「ウォーキング三昧」in 滋賀

「ウォーキング三昧」は2013年3月以来発信して来ましたが2019年5月1日、「スローライフ滋賀」に移行しました。

南房総市鋸南町旧海軍「人間魚雷回天」地下壕跡

2013年09月24日 06時00分00秒 | 戦争遺跡

↑水上・水中の特攻兵器を格納した地下壕
南房総の戦争遺跡巡りの一環として今回は旧海軍第1特攻戦隊「侵洋」基地跡のある千葉県鋸南町岩井袋港を訪ねた。
岩井袋は旧海軍第1特攻戦隊第18突撃隊本部基地があった場所である。
岩井袋港は小高い山に囲まれ、昔からクジラなどの沿岸漁業が盛んであったという。この小さな港に水上・水中の特攻兵器を格納した地下壕が今もあると知ったので早速訪れたのだった。
基地には、特攻艇「海竜」(19トン2名乗り)、60トン5名乗り特攻艇の部隊もあったと言う。
現在の地形と当時の地形は異なっているだろうが港から近い小山に2つの岩盤の壕があった。高さ4-5m、奥行き20m程度の大きさである。民家の裏で良く探さないと見落とすが小山にも2つ壕があった。多分、格納をカモフラージュするためであったのだろう。
近所の方にうかがったが昔はもっとあったという。港は造船所だったと言うがそれらしい感じのものも残っていた。しかし、戦後70年近くなり昔のことは風化している。

↓下の写真をクリックすれば大きくなります。
     
↑小山の岩の山肌の地下壕
   
↑民家の裏にある地下壕
   
↑岩井袋港
   
↑岩井袋港に残るドックの面影