のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

1週間ぶりに戻ってきてくれた…携帯

2016-12-16 15:21:51 | 日記

 先週の金曜日(9日)、「聖の青春」を見て帰ってきたら、<携帯>が無い。

 その日私は出掛ける前に、携帯をマナーモードにしてバッグ(リュック)に入れた。

 そして、外では携帯を出さなかった。

 なのに、家に帰ってバッグから取り出してメールを打とうと思ったら、無いのだ。

 

 最近私は、いろんなことを間違って思い込んでいることが多い。

 そこで、バッグに入れて外出したというのも、私の間違った思い込みかも知れない。

 だったら、この狭い家のどこかにあるかもと思って、家の電話から携帯にかけてみた

 耳元で普通に呼び出し音が鳴って、留守録の案内も流れたけれど、どこからも携帯の呼び出し音は聞こえてこない。

 (マナーモードにしたという私の記憶が確かであれば、たとえ家の中にあったとしても、音が聞こえないのは当然だが。)

 

 まあそのうちに出てくるか、といつもの問題先送りでその晩は眠ったが、夜中に目覚めてやっぱり気になりだした。

 そこで、家にあるとしたらココかも…と思えるところを、アチコチ探し回った。

 しかし、やっぱり何処にも無い。

 そして翌朝、遅まきながら、携帯と携帯に入っているデータが悪用されないように、auに電話してロックを掛けてもらった。

 ロックを掛けてもらったことと、auの方の話では、今までに悪用されている形跡はないとのことで、私はホッとした。

 

 私が今使っている携帯は2つ目だが、ずい分長いこと使っている。 なので、ずい分骨董品だ。

 そろそろスマホに換えようかという思いもあったので、見つからなければそれでも仕方ないかと、日々をやり過ごしていた。

 

 そして1週間経った一昨日(14日)、いくらなんでも携帯の無い生活が不自由になって、梅田のau販売店にスマホを買いに行くこと

 にした。

 しかし、au販売店に行く前に、まあダメモトで曽根崎警察にでも寄ってみるかと思い始めた。

 万が一、どこかの警察に届いている可能性が全く無いわけでもないし‥。

 

 ところがダメモトで行った曽根崎警察署で、予想外なことが起こった。

 私の携帯が届けられていて、今は「西警察署」で保管されているというのだ。

 ということは、私は絶対にあり得ないと思っていたけれど、携帯がどこかで私のバッグから滑り落ちたということになる。

 ここでも私は、思い込みの怖さを思い知った。

 とにもかくにも携帯が見つかって私は嬉しかったが、「なんで、西警察署なん?」と思った。

 携帯を拾ってくれた方は、東梅田の駅に届けられたのだが、どういう訳か、それが西警察に回っているのだそうだ。

 

 なら今から西警察まで取りに行かなあかんなあ‥。

 ズボラな私は、今までに行ったことのない西警察に行くのが、ちょっと邪魔くさかった。

 すんでのことでタクシーで行きそうになったが、そこはグッとこらえて、地下鉄を乗り継いで行くことに腹を決めた。

 

 地下鉄で本町まで行き、そこで中央線に乗り換えて阿波座まで行った。

 警察の方の話では、西警察署は阿波座から歩いて10分のところにあるそうだ。

 私は教えられたとおりの道を歩き、水があまり綺麗ではない木津川を渡った。

 木津川そのものは普通の都会の川で何ということはなかったが、川を渡る橋の両側に、変わった実をつけた木があったので、

 写真に撮っておいた。

                 

 

 

 

 木津川を渡ると、なんか懐かしい名まえの「みなと通」に出た。 (私は以前、港区で働いていたことがある。)

                  

 

 

 

 <みなと通>を右にしばらく歩くと、西警察があると聞いていた。

 みなと通の銀杏もだいぶ葉を落とし、中には裸木になっているのもある。

 高村光太郎の「冬が来た」の中に、「銀杏の木も箒になった」という一節があったなあ‥と、その裸木を見て思ったりした。

 歩道に並んで置かれている自転車の下は、銀杏の落ち葉でいっぱいだった。

                    

 

 

 余談になるが、前出の「冬が来た」の後半に、「冬よ、僕に来い!僕に来い! 僕は冬の力、冬は僕の餌食だ。」というのがある。

 (文字の表記には自信がないけれど‥)

 若い頃私は「そのとおり!」と思っていて、冬に立ち向かう気力も満々だったが、今ではその気力のカケラもないことを、しみじみ

 思ったりした。

 

 そうこうしている内に、西警察署の建物が見えてきた。

 そして私は、警察署の「落し物コーナー」で、無事携帯を受け取った。

             

 

 

 こうして私の携帯は、1週間ぶりに私の手元に戻ってきたのでした。

 私がその気になれば、もっと早く携帯を返してもらうこともできたのに、ホッタラカシにしてしまって、ごめんね!

 せっかく返ってきた携帯なので、もうしばらく使わせてもらうことにして、私のスマホデビューはもう少し後になりそうです。