小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて19年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

図書館の本とか リーガル・ハイとか

2013-12-15 03:49:35 | 図書館
図書館で借りた本



内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ

尖閣諸島や竹島をめぐる領土問題が深刻さを益すにつれ、武力に訴えることを煽る政治家やメディアが相次いで現れている。しかし安易な国威高揚は本当に日本の国益たりうるのか? 政治やメディアのあり方を問う!

軍事衝突が現実化すればどうなるか?            保阪正康
中国の領海侵犯には「責任ある平和主義」で対処せよ   東郷和彦
中国共産党の現実と、そのアキレス腱             富坂 聰
これからの世代が考える「あたらしい国」            宇野常寛
安倍政権の外交面、軍事面の課題               江田憲司
エセ愛国はなぜはびこるのか                  鈴木邦男
メディアに生まれている奇妙な潮流               金平茂紀
危うい主権喪失国家。民主主義の成熟度問う沖縄      松元 剛


戦争とは人を殺す行為である。国益を考えても軍事的衝突を避けることは最も重要な選択であることは間違いない。安易な右傾化は危険である。

鈴木邦男氏の話の中にあった右翼の赤尾敏さんのエピソードには唸ってしまった。
「右翼の赤尾敏さんは、法案のできたときにはもう亡くなっていたが、生前、教育現場での日の丸、君が代の押しつけに反対していた。日の丸、君が代には大賛成だ。大人が日の丸を掲げ、君が代を歌い、子供たちへの手本とすべきだという。だからまず国会で歌えと言った。社会党、共産党は立たないだろうが、処分出来るか。出来ない。国民に選ばれた議員だからだ。ところが、政府・文部省の圧力に弱い立場の学校では、立たない教師を処分している。これはおかしいと言っていた。」

自分の順位(鈴木邦男→金平茂紀→保阪正康→富坂 聰→松元 剛→江田憲司→東郷和彦→宇野常寛)
   



税務署は見ている。

どこに目をつけて、何を調べるのか。
26年の実務経験を持つ元国税調査官が、豊富なエピソードから語る税務調査の実態。

試験組税理士よりも国税OB税理士の方が税務調査に口がきくということはないらしい。
税理士だって結局行き着くところは、人柄なのだろう。




150字からはじめる「うまい」と言われる文章の書き方

一番参考になったページ「あやふやな書き方はしない」
◯◯のような気がする、◯◯なのかもしれない、◯◯ではないでしょうか、◯◯だと思う、◯◯そうだ
あやふやな言い方をしてしまうのは、書き手が自分の意見に自信がないからである。
自信がもてるようになるまで十分に考えるべき。自問自答したり、他人の意見を聞いたり、資料を集めてみたり。そうやって自分の意見に磨きをかける。もしも、自分の意見に自信がないのであれば、その意見は書かない。
あいまいな記憶で書いているときもあやふやな書き方をしてしまう。記憶があいまいならば日記をや資料を読み返したり、知っている人に聞いたり確認作業をすべき。

自分もしてるな、あやふやな書き方




裁判官の爆笑お言葉集

「死刑はやむを得ないが、私としては、君には出来るだけ長く生きてもらいたい」(死刑判決言い渡しの後で)。
裁判官は無味乾燥な判決文を読み上げるだけ、と思っていたら大間違い。法廷での個性あふれる肉声を集めたの語録集。

「さだまさしの『償い』を知っていますか」

法の仕組みは突き詰めればデジタルに他ならない。「ある」か「ない」か二項対立の組み合わせ。
何段階にも条文が入り組んで難しく見える法律もあるが、原理は極めてシンプルである。法というものはそもそもシンプルでなければ何が違法で何が合法なのか答えがはっきりしなくなる。
誰に対しても平等で明快な答えが出るぶん、きめ細かい配慮には不向きで融通が効きにくいのも法の宿命。日本の裁判は無味乾燥な判決文を大量生産し、当事者を置いてきぼりにしているという批判もここから生まれる。
しかし、このデジタルな法的結論の中にふとアナログの表情が見えることがある。裁判官は建前として法の声のみを語るべきとされているが、法廷ではしばしば裁判官の肉声が聞かれる。

裁判所をより身近に感じることができる本書、オススメの一冊。


裁判所を身近に感じるといえば、ドラマ「リーガル・ハイ」。
今週も面白かった。
「本当の悪魔とは巨大に膨れ上がった時の民意だよ。・・・中略・・・判決を下すのは断じて国民アンケートなんかじゃない。わが国の碩学であられるたった5人のあなた方です。どうか司法の頂点に立つ者の矜持を持ってご決断ください。」頭を下げる古御門弁護士。ドラマとはいえ、とても説得力のある熱弁でした。

俳優の演技力はさることながら、脚本の古沢良太氏もさすが売れっ子、いい仕事してますねぇ。