おんらく館~のこぎりものには福がある~

のんびり・ぼちぼち・気の向くままに・・・

台湾国際鋸琴交流演奏会

2018-06-08 | のこぎり
すっかり日がたってしまいましたが、これがこのブログだな~と我ながら開き直りの今日この頃・・・


台湾での演奏会の様子を書きたいと思います。



出演は総勢31組。
台湾と中国がだいたい半分ずつで、それ以外はアメリカから1名(ただしアメリカ在住の陳さんという中国人)、カナダから1人(れっきとしたカナダ人男性)、そして日本から4人です。


当初は2曲演奏というお話でしたが、時間の関係で1人1曲になりました。
音源を送り、朝から通しでリハーサル。
実は楽譜を送っておけば、生ピアノか生バンド!で伴奏してもらえるということがこのとき分かったので、ちょっと悔しかったでね・・・(笑)

それにしても、各自様々(良い意味で自由)、使うのこぎりも趣向や工夫を凝らしているものが多く、見ているだけでも飽きません。

そして演奏が皆さん素晴らしい!


実を言うと日本の場合、わりとみんな横並びの「仲良し思考」が強く、悪く言うと「出る杭は打たれる」思考があり(僕個人の感想ですが)あまり好きではありませんでした。
一方、アメリカで感じる「楽しければそれで全部OK」的な音楽としての欲求の低さ(全員ではありませんけど)もちょっと物足りなさを感じでました。

ところが、台湾(中国)の方は一件自由でみんなやりたいこと、好きなことがバラバラな方向を向いているのに、音楽としての完成度が高い人がすごく多い!
おそらく笛や二胡を日常的に演奏してる人が多いということが一因な気がします。

だから一人一人の演奏がみな楽しく、ワクワクしながらずっと聴いていられました。


会場は、新北市にある音楽学校(漢字の変換が難しいので割愛させてください。。。)


こんなオシャレなタイル模様も♪

入り口


そして


その先に



聞いたところ、毎年この時期に台湾ののこぎり協会による交流会を行っているそうですが、普段は研究発表(ディスカッション)がメインで、このような国際音楽会を開くのは今回が初めてだったようです。


テレビ局の取材も入っていました。



トップバッターは李芳騰さん

50年ほど前に日本のテレビ番組で演奏した経歴もある大ベテランです。
日本語も堪能なので前回台湾に来たときはこの李さんに頼って色々お世話になりました。
台湾の協会の副会長でもいらっしゃいます。
ゆったりとした素敵な演奏でした。

そして2番手は日本から。のこ音東海支部の伊藤正人さん

彼の本領は即興とのことですが、このときはゆったりと「浜辺の歌」を演奏しました。
自分の音楽世界をちゃんと作り出せていることに感銘!


そして以後、素敵な演奏がずっと続きます。



このピアノ伴奏をしているのは黄さんという女性で、日本との事務的やり取りを一手になさってくださいました。
この後彼女ものこぎりで演奏もしますが、のこぎりも伴奏もともに素晴らしい腕前でした。


そしてこの伴奏の演奏をしているのが、カナダから来たオリヴィエ。

大きいのこぎりを足先で挟むという独特な奏法ですが、なんとモーツァルトの魔笛から「夜の女王のアリア」を見事に演奏しました。
このパフォーマンスには拍手喝采です。


そして日本から、
川口さん


関西の世古さん


お2人とも見事な本番でした。


そして伴奏も勤めた黄さんののこぎり

「オペラ座の怪人」でしたが、伴奏も自分で作られたらしいです。多彩!


