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入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

   山の秋、まき場の秋

2013年10月01日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など
           
 天気:晴れたり曇ったり、気温:20度C(昼)


 山にも本格的な秋の訪れを感ずる。毎年のことながら、「焼き合わせ」のカラマツ林の中にあるツタウルシが、このあたりの紅葉の先駆けとなる。やがては落葉するカラマツの葉も、黄色の色合いをまた少し深めたような気がする。たくさんの実をつけた小梨の葉も色づき始めたが、その前にヤマザクラがもう見ごろを迎えつつあるようだ。
 今日はいまにも白いものが降ってきそうな空模様だったが、朝の気温は15度と、さほど低いというわけではなかった。こうした天気をいくたびか繰り返し、秋霖に季節をさらに深めつ、短い秋はいつの間にか終わってしまう。北アルプスや中央アルプスの峰々に雪が来て、此処入笠には例年11月の15日ころ初雪が舞う。
 
 昨夜あたりは、鹿の群れの中に大きな角をはやした雄鹿を、何度か車のライトが捉えた。鹿の群れを見ると、まだ猟犬のように思わず反応しそうになるが、しかしこの頃は、以前ほど鹿の捕獲に積極的になれない。今日も久しぶりに大分前にかけた5,6個のくくり罠を点検すれば、その半数ははじかれてしまっていた。といって、リセットする気にもなれず、放置して来た。どうも最近のくくり罠はスプリングが弱いせいなのか、こうした例が多い。明日なんとかしよう。

            

 上に登っていけば牛はいつもと変わらずおとなしく草を食んだり、横になったりしている。残された日もあと半月ほど。牛も季節の変化から、下牧の時期が近づいていることを察知できるのだろうか。面白いことに、和牛3頭のうちNo.50のウメとその相方は、今日も他の群れとは離れて「舞台」にいた。

             

 牛はこのようにじっと相手を見る。背後の牛は別のことに集中しようとしている。
          鳶色のひとみのおくになにごとか悪しきをひそめわれを見る牛  宮澤賢治
 
 海山のtoshy氏は仕事順調ですか?慣れぬことでしょうが、闘ってください。
コメント
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