民主党の選挙ポスターは、野田の写真に「決断」の大文字。
何をやるにも、決められず、決まらなかった、あの野田だぜ。
「決断」があったとすれば、最後に追い詰められて「解散」と
叫んだだけじゃなかったか。
あの11月14日の党首会談での「解散宣言」は、党内で孤立し
追い込まれての「ヤケクソ解散」以外の何物でもなかった。
ミンスの大ウソが、あれをも野田の大決断と、奉る所にある。
野田が今さら何を言おうが、株価は低迷し、円の対ドル・レイト
は動く気配も無かった。
日銀はゼロ成長の目標を実行していた。
その株価が9400円に迫り、円も対ドル、対ユーロで改善を
示しつつある。
日銀がゼロ政調を維持しているのは、操作している事が歴然。
それを名目3%のインフレ傾向に、直そうと思えば日銀は出きる。
ただし野田や安住では出来ない。
マニフェストとはカール・マルクスの共産党宣言の「宣言」の意だ。
共産国家、ソ連やその衛星国が、どんな悲惨な状態だったかを
東欧諸国をつぶさに、この目で見てきた。
菅直人、輿石、赤松、横路などは、共産党と変らない手合い。
共産党宣言を大事にする気があって当然だろう。
日本共産党なら、まだ立場が明快だ。
立ち位置を分かり難くして、共産党よりもサヨクのミンスに騙される
事なかれ。しかも二度目だぞ。
当初「日本維新」は「みんなの党」と連携するものと見られていた。
現に両党の幹部が、選挙区の区割りまで協議していた。
「日本維新」が勝手に石原を担ぎ、おまけに「立ち上がれ」五人も
組み入れる事を決めた。
そこで「みんなの党」側の反発を食った。
橋下は、そこでもまだ、己の迂闊さに気がつかない。
「みんなの党」には、それなりの歴史がある。
国政選挙も経験している。
関東を主に、多くの選挙区に候補を用意してあった。
そこへ橋下が、あとから「日本維新」独自の候補者を立て、
その結果21選挙区で両党の候補が、同じ政策で勝負する破目になった。
そこで飛び出したのが、橋下の「ジャンケンで決めたら良い」である。
渡辺は当然怒った。
あそこで怒らないと、「みんなの党」がバラバラになる。
橋下は己の失言が、渡辺を怒らせた事に気が付いていない。
あいつはやっぱりバカ者か、大の阿呆である。
これで「太陽の党」といったんは名乗った、元自民の老人クラブも
当選するか否か、危うくなった。
「日本維新」は、もはや選挙の台風の目ではなくなった。
「時計の針を戻すのか」と喚いているが、
己が時計を壊した張本人の意識が無いらしい。
経済の基礎も知らずに、安倍にケチを付ける蛮勇が笑わせる。
野田が自民の足を引っ張る分だけ、自民票が増えミンスが減る。
生半可な知識で、金融緩和の論議をやるから、そういう結果を生む。
新聞各紙の選挙予測は、ミンスに甘い。
ミンスの獲得議席は50も取れるかどうかだ。
「維新」が大きく落ち込むから、多少は救われるかな。
野田の選挙区でも、選挙カーの周囲で「ウソツキ」「インチキ」の
声が上れば、千葉県民の健全度合いのバロメーターになる。
鳩が消え、菅も落ちる。野田が落ちても当然だろう。
なんとも姑息な手段に出たものである。
それしか言う事が見つからないのかと哀れに思う。
世襲議員は、地盤も看板も親譲りのものがあり、
新人でも有利なことは事実であろう。
だが世間は世襲議員にはより厳しい。
下手な事をすると一期で命脈を絶たれてしまう。
ミンスには世襲の者が少ないから、自民をあてこする。
小泉進次郎は、これがあの純一郎の子とは思えない
論客であり、勉強熱心な議員である。
そんじょそこらのガールズの何十人が束になっても
一人の進次郎に勝てっこない。
ミンスは、創業者も放り出し、下克上で党を乗っ取った