全員は載せきれませんが、前回の台湾と今回の到着からお世話になった魏さん

彼は笛を自作するのが得意(もちろん演奏も素晴らしい)なのをはじめ、本当に色んな楽器を演奏します。
そして面白いことが大好きなようで、この本番では「目隠し」をして演奏しました(笑)
昔、歌六師匠が高座で「目隠し演奏」をして客を沸かせた、ということを思い出し、国境はないな、と思ったりしました。



自分の演奏は、緊張したわけではないんですが、どうにも普段どおりの演奏が出来ず、まあこれが実力なのかな・・・と思う結果になってしまいました。
それでも多くの方に「音楽性」の面でほめていただき、とても嬉しかったです。

そして今回最大のサプライズ

演奏する際にステージから客席を取った1枚!
けっこうウケてました。。。(笑)


最後は出演者一同がステージへ

って、この話、聞いてなくてこの後あわててステージに駆け上がりました。(^^;)

バンド一同も



会場も800人くらい入る大きなホールでしたが、2階席も含めて700人くらいのお客さまが詰め掛けてました。
そして最後まで大盛り上がり、大成功でした!!


演奏会の動画が早速アップされています。

https://www.youtube.com/watch?v=TroEvKyF0vc

ちょっと長いですが、よかったらご覧になってみてください。



おまけ

のこぎり演奏が終わって、バンドの演奏になったとき、、司会者の撮影大会が勝手に行われていました。


司会者が言われるままポーズをとっている横では、まだ演奏が続いています(^^;)


こういう自由さがまたよいのかもしれませんね。。。













マカロニ・マンドリン

2018-06-03 | お出かけ
台湾のことも全然書けていませんが(笑)、本日の記録を先に上げますね。


日本青年会館でマンドリンオーケストラのコンサート、そして中野で「マカロニほうれん荘」の原画展を見てきました。


マカロニ・・・のほうは行きたいと思いつつ、台湾やら何やらで一瞬忘れてました。
が、無事思い出せて(笑)最終日の今日、なんとか行って来れました。

コンサートの前に見ておこうと思って立ち寄ったら、「整理券を配ってます」とのこと。
そして無事整理券を受け取れましたが、入場時間が夕方の17:10から17:40!
もらったのは昼前なのに・・・!

どーしよーかなー?と悩みつつも、少し建物内をぶらついて(中野ブロードウェイです)マンドリンコンサートへ向かいます。

自分は単音を長くしっかり奏でることが好きなので、実はマンドリンの演奏をしっかり聴くのは今回がほぼ初めてです。
常にトリルを続けるあの奏法を若干嫌ってましたが、そんな偏見はすっと剥がれてくれました。


プログラムも趣向を凝らしていて、第二部は「○○の○○周年」というのを切り口に構成されていました。

第一部のほうは交響曲等のマンドリンアレンジ。
「フィンランディア」「新世界よりラルゴ」「ラプソディー・イン・ブルー」

見事な合奏でした!
特に「新世界」の導入部「遠き山に日は落ちて」のところですね、はゾクゾクっとして興奮しました。

一転第二部の○○周年はみんなメドレー仕立てになっていて、明るくポップなムードで楽しみました。


曲間のチューニングも、ドアチャイムみたいで可愛らしくてこの歳になってマンドリンの良さを実感できました。


外ではこんな光景が・・・




そして時計を見ると、お、これから中野に戻ると丁度いい時間だぞ!
ということで再び中野へ。

そして無事に見ることが出来ました。



狭い室内にぎっしりです。





撮影がOKなので、出来るだけバシャバシャ撮ってきましたよ。


フルカラーと2色カラー、そして白黒の原稿ですが、カラーが多かったかな。

どれも線がキレイです。
そして修正箇所がほとんどない!

白黒原稿にしても、スクリーントーンがほとんどなく、更にはかけ網などの効果線もなく、実にシンプルな画面でありますが、ポップな感じと生き生きした感じが飛び出さん位にあふれています。

つくづく上手い人は最初から上手いな~とため息。。。


fasebookにあげたら、行ったけど入れなかったというコメントを早速いただいてしまったので、見られたのは本当にラッキーでしたね!










