私が勤めている「サービス付き高齢者向け住宅」というところには
私のような常勤スタッフ(社員)と登録ヘルパーがいる。
この登録ヘルパーは、常に募集中。
かつてのヘルパー2級以上の資格を持っている人なら
年齢・性別、経験も問わない。
ドタキャンせずに一生懸命働いてくれる人なら誰でも歓迎だ。
しかし…たまに勘違いオバチャンが応募してくるのには困ってしまう。
それを人手不足だから採用してしまう人事担当者にも、困ってしまう。
おとといも、先日採用された60歳のオバチャンが初仕事にやってきた。
その日は私が指導役。
むか~し昔にヘルパー2級を取ったが
ずっと専業主婦だったので仕事としてはほとんど経験がないという彼女に
私は丁寧に仕事を教えた。
それが、今日の仕事帰りに早くも「辞めます」宣言。
理由は「孫が病気で…」だと。
やっぱね、続かないとは思っていたさ。
だってここで働く理由を尋ねたとき
しゃあしゃあと言っていたもの。
「子育ても終わって、ヒマだったので」と。
そういう輩(やから)は、これで三人目だ。
この仕事を舐めてんのか!?
まあ土台長続きするはずもないから
早く見切りをつけてくれて助かったけれど。
いま、ウチにはターミナルの方がいる。
腎機能の低下が著しく
その数値だけを見れば「生きているのが不思議」とドクターが首を傾げるほど重篤だ。
我慢強く、人を思いやる心にあふれた彼女が
いまやオムツ交換や褥そうの治療に苦痛の声を上げる。
「お願いします、痛いんです、死なせてください」と懇願する。
胸が張り裂けそうだ。
痛みを訴える彼女の声が私たち介護者の心を抉り
正直、泣きたくなる。
「ごめんなさいね、ごめんなさいね」…発する言葉は、それしかない。
なんとか、彼女の苦痛を軽減して差し上げたい。
でも私たちは医者ではなく、介護者だ。
ならばせめて、苦痛のないようにオムツを替えて差し上げたい。
傷口のガーゼを交換して差し上げたい。
そして同時に願う。
どうかその“看取り”が、自分の夜勤時でありませんようにと。
だらしないが、情けないが
夜勤を担当する常勤スタッフは、不安でいっぱいなのだ。
60才前後で体力とヒマを持て余し、お小遣い稼ぎ程度の気持ちで
ヘルパーに応募してくる方々がいる。
「人の役に立ちたい」と殊勝な台詞を吐く方々がいる。
舐めんなよ!!!
ああ、明日は夜勤。
不安と重圧でいっぱいだ。
私のような常勤スタッフ(社員)と登録ヘルパーがいる。
この登録ヘルパーは、常に募集中。
かつてのヘルパー2級以上の資格を持っている人なら
年齢・性別、経験も問わない。
ドタキャンせずに一生懸命働いてくれる人なら誰でも歓迎だ。
しかし…たまに勘違いオバチャンが応募してくるのには困ってしまう。
それを人手不足だから採用してしまう人事担当者にも、困ってしまう。
おとといも、先日採用された60歳のオバチャンが初仕事にやってきた。
その日は私が指導役。
むか~し昔にヘルパー2級を取ったが
ずっと専業主婦だったので仕事としてはほとんど経験がないという彼女に
私は丁寧に仕事を教えた。
それが、今日の仕事帰りに早くも「辞めます」宣言。
理由は「孫が病気で…」だと。
やっぱね、続かないとは思っていたさ。
だってここで働く理由を尋ねたとき
しゃあしゃあと言っていたもの。
「子育ても終わって、ヒマだったので」と。
そういう輩(やから)は、これで三人目だ。
この仕事を舐めてんのか!?
まあ土台長続きするはずもないから
早く見切りをつけてくれて助かったけれど。
いま、ウチにはターミナルの方がいる。
腎機能の低下が著しく
その数値だけを見れば「生きているのが不思議」とドクターが首を傾げるほど重篤だ。
我慢強く、人を思いやる心にあふれた彼女が
いまやオムツ交換や褥そうの治療に苦痛の声を上げる。
「お願いします、痛いんです、死なせてください」と懇願する。
胸が張り裂けそうだ。
痛みを訴える彼女の声が私たち介護者の心を抉り
正直、泣きたくなる。
「ごめんなさいね、ごめんなさいね」…発する言葉は、それしかない。
なんとか、彼女の苦痛を軽減して差し上げたい。
でも私たちは医者ではなく、介護者だ。
ならばせめて、苦痛のないようにオムツを替えて差し上げたい。
傷口のガーゼを交換して差し上げたい。
そして同時に願う。
どうかその“看取り”が、自分の夜勤時でありませんようにと。
だらしないが、情けないが
夜勤を担当する常勤スタッフは、不安でいっぱいなのだ。
60才前後で体力とヒマを持て余し、お小遣い稼ぎ程度の気持ちで
ヘルパーに応募してくる方々がいる。
「人の役に立ちたい」と殊勝な台詞を吐く方々がいる。
舐めんなよ!!!
ああ、明日は夜勤。
不安と重圧でいっぱいだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます