今日(7月29日)は、母の24回目の命日だ。
私は、7人兄妹の末っ子。
私をかなりの高齢で生んだ母は、私を教育しようなどという気はさらさら無く、私は思いっきり甘やかされて育った。
もちろん、戦後の物資不足の中で、7人の子どもを育て上げなければならない母(父も)の苦労は並大抵なものではなく、経済的には
決して恵まれてはいなかった。 (と言うより、ズバリ、貧しさの中で育った。)
でも私は、家族、とりわけ母の愛情だけは、有り余るくらいいっぱい受けて育ったと思う。
思い返してみても、私は母に叱られたという記憶がない。 (たしなめられるくらいのことは、あったかも知れないけれど‥)
そのせいで私は、とびっきりの「甘ちゃん」に育ってしまった。
困難を乗り越える力に欠け、なんとも頼りない人間に‥。
でもその代わりに私は、人を信じる心だけは持ち合わせた人間になれたのではないか‥と思っている。
そしてそれは、無条件に私を愛してくれた、母のお陰だと思う。
私は、この歳になっても、時々心の中で、「お母ちゃん!」と呼びかけることがある。
そして幸せな気持ちになったり、時に涙ぐんだりする。
ふるさとにも咲いていた、百日草と酔芙蓉の花を見ながら、母を想う一日です。
7人兄妹なんて、今では考えられないですよね!
大変な中、7人もよく育ててくれたと、心から感謝です
(そうは言っても、雀(から)さんは、甘えん坊ランキングでは、私に勝てないと思いますよ)