

 

 今日の三浦半島南東部沿岸地方は 涼しい北東の風が吹いて、日差しを避けていれば爽やかな一日でした。私もひさしぶりに自宅に帰って お昼寝をしてしまいましたよ~

 

 定点観察している場所からの日の入りは、三浦富士の肩のあたりまで来ました!

画面に出ている撮影時間は午後5時53分、本当の日没時間まで まだ1時間あります。183mの山に沈むので、この場所では早めなのです。

 

・・・このシリーズ、つづけます・・・

 

 


令和元年15・19号台風で荒れた山肌を 前向きに観察シリーズ ☆ 【今日の三浦富士】2020.4.14

2020年04月14日 20時14分34秒 | 三浦半島の「ナラ枯れ」観察・現地レポート

 前日の強風・雷雨の一日から一夜明けた、三浦半島の霊峰「三浦富士」183mです。← 浅間神社の奥宮の祠が祀られているので 霊峰 でしょう?(*^-^*)

 

 ・ 三浦富士は女性の神様である「富士浅間神社」の女性神 コノハナサクヤヒメ が祀られているということで、古くから 地元の女性たちに愛され、上まで登ってお祈りし、女性特有の悩みをお助けしてもらっていたということですよ( 地元の長老の話 と 図書館で借りた三浦半島の書籍の記載より )。

 ・ でも、これも一説にあり  女性の神様なので、男のことについては女性に対して嫉妬深い

えーっ 三浦富士の神さまぁ!お良しは男性にからっきしモテたりしてませんので、どうか嫌いにならないでくださいませよ~ と、いつも一言 訴えているのです あっはっはー

 

 なーんとなく、頂上のイチョウが芽吹いてきている感じがしていますよ~、どうかな? 登っていって見てみたいものです。

 

 三浦富士を北側から見ていて、もっとも悲惨に見える場所は ここです ↓

 三浦富士の東側斜面、京急長沢駅方面からの登山道が上にある付近でしょう。 

昨年の台風通過直後も山肌がめちゃくちゃになったのがわかりましたが、少し経った初冬、枯れた葉っぱが落ちると、さらに状況がハッキリわかってきたのです。

 今こうしてみると、倒木したものは枯れ果てているように見えますね? でも、下草が緑色になってきました!

 

 では、ナラ枯れしていた場所はどうなっているかといいますと ↓

 一つ上の写真にある倒木している場所から、もっと東側、久里浜霊園の上の方です。

昨年いっぱい、べったりと赤茶色をしていた部分ですが、落葉してきています。

 

 こちらの山肌は、京浜急行線の「京急長沢駅」ー「YRP野比駅」間の高架橋線路からもよく見える場所です。海の方を向いている斜面です。わりと綺麗ですねぇ♡

 

 あれれ? よくご覧くださ~い 

上の方が一か所、茶色くなっていますね、そこから何やらあやしい針が見えていますよ~

 

 久里浜霊園さんのてっぺんにおわします「三浦大仏」さまの光背で ございました

ここから見えたなんて、今まで気がつきませんでした でも、目の部分まで見えていなくて良かった・・怖いもん

( 長沢川にかかる「村岡橋」から急坂を上がった所から撮影 ) 

 

【2020年4月14日】

 


令和元年15・19号台風で荒れた山肌を前向きに観察シリーズ ☆ 【今日の三浦富士】2020.4.11

2020年04月11日 20時31分50秒 | 三浦半島の「ナラ枯れ」観察・現地レポート

 これを書いている午後8時台、三浦半島地方 雷雨となっています

4月中旬でも「春雷」という言葉を使ってよいのでしょうか?

昼間は青空がきれいなとっても良いお天気でした 桜が咲いてから、海上が霞んで見えなくなっていた 海を挟んだ向こう 房総半島が、今日は はっきりめに見えていたぐらいの晴天だったのに・・・。天気予報は当たりました!

