作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 プロ野球トライアウト 】

2010-12-30 12:30:00 | 02 華麗な生活


毎年のことだが、ドラフトの対象になった選手
たちに華やかなライトが浴びせられるのと対象
に、戦力外通告を受けて失業の淵に立たされる
かつての主力選手や期待されながら伸びずに
終わった選手たちが、最後の望みを託して
挑む12球団合同のトライアウトが行われる。

今年もロッテで四番を打った堀や、楽天で五番
の川口、巨人の抑えに期待された小林雅などの
顔が、集まった選手たちの中にあった。

タテジマのユニフォーム姿の者も二名居たよう
に見えた。一人は庄田だったような気がする。

その俊足でポスト赤星と期待された外野手だ。
もう消えるとしたら可哀そうだが、阪神の外野も
競争が激しく、藤川俊介が一歩リードした中から
はみ出たのかもしれない。

今季リーグ優勝したソフトバンクからも、何名か
トライアウトに出ていたが、そのドキュメントを観た。
一人はドラフト1位で入った高卒の捕手。幸い西武
に誘われた。FAで出て行く細川の代わりだろう。

トライアウトは、投手もバッターも必至だ。
ホームランを打ったバッターには希望が出るが、
打たれた投手は哀れを極める。見ていて残酷だ。
まるで暴君ネロの時代の奴隷同士の決闘のようだ。

ホークスを追われた選手の一人には、腎臓障害を
持つ5歳の男児がいる。ドラフトで選ばれた選手
たちだから、他の職業の経験がない。高校時代
には王様気分でいただろう。アルバイトの経験も
無い。

去年は今岡が阪神を追われた。打点王と最高
打率で二度の優勝に貢献したスターの末路は
哀れであった。幸い年が明けてからロッテに
入団できたが、あまり活躍したとも思えなかった。

こうして見ると、去年の赤星、今年の矢野は
自分の意思による引退だから、解説者への
道もあって、まだ幸いな方であろう。

サッカー選手の寿命はもっと短いし、一般サラリー
マンだって、いつ戦力外の通告を受けるか分から
ない。
植木等のスーダラ節の時代ではない。公務員だけ
は身分保障がある。そんな世の中おかしくはないか。

今年の大学新卒の就職率が57%程と騒がれて
いるが、57%の中にも、かなりいい加減な会社が
多い。
金融業たってサラ金のことだし、チエーン展開の
安売り小売業も大勢の新卒を取る。早ければ
五月には辞める羽目になる。

大勢の大卒を取る会社ほど、二年か三年で辞める
者が多く出る。



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