敵地で迎えたＷ杯３次予選のオマーン戦は選手達にとって想像以上に過酷な試合だったようです。ピッチ上は４０度を超える灼熱地獄で、選手のユニフォームは汗でびしょ濡れの状態でしたので、そんな中でサッカーをやっていたこと自体が凄いと思います。
試合は前半にオマーンに先制されて０－１で折り返し、後半の序盤に玉田が貰ったＰＫを遠藤が決めて、同点に追いつきました。ＰＫの遠藤のゴールは本当に遠藤らしいＰＫのゴールでした。あの緊迫した場面で力の抜けたようなキックは本当に見事です。緊迫した場面でしたが、思わず笑ってしまいました。
その後は相手にＰＫを与えて危ない場面もありましたが、楢崎が見事に止めて事無きを得ました。後半は日本が主導権を握って、惜しい場面が結構ありましたが、最後で決められず、引き分けに終わりました。
この試合を引き分けたことで、次のタイ戦に勝てば３次予選の通過が決定しますが、逆にこの試合で引き分けてしまったことで、自力でのグループ１位通過はなくなってしまいました。しかし、負けてもおかしくはない試合展開でしたので、引き分けで良しと思うべきなのでしょう。
Ｗ杯の予選では例え強豪国と言えども、簡単には予選を通過することは出来ませんので、日本が苦しむのも仕方ないことなのでしょう。
