私が≪新宮晋(オサム)さん≫を知ったのは、ずい分以前の、やはり「日曜美術館」だった。
新宮さんは彫刻家だが、彼が作られる彫刻は、普通の彫刻ではなく、自然の風や水の動きによってくるくる回ったりはためいたりする、動く
彫刻(アート作品)だ。
彼は大阪の生まれ、現在は兵庫県三田に住まわれ、そこにアトリエも構えられている。
以前「日曜美術館」に登場されたときは、三田の田んぼのあちこちに、自然の風によって動くアート作品を置くという試みをされていた。
その作品たちが、自然の風によって様々に形を変える面白さを、私はその時初めて知り、清々しい新鮮さと感動を覚えた。
なのでその時も新宮さんのことをブログにアップしたが、この間の「日曜美術館」のアートシーンで、再び彼の新しい試みを知って、何だか
とっても嬉しく懐かしくなった。
彼の今回の試みは、フランスの「シャンボール城」に、『現代のユートピア』と題して、やはり動く造形作品を展示されている。
後ろの建物がシャンボール城。その前の黄色の旗と水面の白いオブジェが新宮氏の作品。
そしてお城の内部には、彼の今までの作品が、いろいろ展示されているようだ。
その作品の一部を(うまく撮れませんでしたが)下に載せます。
「星空」 (2013)
※今回ブログを書くにあたって新宮晋さんのことをちょっと検索してみたら、彼は1937年生まれの82歳であること、日本の各所に、数々
の素敵な造形作品を残されていることが分かった。
現在82歳の新宮さんの未だ衰えぬ創作意欲、ホントに素晴らしいなあ!と、改めて思った。
新宮さん(82歳です)は、その道ではかなり有名な方のようです。新宮さんの動くアート作品は、周りの風景とよく合うと言うか、むしろ周りの風景を更に美しく素敵に見せているように思います。これからもがんばってほしい方の一人です♪