作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 野田の言葉の「すり替え」が始まった 】

2012-01-17 10:04:27 | 02 華麗な生活

民主党大会での野田の演説に、言葉の「すり替え」が目立つ
が、各紙はそれを報道しない。
よく
理解が出来ていないのだろう。各新聞社の論説員も落ち
たものだ。

野田は一貫して「社会保障と税の一体化」を唱え、社会保障と
いう言葉の中に、多くのムダが
あることに触れずにゴマ化して
きた。
社会保障の言葉に一本化している内容分析を国民に
見せる
努力は全く行なっていないのである。

国家財政がピンチであることは明白な時、社会保障という
言葉の「ひとくくり」で何の目的にいくら使って
いるかの説明が
全くなされていないのである。

具体的に言えば、農家の戸別所得保障にいくら掛かったか。
それは本当に必要な保障なのかが、何も語られていない。
子ども手当て、変じて子どものための手当てについても然り。


典型的な社会主義政策で、大きな政府を目指すのが民主党
である。
ところが野田は民主党大会で、途端に言葉の「すり替え」を
やったのである。
すなわち、突然「財政再建のために消費税が必要だ」に
変ったのである。
その上で野党攻撃に転じ、この法案が参院で通らない事態に
なれば、どんな結果になるかを、
野党は深く考慮すべきで、
時として手法を変えても許されると開き直ったのだ。

これは、いざとなれば、衆院解散総選挙をやるぞと、野党を
脅したのである。
「社会保障と税の一体化」が、突然「財政再建のための消費
税アップ」に姿を変え、
そして衆院の数を頼っての、解散チラ
ツカセには、心の底から怒りがこみ上げてくる。

財政再建のために消費税が「虎の子」の財源だと、言い続け
てきた身として聞き流すわけには行かない。

野田の演説のどこが上手いのか、単なるゴマカシじゃないか。
野田支持者の反論を待つ。



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