野田が支配する、踏み絵の恐怖政党と化した。
国際会議に、これが日本の代表だと、威張れる顔に
生まれ変わってから、他党をあげつらう事をやれ。
マーケットは正直だ。
日本の景気なんか、株価が二万円にでもなれば、
一気に明るくなる。
ミンスの時代には無かった事が、いま始まりかけた。
円安の進行で輸出環境は大いに良くなる。
ミンスが消える事を、歓迎した市場のシグナルである。
小選挙区はボスのチカラがモノを言う選挙制度だ。
小泉内閣は長くは続いたが、「郵政民営化」のスローガン
だけで集まった、チルドレンが多数当選できた選挙で、
この内閣の間に、日本の社会の秩序が大きく破壊された。
竹中氏を重用し、雇用の世界で「派遣業者」が跋扈した。
民主の三年間は、小沢組の親分が鳩の家を乗っ取り、
小泉方式に倣ってガールズ選挙に大勝した選挙であった。
小沢は独裁者の顔を昂然とし、官邸の権威を無視した。
いわば蘇我氏みたいな政権であった。
そのミンスが、野田によって「下克上」の様を呈している。
野田を歴史上の人物に例えれば、松永弾正の名しかない。
鳩は弾正に追われ殺された足利義輝に相当するのだろう。
橋下維新は信用できない。自分が大阪市政に専念する間を
石原将軍に任せ、四年後に総理を目指す、その為には
全ての政策も、石原の都合よく会わせようとのいい加減さ。
こんなヤツ維新を名乗るには不当であり、倒幕どころか
老い先短い、徳川家康を担ぐ理念無き政治グループに
成り下がった。いわば260年の空間を越えた「新撰組」である。
日本円は82円台に乗り、株価は一万円を回復する気配。
国際収支の大幅赤字にも関係なく、市場が安倍政権を好感
している。
デフレ脱却と、円の不当な高値を是正できれば、日本の景気は
良くなるシグナルが出ている。
戦後レジュームからの脱却は大いに結構なこと。
中国の海洋強国には、自衛隊の国防軍への改組も大いに結構だ。
何も戦争をせよとは言わない。
戦争は二十世紀で終わった遺物と見る。
スイスにもスウェーデンにも強力な軍事力がある。
国際社会で存在感を高める手段として、特に海軍と空軍の強化を。
勝手に「八策」だの「維新」だの名乗っているが、
企業・団体からの政治献金は禁止事項であった筈が、
石原に連れてこられた、元自民の連中から苦情が出るや、
すべてOKに180度の転換とは、呆れ果てた節操の無さだ。
坂本竜馬の魂が泣くだろう。
維新を名乗ってはいるが、中身は新撰組に似た存在で
徳川家の犬になった姿は、到底倒幕の志なんか見えない。
橋下はクライアントの要求次第で、右から左への転換ぐらい
簡単にやってのける人間だと丸見えになった。
多くの政策の違いを、鵜呑みにしてまで石原将軍の威光が
欲しかったのか。橋下の弁舌に単純に乗ることなかれ。
どうも野田の言う事が意味不明だ。
オバマと会って、「私の決意は変らない」と言ったらしいが、
決意って何を決意したのか。
国民が知りたいのは、TPP加盟でアメリカや他国が、
日本の現行制度に、何かケチを付けてくるのかどうかで、
野田が決意を定めたかどうか、そんな事に関心はない。
野田はとかく言葉を濁す。
何言ってんだか、サッパリ分からん。
事前協議って、何を事前に協議するのか。
それを加速するって、どういう意味なのか。
国内でひとつの党も守りきれず、分裂を見て見ぬフリの男だ。
国際的な交渉ごとが出来るはずも無いわな~。
オバマは、野田の言う事が分かったのだろうか。
何か知らんが、決意は固い。ああ、そうか。
たぶん、そんな程度の理解であろう。
困ったヤツである。早く辞めて普通以下の人間に成れ。
最近テレビコメンテーターなどの話を聞いていると、
民主への風は国民が吹かせたと、明らかなウソをいう
輩が目立つ。
