またも官僚が机上で作った作文が出た。
日経に二面に「雇用創出630万人」の見出しが踊る。
これが野田のいう「分厚い中間層の復活」に繋がるとは、
到底思えない、典型的な作文である。
古川という、国家戦略担当大臣が居るが、国会での答弁など
聴くに値いしない、軽薄なハナシに終始するオトコ。
こんな若僧に、日本の国家戦略を任せて良いのか、心が寒くなる。
日経は五面の下五段を割いて、原案の要旨を書いてあるが、
中味の空疎たるや、官僚の作文にしてもヒドイ。
具体性に欠ける、単なる作文を書けば、それで日本の再生が成るのか。
野田の頭の中が、透けて見える「絵に書いた餅」に、時間と費用を、
いくら使ったのか、それが虚しい。
若い人材の就職支援に厚生労働省が、「ジョブサポーター」制度を採用。
ハローワークの職員は、若者や学生新卒の就職の面倒なんか見ない。
それを補うというか、誤魔化すために言うべきだろうが、中高年のオジサン
を、追加予算で2300人雇い、ハローワークの職員が本来やるべき仕事を
任せている。
臨時雇いのオジサンたちは良く働くが、予算枠が無くなると消える。
ハローワークは肥大化している。職員自身が、もっと求職先を求めて、
率先して働けと言いたい。
何がモノを動かし、ヒトを動かし、カネを動かすだ。
ハローワークの現場がどうなっているか、その確認も無しに、よくもこんな
作文で、デフレ経済脱却の道筋と書けるものだ。
高齢者による、次世代の人材育成のための、投資・寄付の拡大を支援すると
あるが、何処で誰が、そんな高齢者探しをやっているのか。
作文で日本の再生や、分厚い中間層の復活とは、厚かましいのも程がある。
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