小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原市内にある全ての天然記念物を巡ってみようと始めた天然記念物巡りの4ヶ所目は国府津にある真楽寺に出かけた。真楽寺境内には今から約200年前に編纂された風土記に記述された菩提樹と推定される木が天然記念物に指定されている。小田原市国府津の真楽寺は真宗大谷派の寺院。国府津駅から徒歩5分くらいの国道1号沿いに所在している。真楽寺の天然記念物はボダイジュで昭和56年3月30日に市の天然記念物に指定されている。本堂横の墓地の中にあって写真が撮りづらいのと、隣の本堂のほうが高いのでそれほど大きな木には見えない。真楽寺のボダイジュの前には小田原市教育委員会が作成した解説板が設置されている。記載内容によると新編相模風土記の真楽寺の記述の中に親鸞上人手植えのボダイジュがあると記されている。江戸時代は幹回り2.1mほどの大樹だったが、幕末の頃に火災のため損傷して幹の部分が枯れてしまったようだ。以前は単幹だったボダイジュは根元からのひこばえが成長して樹勢を保っている。現在は5幹で樹高は約16m。一番太い幹は空洞が目立ち、添え木がしてある。真楽寺のボダイジュはそれほど大きな木ではなくて見た目は地味だが、解説板で来歴を知って眺めると樹木の生命力の強さを感じられる。国府津地内にはもう1ヶ所天然記念物があるので散策の際に探索に出かけたい。

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