 

 本日の三浦富士183mは、朝7時台に撮影してみました。朝日が真正面から当たった姿で、陰影がついてなく、細部までよく見えます。

 

 毎日 撮影しても違いが判らないと思いますので、何日おきにUPいたしましょうかねぇ?

いちおう、日々変化していることには気がついているのですが(#^.^#)

 お天気によって、ガラッと表情が変わりますので、そういう姿も含めて、傷んだ山肌の回復の様子を記録していこうかと思います。

 

 183mもの高さで吹きっさらしの、頂上のイチョウの木。

イチョウ独特の黄色い紅葉になる間もなく、だいたい秋の台風や暴風で 冬枯れの姿になってしまうことが多いです。

 今現在も ↑ あんな感じですが、変化を追っていきますネ~。

私が子どもの頃は、あんなに突出した木ではなかったのですが、だいぶ育ちました(*^▽^*)

 

 

 時は流れて 午後3時前 

 

 三浦富士の向こう側に日が傾いて、山肌の陰影がハッキリしてくる時間帯も なかなか良いです♡

 

5月に入った頃、昨秋に丸出しだった倒木がすっかり新緑で隠れていくか・・・、その時を待ちましょう。

 

 

 それで、場所が変わって・・・、虫が媒介する菌で枯れた木が多い京急長沢駅周辺の山の様子ですが・・・ 

 中央 下の方は、新緑が見られます。

問題は「ナラ枯れ」です。下浦地区にある楢(ナラ)・樫(カシ)・椎(シイ)などの木で、主に老木がやられるということですけれど、左上の方から右端にかけて茶色いところがナラ枯れしている所です。

 

 もっとも悲惨なのが、「湘南信金」の看板の左に見えている山肌です。一昨年から昨年にかけては、あそこは一面まっ茶色でした!

 その上の方に、透けた林が見えるのがわかりますでしょうか? あそこは15・19号台風で まばらな感じになってしまった所です。( 私はその理由を知りません )

 

 ふっくらしている真正面の山を含めて、一時期の枯れ葉の、ひどい真っ茶っ茶色赤茶色が薄くなってきたように感じます。カシの木の類(常緑広葉樹)は、新緑とともに古い葉っぱを落とす性質なので、あれらの枯れ葉はまもなく地上に落ち、・・・そして新芽は芽吹いてくれるのかどうか? 落葉樹のナラなどは、立ち枯れてしまっているかもしれません。心配です。

 

 でも、地元の物知りの長老さん曰く  「もともと人間が薪を採るために植えた木々なんだけど、今の時代山の手入れもしないから 老木が増えているんだよ。若い木はナラ菌にやられたりしないから、自然淘汰っていうのかな? 今回 大きな木が倒れて、下にあった若い木が育ってくるから大丈夫だよ

 

 そうかな  期待 期待 

 

ナラ枯れを誘発する カシノナガキクイムシ 画像 

【東北森林管理局】さまのページより拝借

 


令和元年15・19号台風で荒れた山肌を前向きに観察シリーズ ☆ 【今日の三浦富士】2020.4.10

2020年04月10日 20時47分30秒 | 三浦半島の「ナラ枯れ」観察・現地レポート

コロナで暇しているので、日課を課して真剣に定点観察していくことに致しましたぁ~パチパチパチ

 

 183m頂上直下

 

 桜の隣に大きな樹が寄り添うように立っていますね(*^^*)

新郎新婦のお二人みたい ♡&♡ いいなぁ!

 

 三浦富士の東側の山塊

モクモクと、若い葉っぱがわき上がってきているようです♪

 

 


令和元年15・19号台風で荒れた山肌を前向きに観察③ 三浦富士の春の芽吹きは?

2020年04月01日 09時15分55秒 | 三浦半島の「ナラ枯れ」観察・現地レポート

 2019年秋に押し寄せた2つの大型台風によって、三浦半島も散々な様相になりました・・・。

 

 特に下浦地区の山は、虫が媒介する菌による「ナラ枯れ」で一部荒れていた上に、暴風による倒木・枝落ちなどが一目瞭然のありさま!

