おんらく館~のこぎりものには福がある~

のんびり・ぼちぼち・気の向くままに・・・

曲紹介・後半

2010-06-08 | のこぎり
それでは残り後半です。


・前奏曲嬰ハ短調Op.3-2/ラフマニノフ(ピアノソロ)
・「音の絵」より Op.39-1/ラフマニノフ(ピアノソロ)
・「音の絵」より Op.39-8/ラフマニノフ(ピアノソロ)

これは、私が提案したプログラム(決定前ですが)を見て、ピアニストさん自身が好きな曲とのバランスを見て選んだもの。
なのでここで詳細は控えます。当日をお楽しみに(^^)


・小舟にて/ドビュッシー

元々はピアノ連弾用の曲ですが、フルート用にもアレンジされていまして、今回はその譜面を使用。
明るいトーンで、水遊びしている様子が鮮やかに描かれた素敵な小品です。
自分で弾いて、この曲は最ものこぎり向きなんじゃないか?と思ったほどの曲です。


・「タイス」の瞑想曲/マスネ

歌劇「タイス」の間奏曲で、娼婦タイスが修道士アナタエルによって改悛するシーン。
宗教的色彩の強い曲で、これも難しい曲ですね。でもとても美しい曲です。
数年前にフルーティストの友人にリクエストされたんですが、その時は演奏できませんでした。ちなみに持っていたのは36インチでとてもこの曲をコントロールできる腕前でもありませんでした。その後30インチを手に入れて、なんとか練習を積みました。


・トロイメライ/シューマン

これも昔から好きな曲ですが、地味に難しいです(笑)。
一度プログラムから外したんですが、今年はシューマンの生誕200年だと知り、復活することに(笑)
最高音部を伸ばすというのがネックだったんですが、思い切ってオクターブ下げて演奏することにしました。
通常ののこぎりとは違う印象のトロイメライを聞いていただけるかと思います。


・夢/トスティ

「夢」繋がりです。先のトロイメライも意味は「夢」
だけど、こちらは乙女が異性に目覚める(というか意識するというか)という官能的な曲。
同じ「夢」というタイトルでありながら曲想の違いを楽しんでいただければと思って入れました。
すごくうっとりとするような甘いメロディです。


・ある晴れた日に/プッチーニ

ご存じ歌劇「蝶々夫人」の劇中歌。
のこぎりは歌もの(歌曲やオペラ)が合うという自説により是非やりたかった1曲。
同じくプッチーニの「私の大好きなお父さん」は過去にも何度かやっているし、他にも演奏する人もいるので、今回はちょっと難易度を上げてこの曲に挑むことにしました。(^^)


・ノクターン20番嬰ハ短調(遺作)/ショパン

実はショパン生誕200年と意識してから慌てて入れた曲です(苦笑)。。
手持ちの楽譜ではあとノクターン2番OP.9-2と前奏曲第7番(太田胃散・笑)で、聴き応えという単純な理由でこの曲を選びました。(難易度は無視・苦笑)
ポーランドの姉に充てて書いた曲だそうです。


・白夜/おぎ原まこと

最後にして自作曲というのも、正直気が引けて入るんですが、途中で入れるのも変なのでボーナストラックのつもりで聞いていただければと思います(笑)。。。
作曲にあたっての詳細は、過去のブログに書いてあります。コチラ
そこと多少重複になりますが、時間経過による生命の活動の変化を書こうと(途中から)思ったんですが、正直「白夜」というタイトルにふさわしいかどうか、我ながらはなはだ疑問です。
また当初10分くらいの作品にしたかったんですが、出来上がったのは4分半程度。半分未満じゃん。。。それで「時間経過」と言っても、それはもう端折りすぎでしょ(^^;)
一度ピアニストに譜面を渡したあとに、書き足しも考えたんですが、何しろ今回は全体の曲数が多すぎて、とても全てが仕上がらなくなると判断しまして、最初に出来た状態での初演とさせていただきます。
今回の反応と結果を踏まえて、書き直しとかするかもしれません。それはそれで貴重バージョン(笑)となるので、お楽しみに。



以上です。

今回の企画に当たって、のこぎりの演奏能力の追求というのがまず最初にあったので、「楽譜通りに弾く」というのを最初の自分の課題にしました。勿論作曲者の意思を尊重するという意味で。
ただし、独学の悲しさよ、作曲者の意思の尊重が、そもそもどこまで分かっているかが分からない。。。
更に、そのことばかりに気を取られると、自分らしさの否定にも繋がりフラストレーションも溜まる一方。
だから、とりあえず分かる範囲で曲の背景を調べて、そこから逸脱しない範囲で自由に私らしい味付けをしました。分からないものには、勝手に背景作ってみたりして(^^)
なんて、おそらくコレってごく普通のアプローチなんだとも思いますが、我ながら気むずかしくってね(苦笑)、そこに行くまでが大変だったわけです。。。

そんなこんなで、誇張を聞かせつつ、1曲ずつの音色の変化というものに気をつけてます。

これだけのことは初めての体験になるので、どれだけお伝えできるかどうか分かりませんし、正直自信もありませんが、1人でも多くの方に伝わるよう精一杯やります。

よろしくお願いします。




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