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入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

’16年「冬ごもり」 (29)

2016年12月26日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 24日、ワンゲル部員を見送ろうと外に出た際に目にした光景。朝焼けはどんどん拡散していくし、iPhone のバッテリーはこの写真1枚を撮っただけでダウンしてしまい次が続かず、残念ながら最高の一瞬をとらえたとは言えない。

 ところでここ二日ばかり、”布団の中でも着ている羽毛服”のことだが、もともとは寝袋を買うつもりで用意した金を、もうそんな機会もなかろうと思い、羽毛服ならまだ利用価値も高かろうと予定を変えて買ったものだ。
 思い出せる限り、冬の山で快適に眠った経験はなく、せめて一夜だけでもよいから厳寒に耐えられる寝袋で、満足のゆく快適な眠りを味わってみたいというのが、かなり以前からの切なる願望であった。それをあっさりと変更してしまったわけだが、それはそれでも構わなかった。もし仮に冬山にいくことがあったとしても、寝袋は羽毛の全身用と半身用を持っていたし、それにさらに新調した羽毛服が加われば、向かうところ敵なしだという計算ができていた。
 ただし、牛守になってすでに2,3年が過ぎていた。10万円以上もする羽毛服を購入する金を一体どこでどうやって工面したのか、手にできたのか、今となってはまるで思い出せない。この仕事をするようになって以来、新調したスキーも山靴も二流品だ。冬の法華道も、一応はゴアテックス製だが、牛守になった時に買った雨合羽で間に合わせているし、スパッツにいたっては、それでも大丈夫かと心配されほどのシロモノである。山から遠ざかっておきながら、なぜ寝袋への未練だけがそれほどあったのか、それが羽毛服に変わっても、それだけの出費を惜しまなかった理由を、今となっては自分にさえも説明が付かない。
 それでその羽毛服、実は失望した。厳冬期どころか3月の上高地だったというのに、寒さに震えた。羽毛の全身用寝袋に期待の羽毛服を着ても、寒くて眠れなかったのだ。
 ワインに関しては素人である。だから、1000円と1万円のワインの金額の差9000円也が、味の違いにしっかりと反映しているかどうかなどと言えば嗤われるかも知れない。だが、登山用品のような実用品となれば、金額の差による違いを求めても嗤われはしないだろう。そう信じて、明日もう少しこの続きを書きたい。

 O沢さん、なかなかの一人歩きをしましたね。

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