小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて18年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

古本

2010-10-17 01:51:15 | インポート
昨日書棚を整理した。
全巻揃えたプリプリ県1~5巻など愛着のある本たち。
惜しい気もしてずいぶんと迷ったのだが、
「捨てないと家中がモノで溢れちゃうよ。」嫁の声が背中を押した。
そうだよな。思いきって捨てることにした。

漫画など25冊。
ひもで縛りながら、ふと古本屋に出してみるかと思った。
図書館のヘビーユーザーと化したここ数年は、とにかく本を買わないし、
これまで資源回収などで本を処分したことはあっても古本屋を利用したことはなかった。
愛着のある本たちがどれくらいの金額になるのか、興味が湧いた。
善は急げとばかりに、すぐに都通のブックス1/2へ向かった。

「あのう。本を持ってきたのですが。」
「ではここにご住所お名前を記入してください。」
店内を物色しながら、しばらく待っていると計算が済んだと声がかかる。

合計310円。
そもそも、これくらいになるかな、という金額を想像していなかったので、正直310円が高いとも安いとも思わなかった。
ご丁寧に明細書までくれたが、ほとんどは10円で1番高く売れたのが80円。
あまり古い本は取れないとのことで、4冊はそのまま店での処分をお願いした。


家に帰ってきて、改めて明細書を眺めてみた。
一番愛着のあったプリプリ県は5巻全部で90円だった。
予約したりと苦労して揃えた本が「90円」か。

いや、捨てるはずだったと思えば90円でもありがたいのだ。
こんなことで惑ってはいけないと頭では分かっているつもりでいても、何んとなくモヤモヤ。

そんな、ほろ苦い古本屋デビューを不惑を過ぎて遂げた。