昨日は所用で出た梅田から、歩いて中津まで帰ってきた。
歩いて帰るコースは幾つかあるが、昨日は、昔からある「かっぱ横丁」を通って帰った。
いつもは何の関心もなく通り過ぎる「かっぱ横丁」だけれど、昨日は、何故か懐かしさを感じた。
そして今まで気付かなかった「伝言板」を見つけて、さらに懐かしさが増した。
かつては待ち合わせの場所に、必ずと言っていいほど置かれていた「伝言板」。
(私も何回か利用したこと、あったなあ‥。)
ほとんどの人が携帯やスマホを持つようになった今、伝言板を利用する人はいないだろう。
昨日も伝言板は空白のままだったが、それでも撤去しないで置かれていることが、私は懐かしく嬉しかった。
(私たちより下の世代の人には、「伝言板って何!?」って言われそうだけど…)
かっぱ横丁のお店は、古書店か食べ物屋さんがほとんどだが、1軒の居酒屋には、こんな河童の人形も置かれていた。
かっぱ横丁の一番端にある魚料理専門店「とと屋」(「とと屋」の「と」は、本当は「魚」を2つ重ねた字)の前まで来ると、つい写真
を撮ってしまう。(前にも写真を載せたような気がする‥。)
かっぱ横丁を後にして外をしばらく歩くと、かつて、都会のオアシスのような存在だった「北野カトリック教会」が建っていた所に行き
着く。
私は、北野カトリック教会のレトロで落ち着いた建物や庭の雰囲気が好きで、キリスト教の信者でもないのに、通りがかりによくお
庭に入れてもらっていた。
しかし時代の流れか、その建物は取り壊され、今は敷地の大半はシティホテルになり、残りの場所にビル式の教会が建っている。
新しい教会の建物も、私は嫌いではないけれど、もう気軽に中に入ることはできない。
今朝はラジオ体操に間に合うように公園に行った。
体操が終わったあと、いつものように、公園の花々を見て歩いた。
私より数十歩先を、雨の日に初めて言葉を交わしたご婦人が、やはり花に目をやりながら、ゆっくり歩いておられた。
彼女は病気で足がご不自由だったが、とっても優しく品のある表情をされていて、私は話していて心が慰められる思いがした。
私は今日は声を掛けることはしないで、彼女よりだいぶ遅れて、花たちを見て歩いた。
花畑では、アマリリスが、豪華に花を開いていた。
紫陽花は、毎年一番先に満開になるカシワバアジサイが、だいぶ花を開いていた。
そのほかのアジサイも、少しずつ蕾をほころばせ始めている。
今朝のバラの花たち。
花畑の片隅に、小さなサボテンが植えられていた。
小さいながらアップで見ると、そこには、広大な世界が広がっているように感じられる。
(何度も載せたが、再び)シロツメクサの広がる情景。
公園を出て、市営住宅に向かう。
市営住宅のお花の好きなお宅では、変わった模様のアマリリスが花を開き、窓際のサボテンは、ピンクの花を付けていた。
最後に、帰り道で見た花たち。