あの時の異常なまでの、政権交代の嵐はマスコミが煽ったもの。
今さら国民がと、責任逃れを図るマスコミは汚い。
今回の大問題は、日本維新への石原の割り込みに尽きる。
橋下は目先大阪市政に専念するから、石原との喧嘩は起きない。
しかし、石原と橋下とでは、政策が大いに違う。
石原は漢語が大好きで、小異を捨てて大同に着けと叫ぶが、
本来の日本維新と、立ち上がれ日本の間には、年令や感覚以上に
大きな政策での不一致があった。
石原が突然都知事を捨てて国政に走り、とりあえず平沼に身を寄せた。
そこから一連のドダバタが始まったのだ。
橋下は今回の選挙には出ない。もし出るとしたら石原とモメるのは必至。
僅か五日で沈んだ太陽の党の年寄りたちが、各地で日本維新の旗を
挙げるのを見ていて、何が大同団結だと思うのはボクだけだろうか。
何かがオカシイ。あの年寄りたちが「維新」だろうか。
小異じゃなく、大きな政策不一致、信念の差があるように思える。
「少数を嫌って、多数に着いたが石原のホンネだろう。
何か嫌~なものが、石原と「立ち枯れ」の周辺から漂ってくる。
第一80歳の石原に、世界を飛び回る体力はあるのかね。
ともかく、「日本維新」の新鮮さは、消えてなくなった。
谷垣への8月8日の約束を、引っ張れる限り引き伸ばし、
その間に国会も開かず、何もしないで遊んでいた事への
反省の言葉が丸で出ない。
党内では、あのドジョウの追い詰められた末の解散宣言を
あたかもドジョウの英断であるかに、言い触らすバカが居る。
元NHKの安住がその代表だ。
年が押し詰まってからと、ブーブー言うのも大勢おるが、
何もかもサボっていたが故の、ミンスの責任じゃないか。
責任感なんて言葉は、ミンス語の中には無いのだろうが、
日本語にあっては、非常に大切な言葉なのだ。
相変らずマスコミの輩には、ミンス同調者が居る模様で
特に毎日新聞が、傑作な投票予定党の%を作文する。
野田の顔を見ていたら、まるで己が大決断を下したかの
得意さを表していて、一体ヤツはどんな神経の持ち主なのか
今さらながら疑いたくなる。
何がバカ正直なものか。
党内で引き倒されかけて、その首謀者が例の日教組のワル
と知って、後がなくなり、とっさに出た言葉が解散だったに
過ぎないというのが、本当のところの筈。
マスコミが如何に宣伝しようが、日本国民はバカじゃない。
石川県で出た小沢ガールが選挙区を追われ、東京15区に。
そこで小沢側近の東とかいうた白髪のオジサンと決戦する
らしい。
鳩が勝手にポッポと鳴くのがうるさいと、安住が怒り、
どうやら創設者が宣誓書を書かされる破目になりそう。
石原太陽と橋下維新の合流は、どう見ても野合だ。
名乗りを上げたのに、手勢が集まってこない家康が
焦れて大阪と通じ、西軍の大将になったようなもの。
披露宴までやった、河村減税の面目なんか気にしない。
当てが外れた小林興起が、泣いている。
国民はバカじゃないから、日経の予測では野合で15%。
民主にまだ16%も投票予定の者がまだ居るとは思えぬが。
素人集団が何も出来ない事は、三年間のミンスで分かった筈。
橋下や松井は、猪瀬みたいな忠実な執事じゃないぞ。
石原の思い上りが通るほど、今の日本の国際的な立場は
悠長ではない。
今回ばかりは、安倍ー石破政権で、失われた三年を回復する
以外に道は無い。
オレが手を挙げれば、ただちに多くの手勢が駆けつける。
そう自惚れたのが、実際に手を挙げても誰も寄りつかない。
アレッ、おかしいな。そうだオレが新党の名前を付けてやった
平沼の所に行こう。
そして二人代表に名を連ねたら、それからでも大勢来るだろう。
それで暫く待ったが、誰も来ない。
よりにもよって、最悪の小さな党と、対等合併に及んだ。
