入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’24年「春」(3)

2024年02月21日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 しばらく寒暖の変化が激しいらしい。まだ2月、暖かければ温暖化が気になるし、寒ければそれも体に応えるという厄介な時季だ。すでに上には来年度の仕事の話が来ているが、毎年のことながら先ずは現地の積雪状況が今後どうなっていくかにかかっている。
 
 昨年は正式に牧場を開くまでに3月に2回、4月にも2回上がっている。雪掻きや、打ち合わせのためだ。
 最初の時は「ド日陰」から歩いているが、その後は例年になく雪が少なく、仕事始めの20日には問題のド日陰は林道に雪はなく、すっかり乾いて驚いた記憶がある。
 例外的な年もあったが、17年間ではほぼ毎年のようにこの場所が関門になって、ここで車を捨てて3,4キロの山道を歩いたというのにだ。

 この独り言、時には入笠や牧場と関係のないことを呟くと以前から断ってある。冬ごもりの最中であれ、世の中のことは目や耳に入ってくるし、牧に暮らす日々であっても新聞は届かないが、鹿やアナグマを真似て人間社会との関りを断つことはできない。ウクライナへも行くし、パレスチナへも行けば、時にはボイジャーが孤独な飛行を続ける宇宙へも行く。今は20万年前のアフリカにいるし、それこそ「後期高齢者 その日その時」である。
 
 年を取っても、いろいろな欲求はある。酒、美味い物、好奇心、恥ずかしながらご婦人に対してもだ。好感を持つ女性もいれば、そうでない人もいる。ただし、金銭、物的要求は枯れた。
 ありふれた後期高齢者が、と言えばありふれた人がどう思うか分からないが、山と里での暮らしの折々に好き勝手に呟くことで、それだけのことに過ぎない。

 先日、部活動の顧問をする教師らが、自分の生活や家庭生活を犠牲にすることが多く、組合を組織して改善を進めていこうとする様子が報じられていた。医は仁術ではないし、教師も聖職だとは思わないが、どうもこういう合理的(?)な考え方をする教師が増えたような気がする。
 学校登山に専門の案内人を付けようとするのも、依頼された案内人は責任を押し付けられても困ると言ってるが、これも学校側や教師らの責任回避のための保険のようなものではないのか。少なくも、そう解されることに忸怩たる思いはないのかと問いたい。
 本日はこの辺で。
 

 
 
 
コメント
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