おうちパン屋

八ヶ岳の麓で、田舎暮らし16年目。ママパン屋しています。

はぁ~

2012-09-21 15:11:13 | その他
はあぁ~。またツラツラと書き連ねてしまった。。。
いろいろ考え込んでしまうのは、一種の私のマタニティブルーの症状なのかもしれない。

不安定な世の中に、新しい生命を産み落としていいのだろうか???
生まれたこの子は、安心してまたこの先も生命を繋いでいけるのかな??
とか。

自分たちが望んだ生命だけど、環境のことも含め、この先明るい未来は約束できない状況なのに。。
再びこの子達が子供を産むとき、同じような不安を抱えさせたくは無いのに。


長男を身篭ったとき、同じように不安を抱えていた私に
パパは「未来を変えられるだけの力を持つ子に育てていこうよ」と言った。
大層な言葉だけど、その時の私たち夫婦の子供を産み育てることへの責任に感じた。


都会での生活から離れ、収入は1/3に激減。
「もう田舎に引っ込むの?」何人に言われたか分からない。

でも地に足をつけた生活をしていく選択は私たちにとって大きな前進だった。
私たちは生きる力を感じながら、土にまみれ、火を起し、
その中で子育てもしてくることができました。
未来を変えるような大きな力はなくとも、
土の豊かさや火の暖かさを知り、自分の生命を守る方法を知っていてくれればいい。
それは自分を信じて自分の頭で考えていくことにも繋がっていくから。



「未来を変える」ことは大人の私たちでもこんなにも難しい。
ましてやそれを子供に託すこと自体、無理難題なのかもしれない。
だからこそ、今ちゃんと動きたい!!
その一心で来たけれど、壁は垂直にそびえ、私たちの想いと違う方向にどんどん行ってしまう。

お腹の生命を感じる度に、今まで以上に時間が無いと不安と焦りを覚えるのです。





住みたい国

2012-09-21 10:33:12 | 3.11から
今、一番行ってみたい国はドイツだけど、住みたい国はブータンかな。

「国民総幸福量」=「幸せの指標」が世界でトップな国なのです。

決して経済的に豊かな国な訳ではなく、農業中心の自然豊かな国。
人の幸せってなんだろう。と思うとき、私たちでも経済的な豊かさではないことはもう分かり始めている。

でもなぜ、日本という国は国民が思う方向と違う方向に進んで行ってしまうのだろう。
住んでいて「なぜ?」「どうして?」って辛くなってしまうことの方が多いなんて。

2030年代までに原発0を目指すと言った政府の舌の根も乾かないうちに、
グザグザと「柔軟性を持って見直しながら遂行する」「もんじゅは継続」など
なし崩し的に言葉を巧みに操り、原発依存の道に進もうとしている。

住民税など大幅に税金を上げ、
痛みを分かち合うと理解していた19兆円の「復興支援金」の行先は
どうなっているか知っていますか?

私もNHKドキュメントで鎌田さんが取材した番組をみて初めて知りました。

被災地、被災者に十分に届いていなかった。。。

日本全体を活性化するという文言に乗っかって
東北ではない岐阜のコンタクトレンズ会社の工場建て増しに使われていたり、
首を傾げてしまうところに大金が使われています。
会社側、予算を通した省庁曰く
遠い将来、東北の販売店を増やし雇用を増やすから復興支援金を使うに値するらしい。

一体なんじゃそら!!回りくどいし、雇用できるのはいつの話だ?
現に被災地の商店街店主たちへの店再建のための補助は全然足りずに、
選考で落されたりしている事実があるのに。。自殺も増えているのに。。


そこに生きている人にちゃんと届いて。
どうしてそんな当たり前のことが叶わないの?


ブータンという国の在り方を知りたい。
目に見えない幸せが、ちゃんと大切にされて守られている国。

ブータンの映画が清里で上映されます。
八ヶ岳環境映画祭2012
9月22日(土)13:00~映画「思いを運ぶ手紙」上映会
料金:無料
山梨県立八ヶ岳自然ふれあいセンター(清泉寮向かい)