フランスに揺られながら DANS LE HAMAC DE FRANCE

フランス的なものから呼び覚まされることを観察するブログ

J'OBSERVE DONC JE SUIS

Resume - DELF - 中島義道 - Polanski

2005-02-25 20:19:51 | フランス語学習

(samedi 3 juillet 2004)

今朝、IFJへ。夏季コース Techniques du Résumé の第1回。どのように論文・記事を要約するのかについての概論。先生から質問も来たが、何とかわからないということを答えられた。要するに、résumé、compte rendu の何たるかをほとんど理解していなかったということに気づく。帰りにカフェで宿題の文章を自分の言葉でまとめるのに腐心する。また読書雑誌 Lire で紹介されていた Rafcadio Hearn の "Aux vents caraïbes"(カリブの風に乗って?)を読み始める。帰りに、近くの本屋で人に薦められた中島義道の「不幸論」と「孤独について」を買い、電車内で読む。自分との共通点も少しありそうで、またこれから同じようなことをやろうとしていることにも驚く。

Lire
Aux vents caraïbes
不幸論
孤独について

(vendredi 9 juillet 2004)

昨日、仕事が終わってから résumé の宿題を1題だけやる。ここでやらなければ、ずっとやらないだろうということで、何とか半分にまとめることができた。このところ仕事のためにフランス語に頭が回らなくなってきている。夜帰ると仏検の結果がきていた。緊張して開けてみると、合格ライン76点(63%)で、得点が76点という離れ業をやってのけていた。走り高跳びで跳んだ後、体が触れてバーが揺れているが、なかなか落ちないという感じである。何であれ合格なのですっきりはしたが、この点数では面接が重要になるだろう。1週間で(!)ある程度の準備をして、当日自分の意見を述べることができるかがポイント。それが終わった翌日はモントリオールに出張ということになる。

明日IFJであるが、今度は早めに短いものだけでも仕上げたい。最初から完成形を求めると手が動かなくなるので、最初はスケッチを書くような気分でやるくらいがよいのだろう。

(mercredi 14 juillet 2004)

パリ革命記念日、パリ祭。この日曜は仏検である。仕事が忙しくてフランス語に頭が回っていない。DELF-A6の口頭試問の時も、直前にそのコツをHPで見つけたので何とか場を持たすことができた。今回もこれからである。ポイントとなるのは論理だてて話すこと、そのために必要となる表現を押さえておく必要があるだろう。土曜一日を準備に当てることにする。

先週の IFJ で résumé の2回目。ポイントを全く聞いていないということがわかった。要するに、内容がわかったことで満足しているのではなく、要点をいかに簡潔に自分の言葉で論理的に表現し、それ自体で花のある文章に仕上げるのかが問題になる。先生にそこのところを指摘され、résumé というものが少しずつわかりかけてきたようだ。今のところは本当にヨチヨチ歩きもいいところ。

(dimanche 18 juillet 2004)

本日10時42分から仏検準1級の2次面接があった。ヨーロッパ連合が拡大していくことについてと結婚がどんどん遅くなることについての意見を聞く2題が出て後者を選んだ。日本人とフランス人の試験官。和やかな雰囲気でスタートしたが、考えを2-3分の間でまとめるというのは大変である。何とか質の高い exposé にしようとすればするほど、その罠にはまってまとまりがつかなくなるという悪循環。これは練習をしておかなければうまくいかないということを実感。

明日から Montréal である。フランス語がどれだけ使い物になるのか、実地訓練の場としたい。またこれまでのように思いもかけない出会いがあるかもしれない。新しい自分になって帰って来たいものである。

(lundi 26 juillet 2004)

昨日、DELF の結果が届いていた。A5 は予想通り40%で不合格、A6 は65%で何とか合格した。合否は大体わかるものである。秋に受け直すことになる。

モントリオールでは、わたしのフランス語でも何とか通じるということがわかった。「英語で話してください」などと言われようが、ほとんどフランス語で通した。また、パリから来ていた同業者に会い、これから共同プロジェクトでもやらないか、という話になった。これが新しい出会いであったのか。帰りのモントリオールの空港で、Polanski:entre deux mondes (Stephane Bonnotte, Frederic Zamochnikoff) を見つけ、帰りの飛行機の中で半分くらいまで読む。今までに見た彼の映画は ハリソン・フォードが出ている Frantic とジョニー・デップの The Ninth Gate くらいであったので、もう少し見てみたいという気にさせてくれた。

Polanski : Entre deux mondes
Frantic
The Ninth Gate

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DELF - Annie Ernaux - TEF - 仏検準1級

2005-02-25 18:33:48 | フランス語学習

(juin 2004)

昨日、DELFの A5、A6 を受けてきた。A5は完敗であった。内容は、記事を読んでその中の文章の意味を自分の言葉で説明するのと全体のまとめ、さらにそれに関連した日本の状況について自分の意見も含めて200字で書くというもの。週末の朝からの試験。仕事の疲れのためか、全く集中できず頭が働かない。途中でやる気をなくし、再度やり直すことにした。A6 は Le Figaro の記事を読んでその内容を compte rendu した後に、質疑応答があった。compte rendu については数日前にちゃんとやらなければ駄目だということに気付き、基本的な話の流れについて準備はしておいた。付け焼刃ではあったが、やっていなかったらまず駄目だっただろう。こちらの感触としては、何とか半分はいくのではないだろうか。A5 は40%くらい行けばよいだろう。秋までにしっかり準備して、体調を万全にして臨みたい。2週間後は準1級の試験がある。少し準備しなければ、、。

DELF の後に、アニー・エルノー (Annie Ernaux)著 "L'occupation" が目に付いたので買う。この著者がIFJで講演をしていたことを知る。この本のテーマは la jalousie。心の動きを細かく追っている。1週間で読み終える。この著者には他にも面白そうなのがある。比較的短いので読む意欲を削がないのがいい。その後、彼女の母を語った "Une femme"、それにつながる母の言葉をタイトルにした "Je ne suis pas sortie de ma nuit" も読み始める。

L'Occupation
Une femme
"Je ne suis pas sortie de ma nuit"

4月に受けた TEFの結果がきたが、予想は大きく外れていた。大幅に上がっていると思った読解は前回と同じ。何かの間違いではないかと思うほど。あの感触は何だったのか。それに引き換え、できていないと思った聞き取りは上がっていた。文法問題はよくできたという感じがしていたので納得。全体として、前回より110点上がってNiveau 4(中級の上)になっていた(619/900 = N4; ecrite 181/300 = N4; orale 246/360 = N4; lexique 192/240 = N5)。これほど伸びるとは思ってもいなかった。

この日曜は仏検準1級の試験であるが、今ひとつ盛り上がらない。こんな調子で大丈夫だろうか。

本日、準1級を受けてきた。今ひとつ緊張感がなかった。受けている最中は、時間もたっぷりあり楽に合格できると考えていた。しかし正解と比較してみると、これが相当に危ない。点数がわかるところでも48/71(68%)。ちゃんと読んでいれば間違えないようなところがいくつかあった。残りの書き取りや仏訳、内容読解など筆記のところ49点がどう採点されるかがわからない。合格ラインは78点(65%)くらいと考えられるので、書き取りの結果などを見ると、相当難しいと考えたほうがよいだろう。要するに、しっかりとマスターしていないということだろう。来年に向けて、少しは確実に覚えておきたい。来年でフランス語をはじめて4年になるので、何とか基礎だけはマスターしたいものである。

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