「ウォーキング三昧」in 滋賀

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館山戦争遺跡 「海軍宮城浄水場」と「海軍補給工場格納壕跡」

2014年01月14日 06時00分00秒 | 戦争遺跡

↑海軍「宮城(みやぎ)浄水場」の海軍石柱

1月12日(日)、久しぶりに館山に残る数ある旧海軍の遺跡でまだ訪れたことがない遺跡を求め館山の山中を散策した。
今回は館山の山間部にあったと言われる軍関係の施設である。
赤山地下壕のあるところの細い道を深く山間部に入ったところに海軍「宮城(みやぎ)浄水場」と「海軍補給工場格納壕跡」があった。
山奥の「海軍宮城浄水場」の施設は今も鮮やかに当時のまま残っていた。自然のままの浄水の貯水池には鳥などが多く生息している。施設の外の道に埋もれかけていた海軍の石柱を偶然見つけた。よく見ると「海軍用」が見えるがその下は埋まって見えない。ここは確かに海軍宮城浄水場跡である。ここで浄水された水は館山海軍航空基地や洲崎海軍航空基地に供給されたのであろう。
次に、海軍宮城浄水場跡からの帰路、「海軍補給工場格納壕跡」を見つけた。ここは道路から山の道に徒歩で入らないと分からないところにあった。よくよく山を見ると細い道なのにコンクリート舗装されていた。山の小道に舗装、もしやと思い山の方に入ってみると案の定壕があった。更に探してみると3つも壕があったのだ。これは「海軍補給工場格納壕跡」に間違いない。これらの海軍補給工場格納壕跡は物置に使われている。
館山海軍航空基地や洲崎海軍航空基地の裏山に当たるこの辺りは正に要塞化された山中そのもので山中の道や壕の中は何処かで機能的につながっているような気がする。
更に欲をかいて3つ目に「燃料タンク縦穴跡」を探してみた。この辺りと言われている場所周辺を探し、近所の人に尋ねてみたが結局見つけられなかった。
戦後60余年、戦前は徐々に風化し、一帯は住宅化や開発され歴史的場所が消えて行く。館山や南房総の戦争遺跡は残さない限り早晩消えて行くだろう。
次回は「128高地抵抗拠点跡」辺りを散策してみよう。

以下の写真は原画より画素数を落としています。

↑館山市の宮城地区から茂名へ抜ける奥の山中にある溜池(海軍宮城浄水場のまだ奥)(小さな写真をクリックすれば大きくなります)

↑海軍宮城浄水場の正面

↑海軍宮城浄水場用の貯水池(今の自然が残され鳥などが生息していそう自然の宝庫)

↑浄化プールらしき施設

↑海軍宮城浄水場の建物

↑海軍宮城浄水場の建物

↑今も残る海軍宮城浄水場の建物

↑海軍宮城浄水場跡を下り、途中、山の方へ歩いて行くと海軍補給工場格納壕跡があった

↑海軍補給工場格納壕跡

↑更に奥に進む

↑2つ目の海軍補給工場格納壕跡

↑3つ目の海軍補給工場格納壕跡


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