民主党員にはロクな奴がいないと知ってはいたが、
野田という財務大臣のお粗末さも相当にヒドイ。
電話によるG7に本当に参加出来たのだろうか。
怪しいものだ。
アメリカの威信も落ちたものだ。格付け会社ったって、
所詮民間の一企業だろう。
それが勝手に他国の国債や社債にAAAだの、
AA-だのって、等級を決めること自体がオカシイ。
アメリカはそんな手合いに、格付けを落とされた。
米ドルに値打ちが無くなったのは、1970年8月に遡る。
それまで米ドルが世界の機軸通貨たりえたのは、
1トロイ・オンスの金と35ドルが兌換出来たからであった。
ニクソンが大統領の時、突然声明一つで米ドルの金兌換を
中止してしまったのだ。
それまで日本円は1米ドルに対し360円と固定されていた。
ドイツマルクは90円だった。
今のアメリカは、欲しいままに米ドルの印刷を続けている。
市場に溢れている米ドルが値打ちを下げているのである。
アメリカ国債を多額に持たされている世界第二位の国が
日本である。それを上回る国が現れた。
言うまでもなく中国である。中国は90兆円相当の米国債を
持っている。日本は71兆円だったはず。
アメリカと同様に,好き放題に通貨を印刷し続けている
国がある。中国だ。いずれ破綻するだろう。
日本円にも、ある時期米ドルに代わる世界の基軸通貨に
なる機会があった。80年頃だった。今となっては夢物語に
なってしまった。
ひとり円高に放置されているかに見える日本円だが、
実質実効レートなる方式に当てはめたら、まだまだ円は
安すぎるのだと言う。
スイスフランに比べたら割安なんだと。
野田が市場介入を決心して77円の円が、まだまだ割安だと
したら、今度こそ輸出企業は持たないだろう。
電力不足になりかねない原発対策の国から、電力豊富な
国に移動しようと工場主なら誰しも思うことだろう。
菅の下で、日本は工場を失い、安定雇用を大いに欠く国に
成り下がってしまった。内需でまともな雇用が守れるのか、
大いに疑問である。
今回の出来事で世界の株価が下がり、総額650兆円が
失われたらしい。銀行も個人も財産の目減りがデカイ。
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