「シャッター・マウンテン」 北林一光
「恐い。やめられない!」という、
この帯をみたら買わずにいられなかった。。。
北アルプス、漆沢渓谷は、登山客たちで賑わっていた。
山小屋の経営者、久作は、いつもとは違う不吉な気配を感じつつ、
愛犬を連れて湖に釣りに出かけた。
日も暮れて、帰ろうとしたとき、
岸辺から10メートルと離れていない湖面に妙なものが浮かんでいた、
愛犬は、それに向かって吠え始め、
目を凝らしてその正体を見極めた時、久作は息をのんだ・・・
蝙蝠や蜻蛉の異常発生、
写真に写りこんだ見知らぬ男、
次々と起こる不可解な出来事、
そして、ついに死者が・・・・!
読み進めるにつれて、山の緑の新鮮な匂いが
雨に濡れた土の臭い、得体のしれない臭いに変化していくような・・・
不気味でゾクゾクする感じがたまりませんでした。
確かに、これは、上質なホラーです。
そういえば、数年前に、この作家さんの本を読んでいた。
↓
やっぱり、恐かった。
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