認知症でパーキンソン症状を持つかわいいおばあちゃまが入居してきた。
自分の部屋が覚えられない。
「トイレはここです」と太いマジックで矢印を描いた紙を貼っておいても
毎朝、訪室すると玄関がおしっこの池になっている。
パーキンソン症状だから歩行も危なっかしく
ちょこちょこ、ちょこちょこ。
それでもいつも穏やかに微笑んでいて
だから母親としても、おばあちゃんとしても愛されているのだろう。
毎日のようにやってくる息子やお嫁さん、孫たちの
彼女を見る目がなんと温かいことか。
そのおばあちゃまが、私をとても気に入ってくれて
息子たちにいつも
「この方がとてもよくしてくださるの」と言ってくれる。
それは嬉しいのだが
きのう、ちょっと怖いことをおっしゃった。
食事時間にお部屋まで迎えに行ったときのこと。
「あ、あなたね。いつも本当にありがとうございます。
あら、きのうは赤ちゃんをおんぶしてらしたわよね。
今日はお一人?」
ちょいと、ちょいと。
もちろん私は赤ちゃんなんか背負っちゃいない。
幻視? 記憶障害? ただの勘違い?
ならいいけど…
背中の赤ちゃんが成仏してくれるよう、祈っておこう。
自分の部屋が覚えられない。
「トイレはここです」と太いマジックで矢印を描いた紙を貼っておいても
毎朝、訪室すると玄関がおしっこの池になっている。
パーキンソン症状だから歩行も危なっかしく
ちょこちょこ、ちょこちょこ。
それでもいつも穏やかに微笑んでいて
だから母親としても、おばあちゃんとしても愛されているのだろう。
毎日のようにやってくる息子やお嫁さん、孫たちの
彼女を見る目がなんと温かいことか。
そのおばあちゃまが、私をとても気に入ってくれて
息子たちにいつも
「この方がとてもよくしてくださるの」と言ってくれる。
それは嬉しいのだが
きのう、ちょっと怖いことをおっしゃった。
食事時間にお部屋まで迎えに行ったときのこと。
「あ、あなたね。いつも本当にありがとうございます。
あら、きのうは赤ちゃんをおんぶしてらしたわよね。
今日はお一人?」
ちょいと、ちょいと。
もちろん私は赤ちゃんなんか背負っちゃいない。
幻視? 記憶障害? ただの勘違い?
ならいいけど…
背中の赤ちゃんが成仏してくれるよう、祈っておこう。
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