昔の映画やドラマを見ておりますと、昔の人は本当によくタバコを吸っておられる。
石原裕次郎のボスも、勝新太郎の警視Kも、なのかというとプカプカとタバコを吸ってばかり。山さんはタバコのパッケージに千円札を忍ばせて、情報屋に渡してた。タバコのプレゼントは、ねぎらいの記しとして強い意味を持っていたんだね。
クリント・イーストウッド演じるガンマンは、ポンチョを羽織りいつもシガーを口にくわえてる。もっとも実際にはイーストウッドはタバコを吸わない人なので、よくみるとシガーには火が点いていない(笑)。男臭さの表現として、タバコは必須だったということでしょう。
労働の合間の休憩時間を、昔は「タバコ」と言ったものです。「タバコするぞ〜」と云えば休憩するという意味になった。
ことほど左様に、タバコは日常生活に密着していました。
当然タバコ農家というのも沢山あって、タバコ農家の支援を受けて当選した議員さんもいるわけだ。
最近は価値観の変化が急激にきますからね、なにかと大変でしょうな。でもタバコは百害あって一利なし。時代の芻性です。仕方がないんてすよ。
時代は変わったんです。
まあ、そうカリカリせずに
一服どお?
先月東京へ行って来たスイス人が「すっごい面白いカフェがあった!」と興奮気味に我々にも行くように勧めるのです。どれどれ?とそのカフェをネットで検索してみたら、東京の繁華街にある音楽喫茶でした。全席喫煙ok、私語禁止。薄暗い店内でひたすら33回転のレコードを聴きまくる。もちろんクラシック音楽。そしてそのホームページには「喫煙に関するどのような質問、問題提起には一切応じません」・・・この知人は非喫煙者ですが、この音楽喫茶の信念のあまりの徹底ぶりに非常に感銘を受けたようです。日本すげ〜と。結果、彼はタバコの煙の中、音楽を聴きながらコーヒーをユックリ嗜んだのだとか。おまけにその後、周りの人にも勧めてる!・・・面白〜い、ですね?
ちなみにその後東京へ行った我々は、この知人の話に好奇心を興した桃棒のたっての頼みにより、行ってきましたー!狭い路地、濛々たるタバコの煙、席は全部同じ方向を向いており、平日の午後にもかかわらず結構お客さんがいらっしゃいました。さすがの桃棒も「もうわかった。気が済んだ」と言いお店を出ました。(やれやれ、タスカッタ)。しかし、あの空間は確かに昭和の日本でした。妙に懐かしかったです。
311のあとに、放射能による葉タバコも被害がありまして、その時に早期退職?タバコ作りを辞める農家には助成金が出たんです。
葉たばこ組合の職員さんに、辞めるんですか?と泣かれた記憶があります。
旧市町村単位であった、専売公社の組合も、私が就農した時にはかなり減ってて、乾燥した葉たばこを売りに福島まで行ってましたね。
電々公社とか、国鉄とか色々解体されましたが、昔は意外にゆとりのある仕事でお給料が保障された会社だったろうなぁ、と想像してます。
薫風亭さんの言いたいのって、男の嗜みって言っちゃ悪いけど、禁煙ブームだからって、と言うか昔の映画などのワンシーンの味わいが言いたいのかな?と。
葉タバコ作りは、食べられませんが、作業内容は面白いんですよ。
そして2012年には我が産地はガラッとサツマイモ畑だらけになりました。
今でもビックリする、たばこ組合の集会では、どの机にも灰皿が、たまげましたね。
タバコを吸うのが「当たり前」だった時代は結構長く続きました。それがなかったことにしてしまおうとする今の風潮は、なんか、優しくないなあとは思いますね。
吸う側のマナーはもちろん大事です。マナーがなってない奴は話にならない。でもそれは同時に、吸わない側のマナーも求められるんじゃない?とは思う。
嗜好は人それぞれ、それが犯罪じゃない限り、お互い様なんだよなあ。
最近のドラマでは、犯罪者が警察から逃げるために車に乗って発進させる時も、ちゃんとシートベルトを締めるそうですね?なんかおかしくない?(おかしくないおかしくない。自分の部屋は?荷物置き~♪)
……コホン、なんか変な歌が聴こえたような……。まあとにかく、妙に硬すぎるというのか、リアリティもへったくれもあったもんじゃない。こういうのって、おかしいと思いますね~。
もちろん、タバコは吸わないに越したことはない。禁煙には基本的には賛成しますが。
結婚前には私に隠れて禁煙していました 笑
何故隠れて禁煙って? 禁煙失敗した時恥ずかしいからだったのかな?とにかく私の知らないうちに失敗したので、私にはヘヴィスモーカのイメージしかありませんでした。
結婚して私が供養を始めて1年くらいしたころにタバコの値上げがあって、それをきっかけに禁煙成功しました^0^
私は過去に禁煙失敗したことを知らなかったけれど、今回は私が供養してたからやめられたんだと本人も言ってたので、そういうことにしておきます。
今の若者には「タバコがカッコイイ」という風潮がないそうですね。むしろカッコ悪いダメな人というイメージらしいです。だから、オシャレじゃなくカッコ悪いからドラマのシーンでもカットしていると思ったら、そんなに気にならないのではないでしょうか?
やっぱり、昔ってたばこってカッコいいっていうふうに演出されてたと思うんです。私はタバコの匂いとか大嫌いなのに、カッコつけて吸ってるフリしたことありますもん 恥☆! 中二病でしたね^^;
タバコがカッコ悪いっていう今の若者の風潮って悪くないというか良いと思います。若者は”カッコイイ”事に流されがちですもん。自分がそうだったからそう思うんです。良い事だと思います^0^
なんといいますか、そういうリアリティの追求という、ものを作る人間なら当然あるべき欲求を貫かせない世の中の「空気感」があるのです。どこからか苦情が寄せられんじゃないか?それこそ「炎上」するんじゃないか?という恐怖が、そういう風にしちゃってる。
見る側と作る側と、世の中全体でそういう空気を作り出しちゃってる。そんな今の風潮が私は嫌なんです。今の世の中はエンタテインメントに対して余りにも、余りにも、余り~にも不寛容に過ぎる。
私は嫌いだな、こういうの。
なるほど、これは納得です。確かに苦情ばかり気にしてつまらないものになってしまうのは勿体ナイですよねえ。
ただ、全然話はそれてしまうんですけど、日本のドラマにリアリティがあるのか?ていうと、ナイって気がして。
金八先生とか、世の中、そんなにうまくいかねーよっていうストーリーだったり、内館牧子さんのドラマなんて、あり得ない展開ばっかりだし。私がそういうことをブツブツ言うと、母はいつも「ドラマはリアリティがないのが良いところなの。現実のドロドロをドラマでやる必要ないでしょ」と言われて、なるほど~て思いました☆
「北の国から」の杉田監督はリアリティの追及がモットーなため、役者が息切れするシーンでは数キロ走らせるだとか、細かい演出までリアルにこだわる方だったとか。でも、シリーズが終わった後に蛍役の中島朋子さんが言ってたのだけどキタキツネに「るーるるるるる」って言っても寄ってくるわけがないとの事。餌付けしたたのが現実だって聞いて、笑ってしまいました。シリーズが終わったから言えた話だとは思いますが。
リアリティの追及って、”本当の現実世界との一致を追及する”っていうことじゃなくって、その場を盛り上げる演出っていう意味でのリアリティなんですよね。
そういう意味ではタバコを吸うシーンをむやみやたらカットするっていうのは、つまんない演出ですよね。