小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて18年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

JR路線廃止問題雑感

2016-12-04 10:31:57 | インポート
NHK北海道スペシャルを見た。

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「“鉄路縮小”の衝撃~どう守る北海道の公共交通~」
【総合】 2016年12月2日(金) 午後7:30~8:43

JR北海道が全路線のほぼ半分にあたる13区間1200kmについて「単独で維持することが困難」と発表。
地域の将来を揺るがしかねないと沿線自治体は危機感を強める。
暮らしへの影響は?
北海道の公共交通はどうなるのか?
どう守るのか?
スタジオに自治体の代表や専門家を招き生放送で徹底討論する。

NHKホームページより
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JR北海道・島田修社長が生出演していた。

島田社長
「公共交通としての地方鉄道について、大変残念ながら民間企業が事業として担える範囲を越えた場合、社会資本、公共財として、事業者も応分の負担はいたしますが、維持運営のコストを誰がどのように負担すべきかということを、今議論しておかなければ、本当に鉄道を残していけなくなってしまう。そういうことをぜひ、直接ご説明したいと参加させていただきました」

企業のトップとして誠実で責任のある態度との印象を受けた。

この種のTV出演では、槍玉に挙がりかねず尻込みしてしまうところ。
出演を決断した裏に苦渋の選択があったと推測する。
英断に敬意を表したい。



今回の路線見直しをするべきか?という生放送中の視聴者アンケートでは、

するべき 55%
するべきでない 39%
分からない 6%

という結果だった。

するべきでないがもっと多くなると予想していたが、一般視聴者は、意外にも冷静な判断をしていると感じた。
北海道の人口は、札幌地域に一極化して偏在している結果とも言えるかもしれない。
自分はするべきに投じた。



JR北海道と協議しながら、駅前を10億円かけて再開発したという稚内市の担当者が言う。
「梯子を外された」

稚内市民であれば当然の感情だろう。
沿線自治体にとってはまさに死活問題である。



存続を叫ぶのは易しいことだが、事業を存続するために将来的な負担をも見通した責任のある結論を導くことは難しい。
いずれにせよ、この問題は、JR北海道と沿線自治体だけで解決できる問題ではなかろう。


自分としては、北海道が調整役として役割を果たしていくことに期待したい。

全ての方向にいい顔はできないのだから、きれいごとだけで済まない難しい仕事であることは間違いない。

腹を括り泥をかぶるつもりがあるのか。
道民は冷静にみている。



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