おうちパン屋

八ヶ岳の麓で、田舎暮らし16年目。ママパン屋しています。

9.11に思うこと(2)

2012-09-12 12:33:59 | 3.11から
アメリカの今のグランド・ゼロの映像をニュースで見ました。
あたり一面の星条旗。流れる国歌。

あのテロの凄惨さは凄まじかったけれど、
その後延々と続く報復という名のイラク戦争は
なんだかいつも心に引っかかるものがありました。


絶えずどこかで戦争をしているアメリカだけど、いつも戦争をするのは他国でというズルさ。
9.11に唯一本国を傷つけられて猛烈に怒っている理不尽さとか。。

8月にシリアでの取材中に銃撃戦に遭い、亡くなられた山本美香さんの著書
『戦争を取材する~子供たちは何を体験したのか~』を読みました。
その引っかかりの意味が、分かったような。。。

小学校高学年から読めるように、文体も彼女の講演を聞いているような感じ。
フリガナもふってあり、地図や紛争の歴史も詳しく書いてあって
読みやすかったです。これはぜひ子供にも勧めたい。



妊婦でも、たまごクラブとか全然興味無いんだよなぁ。
次はホノボノできる本でも読んでみようか。

週末はまた大きく崩れてがっくり凹。
せめて、今週末の運動会と次男くんの誕生日は動けていたいよぉ。。

体調崩した私に付き添って、3人目にして初めてパパが検診に付き合ってくれました。
エコーで見る我が子との初めての対面。感慨深いものがあったようですよ。

病院の女医さんは若いのだけれど話をよく聞いてくれる優しい先生。
凹んでいる私に
「この子はお母さんとお休みしたい!って思っている子なんですよ。
その声に応えて一緒に休んであげてくださいね。」
って、言ってくれました。

それから・・・横になっていても、辛いからと思うより
この子と添い寝しているんだなぁと思うと、愛しく感じて、そんな時間が貴重に思えたりしています。
ありがとう、先生。もうちょっと頑張ります。


9.11に思うこと

2012-09-12 11:55:17 | 3.11から
昨日は9.11。
震災から1年半。
アメリカの同時多発テロから11年の日でした。


東北では今なお30万人を超える人たちが避難生活を余儀なくされ、がれきの処分も20%で停滞。
まだまだ日常生活を取り戻せている人は少ない。

妊娠が分かって思ったことは、
被災地をこの目で見ておくことができて良かったということ。
あの時、行動して良かった。
あの時の自分に素直に感謝しています。

がれきの山はどんな存在なのか、
荒涼とした人間の営みのない土地はどういうものなのか、
破れた土嚢に守られた堤防の恐怖。すぐそばにある原発。
なにも変わっていない。恐怖と不安は今もそこにある。

でもその映像とともにいつも思い出すのは、笑顔で懸命に生きていた現地の人たち。
がれきの隙間から生えた草花の鮮やかな色。
広すぎる空。



忘れないでいたい。


9月9日。4月3日のひろば主催の「脱原発パレード」がありました。
100名ほどの参加者だったとか。
私は行けなかったけれど、パパはこれから生まれる生命の重さも背負って歩いてくれました。

先日、朝日新聞に連載されている『プロメテウスの罠』という記事をまとめた本を読みました。
原発事故の一部始終を実名を挙げて、事実に忠実に描かれています。
物語形式だけどリアルに書かれてあって、とにかく読みやすかったです。

「原発事故は人災」
はっきり分かりました。
怖くなった。同じことは必ず起こる。
過去の事故でも繰り返されてきた構図なのですよね。

保身に回る奴ら(もはや「人」とは言えないヨ)、
慌てて放棄し逃げ出そうとする奴ら、
他の部署の仕事だからと他人任せな奴らがいたり・・・
SPEEDIが活用されなかった背景のお粗末な人間模様。。。
人間だからね、その時になるとどんな本性が出るか分からないですよね。
でも、そんな危うい所に委ねられているのが原発なのだと改めて知りました。

だからこそ、必ず同じような事態は起こり得るし、
起こった場合に人間が制御できずに暴走する核☢。
そんなものは要らない。
まさに原発依存の道筋は「プロメテウスの罠」だった。

9月9日。パレードの日。
福島在住の武藤類子さんを始めとする「福島原発告訴団」の甲信越事務局発足の記者会見が同会場で行われました。

人災だと認識した今、福島の人々を守るのは刑事裁判しかないだろうと感じています。
























がんばらない

2012-09-07 11:01:20 | その他
小学校の運動会まであと1週間。
子供たちは毎日練習と、勉強と、高学年は係活動と、
宿題と習い事もあり体力的にも精神的にも大変そうです。


昨日は帰宅するなり、「宿題やる気が出ない・・・」と珍しく文句タラタラ。
長男はマイペースでおしゃべりする次男くんがうるさいとイライラ。

やらない日があってもいいよ!と言うと、やらずに持っていくだけの勇気も無い子供たち。
でも、当り散らすのは違うんじゃないの?と言うと、涙ポロポロ。


いっぱいいっぱい



身体中で叫んでいるみたいだった。

もっともっと頑張れる子はたくさんいるのかもしれない。
でも、この子はここで一度吐き出したいのかもしれない。

母の不調を支え続けてきてくれたものね。何度も台所にも立ってくれた。
不注意に道路に飛び出す次男を毎日気にかけ、
家でも「長男がいるから」と頼りすぎていたのかもしれない。

今日は頑張らない!怠ける日!!って母は決めた。
最近の母は、それが得意にもなっているし(笑)

「いいよ、宿題貸してみ!」って問題を解き始めたら・・・難しいゾ(ーー;)
公約数、公倍数ってなんだっけ??

