小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて18年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

図書館で借りた本

2019-04-10 05:04:27 | 図書館
図書館で借りた本



フィンランドの国語の教科書では、目的意識や他者意識をもって文章を書かせる訓練が徹底されている。
小学校5年生版を読むと、旅行記の書き方という単元があり、少年が夏休みの旅行記を書くプロセスが段階に分けて解説されている。
特筆すべきは構成を考える場面。
みんなはどんなことに興味があるのか。
最初は準備の段階から書こうと思ったが、読み手である友達の興味を引けないために、別の場面から書くようにしたという。

書いた文章が伝わらないとしてもそれは理解してくれない相手が悪いのだと思うのではなく、相手に伝わる文章を書くべきと考える。
言葉は伝わって初めて価値がある。
伝えようとしたことが伝わらないとき、理解しない相手が悪いと考えるのか、伝えられない自分が悪いと考えるのか。
ここに伝えることの本質がある。

目的と手段との観点で考えることが大切。
手段が目的化していないかと考え、宿題をやめ、定期考査をやめ、固定担任制をやめ、運動会のクラス対抗までをもやめた校長先生が著した一冊を驚きとともに一気に読了。