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小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



神奈川県では平成14年から、救急救命センターへの搬送時間の短縮と救命率の向上を目的にドクターヘリの運行を行っている。ドクターヘリの基地病院は伊勢原市にある東海大学医学部付属病院で神奈川県内の消防などから要請があると臨時の離着陸場にドクターヘリが着陸する。小田原市の臨時離着陸場は何ヶ所かあるようだが、酒匂川右岸の酒匂川スポーツ広場が使用されることが多いようだ。先日、散策の途中にドクターヘリの離着陸を見ることが出来た。先日、酒匂川沿いを散策していると、酒匂川スポーツ広場に消防車両が停まっているのが見えた。グラウンドの四隅には消防員が立って立ち入りを規制している。まもなく東の空からヘリコプターが飛んできた。赤いラインの入った機体にはDoctor-Heliの文字。酒匂川スポーツ広場上空で旋回すると着陸態勢に入った。ドクターヘリの離着陸は何度か見たことがあるが、やはり目の前50mほどの場所でヘリコプターが着陸するのは迫力がある。ドクターヘリは川崎重工製のBK117C-2機。操縦士のほか救急医療の専門医師や看護師が搭乗している。ドクターヘリ着陸後に、救急車で搬送された患者をヘリ内に収容。ほどなく伊勢原の東海大学医学部付属病院に向け離陸した。ドクターヘリのここ数年の運行実績は年間300件前後。事業費は年間1億8千万円ほどで、過去に予算難で運行中止の危機もあったが現在まで継続している。神奈川県西部の小田原市は救急救命拠点も少なく、伊勢原までの陸路を搬送するのにも時間を要するので、ドクターヘリ運行の恩恵は大きい。これから年々財政的に厳しくなっていきそうだが神奈川県のドクターヘリ事業が継続することを願っている。

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