 

 2020年3月 

 

 4月2日 

 

 最初の写真と ほぼ同じ場所です~

いかかでしょうか?

 

 ほわほわと見えているのは、芽が伸びてきているからだと思います、きっと!(期待♪)

 

 3月28日、南風の強風が吹いて気温が20度を超えた、雨上がりの午後です。

 

 

 

 あっという間に、山の桜も終わっていきます・・・

 

 3月中旬下旬の雨は、そのあとに様々な花と葉っぱの展開を促す「エネルギー源」だと感じています。雨上がりであり、また、気温が上がっていく今後も観察していきます

 

 ・・・・・あ、交通機関を利用せず、行動範囲を狭く限って 単独行動で(* ´ ▽ ` *)ノ 


令和元年15号・19号台風で荒れた 三浦半島南東部の山肌を前向きに観察②

2020年03月22日 21時18分32秒 | 三浦半島の「ナラ枯れ」観察・現地レポート

前回の投稿で「1週間で劇的に変化します」と述べた山の様子を、1週間たたないうちに再び観察してまいりました。

 前回の記事「観察①」へ

本日2020年3月22日、三浦半島南東部特有の「南西の強風」が吹く中、またまたテキトーに作ったお弁当を持って歩いて行ってきました~♪

 

 葉っぱが茂っていない三浦富士183mの頂上 ↑

( 最初の写真も三浦富士です )

横須賀市長沢の奥地の高台から見ると、なぁーんと!頂上に祀られている「富士浅間神社奥宮」の石碑らしきものが見えるのですねぇ!(*^▽^*)!

 おわかりになりますか? 扇形に白く抜けているところに、長短二つの棒みたいなものが見えているのがそうです。頂上には浅間さまには無関係の石碑も建てられていますので、あれは何か特定しがたいですが。

 

 前回の投稿で山肌を見た場所と同じ所からです ↓

 下の方に一直線に見える「通研通りの桜並木」

 

 ズーーーム・イン! ↓

 だいぶ山の桜が咲いてきました♡ 1年に1度の「桜の春の主張」と私は呼んでいる風景です。

茶色く見えているのは、ほとんどが害虫が媒介する菌で枯れた「ナラ枯れ」だと思われます。

台風による暴風で折れた木もあるかもしれません。

 

 右へカメラを振って、お良しからの視界の真ん中が三浦富士。

 

 右端が砲台山直下です。

広大なカシの木林だと思います。京急長沢駅前の山も こういう林ですが、広範囲でナラ枯れしてしまっています。砲台山直下は所どころに茶色い木があるみたいな~?

 

で、私は (*^-^*) 今日も今日とて、街へは行かずに お金を使わず、残り物でお弁当~

ここから望む景色は、このあいだから述べている「長沢」の名の由来の地形です ↓

 

 真ん中に小高い丘があります。

それを挟んで向こうとこっちに、「長沢川」の本流と支流が流れています。その川沿いの低い所を( 沢ってことかな )海岸方向から風が上がってきます!

 向こう側は通研通りに沿って、こちら側は彼方に見えている「NTT通信研究所」の建物方向へ抜けていきます、が!

 

 こちら側の沢の ` どんづまり ’ は、あの家がある所です。あそこが急斜面になっていて、見えているフェンスの所に立って風をまともに受けていると 髪の毛が総 逆立ちになっちゃいそうです!

 風がぶわぁーっ!!! 木々がざわざわー!!! 山全体がゴォーッ!!!

川づたいに 先細りする沢を海から入ってきた風が、あそこを一気に駆け上るのです!

 

 私は風を避けた場所に腰かけて食べていましたが、きっとご飯は「花粉のフリカケ」入りになっちゃってたと思います

 

🌸 周辺で見られた野の花について書きたかったのですが、長くなりそうですので 別の機会に 🌸