『男子42人、女子36人。を班に分けるといくつの班ができるか。
その班の中で男子は何人、女子は何人になるか。』

分かるか~!!そんなの分けてみないと分かんないだろヽ(`Д´)ノ
公約数の勉強だから公約数を使うとして、でも班員の男女の内訳なんて分かんの??

きっと母の頭の周りには「?」マークがいっぱいだったのだろう。
彼は同情して一緒に解いてくれた(^_^;)

テレビ観ながらご飯を食べて、ダラダラ過ごして・・・

帰って来たパパにそっと耳打ち。
何も聞かず布団の上でお相撲(次男くん語録でいうと「こすもん♪」)三昧。
引っ絡まって遊ぶ3人。
体も大きくなって来たから、布団破れそうなんですけど(|||▽||| )

自然といつもの笑顔になっていた。
毎日ご苦労さま。またダラダラdayやろうよ~。(笑)


先日、映画「ツレがうつになりまして」を借りて観ました。
ツレ(夫)がうつになって、生活が大きく変わっても、ハルさん(妻)が心に決めたことは
「がんばらない」ことでした。
ただ一緒の空間にいることって、とっても大事なことなのかもしれない。


日常

2012-09-04 11:31:07 | その他
昨夜、たわいもないことで言い合いになった。

朝、なんとなく嫌な感じ。


「行ってきます」

の声に、渋々玄関まで行ってみると



並べられた庭の野菜たち。


「かさ地蔵か!!」
と思わずプッと笑っちゃった。

何気ない日常。

今夜の夕食は何にしようかな??

季節の野菜

2012-09-04 11:21:23 | 田舎暮らし

パパの畑でも、おばあちゃんの畑でも今年はトマトが豊作です。
コツコツとミニトマトはセミドライに。
大玉の割れた桃太郎トマトは湯むきしてトマトピューレに。


毎年、「季節の恵みパン」で採れた野菜を使って無駄のないように加工していたけれど、
今年はちょっとできなかった・・・ひと手間ふた手間かけるだけの余力が無かったヨ。

パパが残念そうだったし、旬の美味しさは今しか味わえないことも良く分かっているので、
できる時に少しずつ作り貯めています。



「焼きモロコシ&フルーツ祭り」♪

2012-09-04 10:26:34 | 市場さん&おばちゃんの会
先週日曜日は、パノラマ市場で「焼きモロコシ&フルーツ祭り」でした。

久しぶりにHP担当として写真を撮りに行けました~。。。ホントすみません(´Д`;)ヾ
長男が付き合ってくれました。
しばらくぶりにお会いする市場の方々に「大きくなったね~!!」とビックリされて照れくさそうでした。


モロコシ祭りは先月に続いて2回目ですが、今回は焼きモロコシです!

炭火で生産者さんたちが焼いてくれます。
香りに誘われて、熱々をいただきました。美味しい~!

大泉高原のもろこしはなぜ美味しいか!
高原の寒暖差が甘味を強くするのですね。そして朝採りですから♪
市場のモロコシは美味しいと好評いただいています。
朝晩は涼しく、秋の風も感じるようになりました。大泉の秋はもう来ていますヨ。



楽しみだったブドウジュース

やぐらを立てて豪快な絞り器がセットされてありました。


桶の中でミキサーで皮ごと軽く攪拌した「藤みのり」と「巨峰」を、
穴のあいたドラム缶?!に入れ、上からプレス!!次々果汁が流れてくるのをボールでキャッチ!
色味は薄く感じたけれど、味は濃厚♪今まで飲んだことのないような美味しいブドウジュースでした。
小さいお子様も大喜びでした。


大泉産のりんご「つがる」も出荷されていました。
長男はピカピカに磨いて丸ごとかぶりついていました(笑)


市場には、夏もたくさんのお客様にご来店いただきありがとうございました。
いつも笑顔で繁忙期を乗り切ってくれた逞しいレジの女性陣。ありがと~!身体大事にしてね。

市場は私を含め、自ら作ったものを出荷し収入を得られる場としても
地元の方々の生きる力ともなっています。
納品する生産者の生き生きした顔、お祭りを盛り上げようと頑張る会員の温かい気持ち、
おばちゃんの会の頑張り、それを応援してくれるたくさんのお客様。
市場でそんな人間同士の関わりを感じて、居心地の良さを感じて、ホッとしながら帰宅しました。


午前中お出かけしていた次男くんを迎えながら、清泉寮のファームショップに
久しぶりに立ち寄りました。
息子たちは散々遊んだ場所。懐かしかったようです。


迷わず回転する遊具へ。
あの~。そんなすっ飛び、ケガ人出るほど回している人いませんけど。。。(-.-;)

母 「ここは母が学生時代に友人たちとバイトした場所でもあるんだよ。ソフトくるくる巻いてね♪君たちもやったら?」
長男 「ふ~ん。僕はやっぱり蕎麦「さかさい」かな」(友人のお蕎麦屋さんで、友人の子(長男の同級生)はおうちパン屋にバイトに来る予定(笑)
次男くん 「ボクは、パノラマ市場がいいな!お野菜並べるの楽しそう♪」

なるほど!!次男くんは小さい時から、お店のレジ脇にある電池コーナーなど気がつくときれいに並べていた(^_^;)
並べフェチとでも言うのでしょうか??
それなら自分の机をきれいに整頓できないものかなぁ。。と内緒でため息をつく母でした。