難聴の高齢者とのコミュニケーションに
日々頭を抱えている私だが
他人事ではない、という事例を3つ。
先日、28歳の大口男Sと軽い会話をしていた。
理屈っぽい彼をいつも冗談であしらっているのだが
その日、私が放った言葉に対して、彼がボソッとつぶやいた。
「ちかさんが20歳若ければよかったのに・・・」
え!?と驚いたあとで間髪入れず「惚れるなよ!」と言い返す。
戸惑うS。
当然だ。
「ちかさんにいじめられてばかりいる」
彼はそう言ったらしいのだから。
おかしいな。私の耳には
「ちかさんが20歳若ければよかったのに・・・」
と、聞こえたんだけど。
「俺、そんなこと言ってないし。
ちかさん、自意識過剰です!!!」
ごめ~ん!
でも、そう聞こえたんだもん。
今日は美容院に行った。
隣で、私より少し年配の女性が美容師と話をしていた。
「歳のせいか、聞き間違いが多いのよ。
この間も自転車に乗っていたら
自転車の盗難を取り締まっていたおまわりさんに止められて
“自転車に満足してますか?”って聞かれたの。
はぁ~!? なんでおまわりさんから
アナタは自分の自転車に満足してるかって聞かれるわけ?
でもよくよく聞いてみたら
“アナタはこの自転車の盗難登録してますか?”ってことだったのよね。
とんだ聞き違いだったわ」
隣でカットされながら、笑いを噛み殺すのに難儀した。
いるのねえ、私みたいな惚けた聞き間違いをする人が。
夜、久しぶりに会った友人Yの顔を見て
彼女の聞き間違いエピソードを思い出す。
数年前のことだが
彼女が働く会社に電気工事が入った。
Yの足元で電気コードをいじっていた作業員が
こう言ったという。
「うわあ、すごい大根足だなあ!」
太目の彼女は、ムカっとして聞き返す。
「なんですって!?」
作業員はこう答えた。
「いや~、すごいタコ足配線ですね」
老化は目から始まり、耳へと移行する。
そう聞いたことがある。
しかし、これは耳ではなく
脳の老化ととらえたほうがよさそうな気もしなくはない。
日々頭を抱えている私だが
他人事ではない、という事例を3つ。
先日、28歳の大口男Sと軽い会話をしていた。
理屈っぽい彼をいつも冗談であしらっているのだが
その日、私が放った言葉に対して、彼がボソッとつぶやいた。
「ちかさんが20歳若ければよかったのに・・・」
え!?と驚いたあとで間髪入れず「惚れるなよ!」と言い返す。
戸惑うS。
当然だ。
「ちかさんにいじめられてばかりいる」
彼はそう言ったらしいのだから。
おかしいな。私の耳には
「ちかさんが20歳若ければよかったのに・・・」
と、聞こえたんだけど。
「俺、そんなこと言ってないし。
ちかさん、自意識過剰です!!!」
ごめ~ん!
でも、そう聞こえたんだもん。
今日は美容院に行った。
隣で、私より少し年配の女性が美容師と話をしていた。
「歳のせいか、聞き間違いが多いのよ。
この間も自転車に乗っていたら
自転車の盗難を取り締まっていたおまわりさんに止められて
“自転車に満足してますか?”って聞かれたの。
はぁ~!? なんでおまわりさんから
アナタは自分の自転車に満足してるかって聞かれるわけ?
でもよくよく聞いてみたら
“アナタはこの自転車の盗難登録してますか?”ってことだったのよね。
とんだ聞き違いだったわ」
隣でカットされながら、笑いを噛み殺すのに難儀した。
いるのねえ、私みたいな惚けた聞き間違いをする人が。
夜、久しぶりに会った友人Yの顔を見て
彼女の聞き間違いエピソードを思い出す。
数年前のことだが
彼女が働く会社に電気工事が入った。
Yの足元で電気コードをいじっていた作業員が
こう言ったという。
「うわあ、すごい大根足だなあ!」
太目の彼女は、ムカっとして聞き返す。
「なんですって!?」
作業員はこう答えた。
「いや~、すごいタコ足配線ですね」
老化は目から始まり、耳へと移行する。
そう聞いたことがある。
しかし、これは耳ではなく
脳の老化ととらえたほうがよさそうな気もしなくはない。