格安空港を使ってみた

2018-06-01 | お出かけ
無事に台湾から帰ってきました。
予想をはるかに上回る素晴らしい旅行でした!
それらについてはまた追々と書いていきたいと思います。


まずは往復の航空について感想を少し。。。


台湾に行くのは今回が2回目。

前回は旅館は自分で確保して、向こう在住ののこぎり奏者に会う、という旅行でしたので、旅行代理店にて宿泊所つき、フリープランのツアー待遇で出かけました。

今回は、宿泊と食事を用意するので往復だけ自分で確保してくれ、という要請でした。

なので、ネットを使った往復のみの格安券、いわゆるLCCを初めて利用してみました。


たしかに、金額だけみれば「安い!」と唸るんですが、失敗も色々ありまして、勉強代を含めると決して安くはなかった。
そんなことを書いてみたいと思います。


まず出発、到着の時間帯が深夜、早朝に集中します。

体調管理が大事になりますが、その前に実は、帰宅の便で出発が深夜1時、つまり日付をまたいでいたんですが、それに気づかず帰る予定の日にちで予約手配してしまいました。

つまりどういうことかというと、本来帰る日の前の晩に出発、となってしまったわけであります。


どうしよう、1日早く帰ろうか・・・としばらく悩みました。
けどこんな機会はめったにないし、折角色々もてなしてくれるのに断るのも忍びない、と変更が出来ないか問い合わせました。

答えは、変更はノーです。
往復で取っているので片道だけの変更は受け付けない、ということでした。
更に、キャンセルをする場合は出発までの日数に関係なく手数料が全額かかります。

これには参りました。。。
でも内心キャンセルを決めて、他に条件の良いフライトを探しました。

そして、最初のものより少し良さそうな時間のフライトを発見しました。料金も下から2番目くらいに安い!

最初がジェットスターでしたが、2度目はタイガーエア。

実は前回に台湾に行ったときに利用したのがタイガーエアだったので、サービスも悪くなかろう。そんな期待もありました。

そして切符を買いなおして、いよいよ出発ロビーへ。


カウンターにて、
「この航空券は、預け荷物は1つめから有料になります」

なに~~~!!??


大きな落とし穴でした。
これによって往復で1万円ほど支払いをしました。

ホームページから申し込めば半額くらいになります。と聞きましたが、どこにそんなことが書いてあるのか分かりませんでした。
しかもその時は既に日本語で質問できるスタッフも見つからない状況だったし・・・


更に飛行機に乗り込んでビックリ。

40年位前の観光バスの客席か?と思うほどの質素で狭い座席。

そんな状態なのでテレビも音楽も何にもついてません。

まあ夜中の便なので、寝てようと思い、狭い中小型のテーブルを倒して出してそこに突っ伏して寝ることにしました。
ところが程なくして前の人がリクライニングをしたとたん、テーブルフックのつまみが頭に当たってゴリッ!
そのくらい狭いです。


また、空港からの搭乗ゲートまでがこれでもか、っていう位遠い!


延々歩いてまだ着かない。


特に帰りは、延々歩いて搭乗ゲートを越えたらそこにいたのはバス!
もはや笑っちゃいました。。。





まあ、こういう景色を楽しみたいのなら格安もありかと思いますが・・・



ただ今回は、キャンセルもあり、預け荷物有料もあり、けっこう高くつきました。
勉強代だとあきらめますが、深夜早朝という時間帯により、体力の方も大変です。

帰りは朝の7時に自宅にたどり着きましたが、結局その日1日ポヤ~っとしてました。



以上を総合的に考えて、今後は航空券を選びたいと思います。


乗り心地に関しても、台湾程度だから我慢できますけど、これがアメリカ、ヨーロッパだったらとても耐えられないでしょうね。。。


同室になった名古屋の友人は、名古屋にはLCCがないからということではありましたが、あまり変わらない料金でもっと上手にやってきたようです。



次はもっと総合的に、細かい条件も気にしつつ、チケットを取りたいと思いました。。。