おかしなことになったもんだ。
何が違うのか?と思うだろうが
長くなるのでその説明は省こう。
ただ、話の前提として一つ言っておけば
住んでいる高齢者が使う備品は
各自(本人または家族)で用意してください!
ってのが、高齢者住宅の基本なのだ。
しかしコロナのせいで
各自で用意できないものが出てきた。
トイレットペーパーである。
そのうちどこでも買えるようになるさと
たかを括っていたのだが
先週あたりから、いよいよ
「どうやってお尻を拭けばいいの〜!?」という悲鳴が
あちこちで上がりはじめた。
介護サービスの買い物援助を使っても無理!
家族に頼んでも無理!
事務所に備蓄はあるが
みんなに提供していたらあっという間になくなってしまう。
そこで、職員がプライベートで買い物に行ったときに
トイレットペーパーを見つけたら
買ってきて利用者さんに提供しましょう、ということになった。
そしてきのう
何人かのヘルパーさんが運良く手に入れたトイレットペーパー3パック。
それを、あと1ロールしかないというオバアチャン3人に届けた。
◯◯さん、あなたが今一番ほしいと思っているものを持ってきました!
そう言って恭しく差し出したトイレットペーパー。
「うっわぁ、嬉しいわ。これ、今一番ほしかったの。
本当にありがとうございます」
バアさんたち、異常なまでの喜びよう。
介護の仕事で、ここまで感謝されたことあったっけ?
というくらいだ。
トイレットペーパー一つでここまで喜ばれる?
空恐ろしいご時世である。
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