前回書いた「シークレット・スーパースター」の余談。
他にも一人、アーミル・カーンの映画の大ファンがいる。
介護学校で一緒に学んだ51歳の女性Kだ。
Kは去年、一人でインドを旅した。
行く先々でアーミル・カーンのファンだと言ったら
それだけで大歓迎されたという。
(インドでは国宝とも言われている彼、さすがである)
そのKに、「シークレット・スーパースター」を観てきたよ
と、ラインしたら
もちろん観てきたよ~!と、すかさず返事が。
そしてそのメッセージのあとにこう書かれていた。
「いま空港。これから一人でベトナム旅行に行ってきます」
彼女は現在、訪問介護のヘルパー。
未婚で、決して高いはずのない給料で一人暮らしをしている。
介護学校にいたとき
私は彼女の生活は大変だろうと思っていた。
(人の心配をしている場合ではなかったが)
ところがどうやってヤリクリしているのか
彼女は暇さえあれば美術館に足を運び
映画や演劇を楽しみ
年に一度は一人で海外を旅しているのだ。
出会ってから6年にもなるのに
去年、初めて聞いた。
実は彼女
父親がいない中で母・弟と生活保護を受けながら暮らし
商業高校を卒業して就職したものの
大学進学の夢を捨てきれず、早大を受験。
合格してからはバイトと勉学に明け暮れて
「思い出したくないくらい悲惨な大学時代」を送ったという。
その後もいろいろな仕事、いろいろな出会いを繰り返し
50手前で介護職に。
それだけ聞くと「大変だね、頑張れ!」と言いたくなるだろうが
とんでもない。
彼女は今、実に豊かだ。
私の周りの誰よりも輝いている。
映画「シークレット・スーパースター」の話から
友人Kの話になったが
彼女は私にとって、紛れもなく“スーパースター”である。
他にも一人、アーミル・カーンの映画の大ファンがいる。
介護学校で一緒に学んだ51歳の女性Kだ。
Kは去年、一人でインドを旅した。
行く先々でアーミル・カーンのファンだと言ったら
それだけで大歓迎されたという。
(インドでは国宝とも言われている彼、さすがである)
そのKに、「シークレット・スーパースター」を観てきたよ
と、ラインしたら
もちろん観てきたよ~!と、すかさず返事が。
そしてそのメッセージのあとにこう書かれていた。
「いま空港。これから一人でベトナム旅行に行ってきます」
彼女は現在、訪問介護のヘルパー。
未婚で、決して高いはずのない給料で一人暮らしをしている。
介護学校にいたとき
私は彼女の生活は大変だろうと思っていた。
(人の心配をしている場合ではなかったが)
ところがどうやってヤリクリしているのか
彼女は暇さえあれば美術館に足を運び
映画や演劇を楽しみ
年に一度は一人で海外を旅しているのだ。
出会ってから6年にもなるのに
去年、初めて聞いた。
実は彼女
父親がいない中で母・弟と生活保護を受けながら暮らし
商業高校を卒業して就職したものの
大学進学の夢を捨てきれず、早大を受験。
合格してからはバイトと勉学に明け暮れて
「思い出したくないくらい悲惨な大学時代」を送ったという。
その後もいろいろな仕事、いろいろな出会いを繰り返し
50手前で介護職に。
それだけ聞くと「大変だね、頑張れ!」と言いたくなるだろうが
とんでもない。
彼女は今、実に豊かだ。
私の周りの誰よりも輝いている。
映画「シークレット・スーパースター」の話から
友人Kの話になったが
彼女は私にとって、紛れもなく“スーパースター”である。
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