百子の部屋

日々のあれこれ思いのままに。。。

シャッターマウンテン

2017年10月14日 | 読書

「シャッター・マウンテン」 北林一光

 

「恐い。やめられない!」という、

この帯をみたら買わずにいられなかった。。。

 

北アルプス、漆沢渓谷は、登山客たちで賑わっていた。

山小屋の経営者、久作は、いつもとは違う不吉な気配を感じつつ、

愛犬を連れて湖に釣りに出かけた。

日も暮れて、帰ろうとしたとき、

岸辺から10メートルと離れていない湖面に妙なものが浮かんでいた、

愛犬は、それに向かって吠え始め、

目を凝らしてその正体を見極めた時、久作は息をのんだ・・・

 

 

蝙蝠や蜻蛉の異常発生、

写真に写りこんだ見知らぬ男、

次々と起こる不可解な出来事、

そして、ついに死者が・・・・!

 

読み進めるにつれて、山の緑の新鮮な匂いが

雨に濡れた土の臭い、得体のしれない臭いに変化していくような・・・

不気味でゾクゾクする感じがたまりませんでした。

 

確かに、これは、上質なホラーです。

 私の満足度★★★★★

 

そういえば、数年前に、この作家さんの本を読んでいた。

「ファントム・ピークス」

 

やっぱり、恐かった。

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