河村たかしといえば、元民主党の衆院議員。
自ら「総理を目指す男」と自称していたが、誰もが笑うだけ。
東国原が宮崎県知事として脚光を浴びていたから、あやかろうと、
名古屋市長に出ただけの男だ。
市税を下げることで、人気を得たと錯覚もしている。
そんなオメデタイ奴が率いる「減税日本」との合併を先にやり、
そこで、橋下維新やみんなに大同団結を呼びかけても、無理な話。
慎太郎はボケ老人だな。世の中が見えなくなっている。
古賀誠である。森・青木・野中などの一味だ。
悪しき自民党の代表の一人でもあった。
解散が決定し、次期選挙では勝てないと自覚したのか、
出馬を取りやめた。
自民党にとって、結構なことだ。
福岡は、ワル一匹の引退で、ずいぶんスッキリした。
自民の中に巣食う、ワルは古賀誠に続いて、党を出て行け。
ミンスに居坐られる国家的マイナスと比べたら、
年内に来年度の予算案が通らないことぐらい、
なんのマイナス要因にもならぬ。
総選挙で自民党の勝利を見越して、日経ダウが大きく上げ、
円も対ドルで円安に転じた。
今夜ヨーロッパ市場や、アメリカでもミンスの終焉を祝う動きが
見られると思う。
安倍総裁は、ミンスでは出来なかった、大胆な金融緩和や
デフレ対策で、抜本的日本経済の建て直しに着手するだろう。
中国の全人代が終わり、死んだ筈の江沢民が、老いの一徹で
自派の登用に成功したが、いまさら60歳代の年寄りを集めて
どうかなるものでもなかろう。
習近平の顔色が悪い。李克強の方が五年後には勝つのでは
なかろうか。
ミンスは三人の総理の誰もが、TPPに前進も出来ずに終わった。
TPPは、単なる経済同盟ではなく、中国の海洋強国に対抗する
太平洋軍事同盟の色を濃くして行くのではなかろうか。
新政権に先ず望むことは、詐欺マニフェストの全面破棄は当然で、
農家への戸別保障などのサヨク志向のバラマキ政策を全面的に
破棄することだ。社会保障費の名前さえ付けば、支払い増もOK
とはいかない政策をこそ望む。
石原新党も無能無才をむき出しに。
こともあろうに、河村の「減税日本」との合流を決めた。
さっそく橋下が反応。
「先に決められた以上は、選挙前の合同は無理だ」
この反応は当然のこと。
これで日本維新と「みんなの党」の、団結を羨むだけの
運命に墜ちた。
石原新党と大騒ぎの結果が、これでは情けない限り。
いくらミンスの落人でも、「立ち枯れ」+「河村減税」には
組する魅力は無いだろう。
石原慎太郎の日本史の知識不足はおびただしいが、
言うに事欠いて「関ヶ原」とは、よくも言うたな。
1600年の「関ヶ原」には、東西両軍の先鋒部隊が激突
したが、江戸の東方には、上杉・佐竹の軍勢が構えていたし、
中山道を進んだ秀忠指揮する、徳川軍主力の進軍を阻んだ
眞田昌幸の存在もあった。
現に秀忠の徳川主力は、決戦当日に、まだ木曽の山中に居た。
そういう広範囲の背景の下に、あの歴史的な決戦があったのだ。
石原慎太郎は知るまい。
西軍を実質指揮した石田三成だって、世評とは異なり、島左近、
蒲生郷舎、舞兵庫などの、東軍大名並みの戦上手が居て、
簡単には攻め切れなかったし、正面でぶつかった主力部隊の
宇喜多と福島の戦では、前線指揮官の明石全登が可児才蔵を
圧倒し、福島正則勢は総崩れの一歩前まで行っていた。
吉川広家の不参戦で、主力の毛利秀元や長宗我部などが山を
下ることが出来ず、そこへ小早川秀秋の裏切りがあっての、
徳川家康の辛勝であった。
今の慎太郎には、手勢といえる兵力もなく、頼みは橋下の
維新の会ぐらい。到底「関ヶ原」では無い。
橋下は大阪市政に夢中だから、いわば織田信長が台頭して
きた時代の、堺の傭兵みたいなもの。多くを期待するのがマチガイ。