艦娘とかいう奴らが変態すぎる
艦これSSです。
深海棲艦を滅ぼして幾星霜。
しかし提督と結婚した艦娘はただ一人。
老いることなく残された艦娘たちは色々発散できず―――――性癖をこじらせた。
そんな中で突如現れた提督たる資格を持つ人間。
当然発生する争奪戦と露わになる性癖。
基本ギャグです。
「この部屋にはどうやって入った」
「私が艦娘で貴方が提督だと言うことを大家さんに伝えたら快く合鍵を渡してくれたわ」
大家ぁ…。大体この国は艦娘に甘すぎる。
そりゃあ確かにこいつらはこの国を深海棲艦とかいう奴らから救った英雄なのかもしれない。
それでも許される事と許されない事はあるだろうが……。
――いや、本当は分かっている。
国はこいつらに手を出さないんじゃない、出せないんだ。
人類が勝てなかった深海棲艦を早々に全滅に追い込んだ艦娘。
つまり、万一にも彼女らの機嫌を損ねて実力行使に出られるなんて事態にでもなれば、
深海棲艦に手も足も出なかった人類が抗えるはずもないのだ。
だからこの国は艦娘達を英雄として扱い、角が立たないよう法の外の存在として認めている。
幸い艦娘達は心優しく良識人ばかりの為、
これまでに事件らしい事件は起きていない。…はずなのだが。
「提督、先程私から没収した下着を返してください」
明らかに良識とか理性とかをどこかに落としてしまっているようにしか見えない。
「ふざけんな。つーかまずは俺から盗んだパンツを返せ」
「それは無理ね」
「んでだよ」
「貴方の下着は今私が着ている服の生地になったもの」
「・・・」
ダメだ、もうほんとダメだ。イッてやがる。ぶっ飛んでやがる。
「変えの下着なら置いておいたでしょう?それを着てください」
「女物なんざ履けるか!せめて男物用意しろや!」
「私は男性用の下着なんてもっていません」
「あれお前が着ているやつだったのかよ!?」
ダメだ、こいつが喋る度にツッコミを入れさせられてしまう、体力が持たない。
「提督…ひとついいかしら」
「・・・んだよ」
「出来れば下着はトランクスではなくボクサータイプにして欲しいわ。その方が蒸れて臭うと思うから」
「やかましい!」