蟠り

一面真っ白の霧に覆われた肌寒い朝、ランはオタモイまで５０分。
足が大分できてきた実感あり。

自分の所管外の業務を取り次ぎ役として引き受けて、橋渡しをしようとしたのですが、当の担当者の動きがすごぶる悪い。
こっちも忙しいのにと思いながら、それならええいと、引き受けて自分の業務として抱えることにした。
不満ばかり言っていても始まらない。
これは自分に与えられた御役目と気持ちを切り替え、自分を使い切るのだと心に決めた。
気持ちさえ決まってしまえば、あら不思議。
心に引っ掛かっていた蟠りのようなものは、いつの間にかすっと消え失せていた。