フランスに揺られながら DANS LE HAMAC DE FRANCE

フランス的なものから呼び覚まされることを観察するブログ

J'OBSERVE DONC JE SUIS

Ultimate French - 仏検2級 - Evene.fr

2005-02-19 23:19:38 | フランス語学習

(juin 2003)

今年も6月に入ってしまった。仏検2級の試験が近づいている。結果はどうでもよいとは言うものの、試験前はストレスがかかるようである。今までほとんど気にとめていなかったaccentに注意しながら書くことまでやっている。最近、2001年秋に買ってそのままになっていたThe Ultimate French Review and Practice を読みながら練習問題をやっているが、これは意外と自分に合っているようだ。これからはこの本をBibleとして毎日読みながら、出てきた単語やフレーズを使って関連の文章を書いていくという作業を繰り返すことにより少しはましになりそうな予感がしてきた。まだ2年にもなっていないのだから、じっくりと感触を掴んでいきたい。

The Ultimate French Review and Practice

4月から某学校の作文添削を始めた。これまで3回、苦しみながら書いている。評価はB、A、Aをもらっているが、これは続けるのが大変。見えない人を相手に文章を書くというのは辛いものがある。しかし、ここで書いたことがDELFの口頭試問で役に立った。添削とは別に、自分が興味を持つ話題について考えをまとめておくのは有効だろう。(添削は結局のところ3回しか続かなかった)

仏検2級の1次試験が今日あった。10時から12時半まで、三田の慶應大学で。読解力が1時間半、休憩20分をはさんで書き取り聞き取りが35分。DELFでは見られなかった中年の人が教室の中に3-4名いたようだ。前半の読みは1時間くらいで十分の内容であった(TEFやDELFに比べるとたっぷり時間がある)。しかし、それから読み直していくつかの勘違いを見つけたので、他の試験でも自分で気付かないだけで早とちりが結構あるのではないか。書き取りに関しても、比較的ゆっくり読んでくれているので、内容はほぼ掴むことができた。綴りについてもこの1ヶ月意識的に見ていたので、間違いを最少にできたようだ。全般的な印象として、まだ余裕があり自分の限界にはきていないように感じた。解答がすぐに配られなかったので(郵送されるそうだ)正確にはわからないが、自己採点では85点前後で合格しそうだ。1級を来年秋に予定していたが、今年の秋にまず予備的にトライしてみようかという欲が出てきている。

最近、 Citations du Monde.comから毎日1文を送ってもらい、文章の感触をつかむようにしている。また、France 2やFrance Cultureを聞きながら、scribbleすることも始めている。聞きなれない言葉について辞書で調べたり、すでに知っている言葉がこんなにも違った音として聞こえるのかということを知り楽しんでいる。明後日からヨーロッパに出発するが、フランスで自分の中がどのように変化するのかが楽しみである。

Citations du Monde

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DELF - TEF

2005-02-19 22:18:07 | フランス語学習

(mai 2003 - II)

先週、DELF A1、A2の前半部分を受けてきた。余りかしこまったところのない試験であった。教室には50代の人はいなかったのではないか。鉛筆を持っていかなかったせいで、ぶっつけ本番で作文の答案は相当に汚いものになった。この試験は初めてなのでストレスであったが、受けてみてまずまずの出来ではなかったかと思う。テストなので、自信のないところは確実な表現で書くということが求められるのだろう。どうも遊び気分が抜けないので困ったものである。この日曜には面接がある。今ある実力で何とか乗り越えられそうな予感がしている。

テストを受けることは、フランス語をマスターする上で弾みになる。試験のためにどうしても勉強するようになるし、試験の結果を知ることにより、さらに意欲が湧いてくるようだ。フランス語を始めた頃の興奮はなくなってはいるが、より知ろうとする気持ちは益々大きくなっているようだ。

昨日、DELFの口答試験を受けてきた。A1の問題は「私(試験官)の日本の生活について質問するように」というもの、A2は「男女共学の是非について論ぜよ」というものであった。最初は緊張していないつもりであったが相当に緊張していたのだろう、質問の意味がよく分からなかった。試験の要領を読んでいたので、質問を繰り返されている時に1-10の番号を選べといっているのだと分かる。まずまずの出来ではなかったかと思う。最初の試験官は2年足らずでそこまで行くとは、と驚いていた。A2の試験官は真面目そうな人で結果については表情に出さなかったが、最後にVous comprenez ce que j'ai dit?と聞くと、Sans aucun problème!と言ってくれたのでひとまず安心した。今回受けてみて、DELFがどういう試験なのかがわかったが、これまでのやり方が間違っていなかったという印象を強くした。これからDELFの上を受けてみたい。相当の集中力を要求されるので、1回に2レベルを受けるのが得策だろう。順調に行くと、2005年にDALFを受けるところまで行くことになるが、焦らずじゅっくりとフランス文化に触れていきたい。

TEFの結果が届いた。今回の試験直後の印象は、読解は前回よりできた、聞き取りがどういうわけか全く駄目であった、文法はよく分からないが前回よりもよいかもしれない、Niveau4になるのは難しいだろうというものだった。予想通りの結果であった。読解は前回よりよく、文法も前回よりよかったが、聞き取りは伸び悩み(509/900=N3; ecrite 181/300=N4; orale 200/360=N3; lexique 128/240=N3)。ただ前回より総合で70点ほど上だったのが救いと同時に驚きである。Niveau4(>541)は次回の課題になった。

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2回目のTEF - バルザック

2005-02-19 20:17:25 | フランス語学習

(mai 2003 - I)

4月にTEFを受けてみた。今回は、前回よりも読みは確実によくなっていると感じた。はじめの読みではすべて答えられなかったものの、現時点での力は出せたと感じ満足したせいか、聞き取りでは切り替えがうまくいかず、最初からよくわからない状態が続き、結局集中力を欠いたまま終わった。最後の文法も前回よりよくなっているような感じではあったが、結果は余り変わらないのかもしれない。Niveau4(中級の上)になるためには、あと1年くらい必要かもしれない。

本屋の立ち読みで、バルザックの「谷間のゆり」(Le lys dans la vallée)の現場はツールToursを中心にしたロワール地方であることを知る。彼はそもそもツール生まれだった。また、Paris vaut bien une messes. の発言者Henri IVに関する逸話が渡辺一夫の本(岩波文庫)に出ていた。新教プロテスタントとして育てられたがフランス王となるためにカトリックに改宗する。カトリックのミサでも受けてやろう。それだけの価値がパリにはあるのだ、という意味なのだろうか。歴史を紐解こうとすると時間が全く足りない。

谷間のゆり
アンリ4世

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