素面で楽しむ、育児と仕事。

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冬の収穫。

2011-01-26 | これ読んだ。
寒いこの冬の
一番の収穫は、
親子で楽しむ本読みの時間。
そして
図書館通いが出来るようになったこと。

冬休み中、終日学童ですごした中で
落ち着いて本を読む習慣が出来た長女、
今一番のお気に入りは、
「かいけつゾロリ」





1980年以降のシリーズなので
私はタイムリーに知らないけど
ベストセラーですよね。
娘が選んだ本を見て
(中はしっかり読んでないけど)
人気の理由、納得です。

作者が絵も描いていて
レイアウトが秀逸!!
個人的にも大好きなレイアウト。
話の展開にあわせて
細かく描き込まれた絵と手書きのコメントと
一部は漫画風になっていたり、
キャッチ風に誇張されていたり。
これは初めて本を読む子どもをあきさせません。
なんといっても
文章と絵が一体化しているのが素敵。
よく絵本を見ていて思うのは、
絵がすごく素敵なのに
あまりにレイアウトや文章部分の書体がおざなりで
がっくり…ということがあるんです。
絵本こそ、書体しっかり選んでほしいっす、
担当編集&デザイナー
(と自分は棚に上げておいて)


そして私の2010年度ベスト1は、
「タキワロ」岩崎千夏/長崎出版

http://www.doremifa.net/nagasaki/books/detail.php?id=110

岩崎千夏さんは、見島在住のイラストレーターなのだそうです。
画力がまさに圧巻。
凪いだ海にきらめく日の光や
やさしく島の上をぬける風の音が
手に取るように見えてきます。
そして
やさしい方言(長崎弁?見島弁?なのかな)の語り口が
読んでいてとても心地よい。



魂送りの風習と
タキワロという伝説の童子に基づいた
「死と再生」の物語なので
幼児にはちと難しいかなと思いましたが
絵の素晴しさと読み口の心地よさで
子どもたちも大好きな1冊。

早春の潮風を感じたい
こんな季節にもおすすめです。