図書館で見つけた古そうな文庫本。
なんと著者はシューマン!ということで借りてみた。
「音楽と音楽家」シューマン著 吉田秀和訳 岩波書店
いやあ、面白い本でした。
とりあえず、シューマン自身が当時、オイゼビウスとフロレスタンという架空の人格を使って音楽評論をしていたことは知っていたが、この本はそれらからの抜粋で出来ている。
「諸君、コレはまさにそうではないか。」みないな言い回しは、訳の所為なのかどうなのかは分からないけど、この文体もこの本に限って言えば、すごくしっくり読めた。
自信に満ちあふれてる感じが、なんか清々しかったりして(笑)
ある年代に区切って章が別れているのだが、
何しろ、ショパン、リスト、メンデルスゾーンが実際に同じ時代にいる中で、それより少し前のシューマンやベートーベンに対しての畏敬の念。
聞いたことない作曲家と上記の作曲家の批評の違いに、確かな目を感じたり。(要は歴史の中に消えたか、生き残ったかという判断)
そして何より、当時の市民の音楽の楽しみ方と取り組み方の「生の声」。になりますよね。
レコードも何も無い時代に、「楽譜を読む」という楽しみと作業と、コンサートを聴くという娯楽。
明らかに、今の私たち(庶民)とは違う次元で楽しみ、取り組んでいたんだな~という実感。
リストやショパンに対しても、ココが良いココが悪いなんてことがあられもなく書いてあるところがまた面白い。
まだ販売してないかな~?
なんと著者はシューマン!ということで借りてみた。
「音楽と音楽家」シューマン著 吉田秀和訳 岩波書店
いやあ、面白い本でした。
とりあえず、シューマン自身が当時、オイゼビウスとフロレスタンという架空の人格を使って音楽評論をしていたことは知っていたが、この本はそれらからの抜粋で出来ている。
「諸君、コレはまさにそうではないか。」みないな言い回しは、訳の所為なのかどうなのかは分からないけど、この文体もこの本に限って言えば、すごくしっくり読めた。
自信に満ちあふれてる感じが、なんか清々しかったりして(笑)
ある年代に区切って章が別れているのだが、
何しろ、ショパン、リスト、メンデルスゾーンが実際に同じ時代にいる中で、それより少し前のシューマンやベートーベンに対しての畏敬の念。
聞いたことない作曲家と上記の作曲家の批評の違いに、確かな目を感じたり。(要は歴史の中に消えたか、生き残ったかという判断)
そして何より、当時の市民の音楽の楽しみ方と取り組み方の「生の声」。になりますよね。
レコードも何も無い時代に、「楽譜を読む」という楽しみと作業と、コンサートを聴くという娯楽。
明らかに、今の私たち(庶民)とは違う次元で楽しみ、取り組んでいたんだな~という実感。
リストやショパンに対しても、ココが良いココが悪いなんてことがあられもなく書いてあるところがまた面白い。
まだ販売してないかな~?
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