ダイナメーションの第一人者、レイ・ハリーハウゼンが、おそらく最後に手掛けた特撮映像だと思います。
81年頃と言えば、既に『スター・ウォーズ』なども公開されておりましたが、当時はまだCGなんてありませんので、こうした人形アニメーションやミニチュア特撮はまだまだ使い勝手があった。
例えば『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』冒頭、氷の惑星ホスにおける戦闘シーンに登場する帝国軍の戦闘用機械、ATーSTウォーカーなどの動きは、すべて人形アニメーションで作られた映像です。
こうした人の手による職人技も、CG全盛の今にあっては、すっかり廃れた感がある。新しいものが古いものに取って代わるのは世の常、とは言え何やら、寂しいですねえ。
せめて私は、忘れずにいたい。あの独特な、カクカクした動き、好きだなあ。
何事も押並べてそうですが、特撮技術は新しいか古いか、リアルかリアルでないかが、すべてではない。
もっとも必要なもの、それは
【センス】
どうか、センスあるCG職人が育たんことを、
願うものです。
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