お墓参りを済ませた翌日(23日)は、もう帰阪の日だ。
前日、お墓参りの後ホテルでゆっくり過ごせたこともあって、23日の朝は体調も良く、ここ何日かの雨模様だったお天気にも、回
復の兆しが見られた。
ホテルの窓からも、秋らしい青空が望めた。
帰りも、山口線と新幹線に乗る予定で、すでに切符を取っていた。
ただまっすぐ帰るには時間があって勿体ないので、久しぶりに<津和野>に立ち寄ってみることにした。
久しぶりに降り立った津和野駅前の花壇では、夏の名残りの赤い花(千日紅とサルビア)が、まだ満開だった。
<津和野>は、「山陰の小京都」とも言われる小さな町。
(全国には、「小京都」と呼ばれる町が、数限りなくあるけれど‥)
私は過去何回かこの町を訪れたことはあるけれど、ここ十数年は行っていないと思う。
それに、そんなに広くない町とは言え、津和野でまだ行っていないところが沢山ある。
(「乙女峠カトリック教会」、津和野出身の文豪・「森鴎外」の旧宅&記念館、「津和野城跡」、「太鼓谷稲成神社」などなど‥)
そこで今回は、とりあえず、鯉の泳ぐ街中を散策しながら「太鼓谷稲成神社」の鳥居まで行き、そこから神社に上ってみることにした。
山陰の小京都・津和野は、<鯉の町>とも言われるほど、街中の掘割やお店の池などに、たくさんの鯉が泳いでいる。
まずは、駅から程近いところにある「鯉の米屋」なるお店に、鯉を見せてもらいに入った。
お店の奥まったところにある池では、「多すぎ」とも思うほどの色とりどりの鯉が、パワフルに泳いでいた。
私が池に近づくと、鯉が近寄ってきて口をパクパクさせる。
これは、エサをもらえると思っているに違いない。
そう思ってお店の中を見ると、「鯉の餌 100円」と書かれて、袋に入れた餌が置いてあった。
そこで100円を入れて餌をもらい、袋を開けて池に勢いよくばらまいた。
すると鯉たちは、餌を自分のものにしようとして、組んずほぐれつ暴れ回る。
すごい迫力だ! 私はその迫力に、ちょっと圧倒された。 (そんなに暴れなくても、餌はタップリあげるのに‥)
「鯉の米屋」さんを出た私は、津和野の古い街並みを歩き始めた。
津和野を象徴する山と言えば、ホッコリまぁるい「青野山」だ。
私が街を歩き始めた時、青野山にはまだ雲(霧?)が掛かっていて、頂上は見えなかった。
少し歩いたところで、私が思わず「あっ、ネコちゃんだ!」と叫んで慌ててカメラを向けると、その家の女性の方が申し訳なさ
そうに、「ネコじゃなくて犬なんですよ。」と言われた。
申し訳ないのは、私の方なのに…。
このワンちゃん、とっても可愛かった! (ホントはこちらを向いてるところを撮りたかったけど‥)
そのあと私は、「本町通り」の古い街並みを、歩いて行った。
白壁と緑の山との取り合わせがステキだなあ!と思いながら。
安野光雅さんをお好きとのことで、何だか嬉しいです♪
私も大好きで、駅前には立派な安野さんの美術館もあるのですが、以前行ったことがあるので今回は行きませんでした(^_^;)
津和野は山口県の萩と並んで、落ち着いたたたずまいの町です。
散策はまだまだ続きますので、よかったら見てくださいマセ♡♡♡