入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     24年「冬」(26)

2024年02月01日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

     
 帰路は芝平に下る気になれず、千代田湖経由にした。この林道は、「枯木の頭」から先が凍結してツルツルになることは承知していた。以前に、ブレーキやハンドルが効かず、下りの相当の部分を逆向きで下るというひどい目に遭ったこともあり、以来冬季の通行は避けていた。
 ただこの時はまだ雪の量からして大丈夫だろうと判断したのだが、やはり日陰はかなり凍結していた。逆向きにこそならなかったが、後輪のABSがしきりと嫌な音を立て、その度に緊張した。雪用のタイヤに加えチェーンがなければ、もう限界だろう。

 帰ってきて遅い昼食を済ませ、それからさて何をしたか・・・。読み始めた本になかなか集中できず、ふと目に留まった料理の本見て、急にブリの照り焼きを食べたいというよりか、作りたくなった。
 この料理には自分なりの工夫もあり、即近くの田圃の中のマーケットへ行ってみた。ところが、ない。この時季にブリでなく、ニシンの大安売りとは。
 日本海沿岸で作られるニシン寿司は大好物であり、多量のミガキニシンを使って自分でも作ることもあるが、生のニシンには全く関心がない。

 夕方まで時間が空いてしまった。そうなれば座るか、散歩に出るか考えて、天気も良く、気温もいつもよりか高めだったので後者に決めた。
 歩いている時は座る時と違って、雑念でも妄念でも何でも来いである。いくらでも頭をよぎり、擦過する対象に何憚ることなく気持ちを向ける。それだからこその散歩でもある。
 
 峠に通ずる集落を過ぎた棚田の道で、腰がひどく曲がった老婆がコリーの小型犬を連れて散歩をしていた。まるで逆に犬に連れられているようで心配だったが、挨拶をしたら元気な声が返って来て安心した。
 犬の落とし物を不安定な態勢で処理して、吠える犬を叱ってもくれたからそのまま通り過ぎたけれど、犬の散歩があの年寄の仕事では気の毒だと思ったり、あるいは本人の希望なのかと思い直したりしたが、ハテ。

 2月の3連休、2回あるうちの少なくもどちらかでは法華道を辿ることを考えている。
 本日はこの辺で。

 
 
 
コメント
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