雲の山頂へ
入笠山はあいにくの天気だが、今日も大勢の人。ただ、多くの人は、ゴンドラとか車がなければこういう場所には縁のない人たちのように見える。幾つか来ているこうした年配者を対象にした団体の中には、峠の登山口より上には行かないように言われている人たちもいると聞く。
伊那からもバスが1台登ってきていた。以前と違って今ならこういうグループに対し、牧場も役に立てることがありそうな気がする。
誰も知らない花園
およそ90パーセントの入笠山登山者は山頂まで、少し余裕のある元気な人でもヒルデェラ(大阿原)を周回して終わる。最近テイ沢に来る人も増えつつあるが、伊那側に来る人の多くは、小黒川に入る釣り人と決まっている。これでは、中級山岳・入笠山が泣く。大半の入山者はこの山域の本当のよさを知らないまま帰ることになる。本当に、もったいない。
現在やっている電気牧柵下の草刈がすんだら、とりあえず半対峠(はんずいとうげ)から下って、小黒川の徒渉点の下見に行こう。
もちろん、年配者が自分たちの体力の範囲で、入笠の自然を味わい楽しむことは素晴らしいことだと思う。いろいろな人たちに、いろいろな入笠があっていい。I still have a dream.
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