銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

アルゲリッチ音楽祭

2012年05月13日 | Hの生きる喜び、それは

ブラボー ブラボー!!

全員総立ちのスタンディングオーベーション

拍手喝采の嵐 熱気に包まれる会場

観客の視線の先にいるのは、若干20歳の青年

全速力で走り終わった後のような充足感に満ちた顔で

観客に向かって深く御礼をしながらも

割れんばかりの拍手はまだしばらく続きました・・・


サロン会員様からの熱烈リクエストにより実現した

「アルゲリッチ音楽祭」ツアーに行ってまいりました

世界的ピアニストのマルタ・アルゲリッチが

別府にてたちあげた芸術振興財団の年に1回のコンサート

「アルゲリッチさんは、気むずかしい人だから…」

気が向かなかったり、調子が悪いとすぐにキャンセルするらしく、

今回ご参加のお客様の中でも

「これで3回目の正直!過去2回は、ドタキャンだったから…

今回やっと、会えると思って楽しみにしてきました!」

という方もおられるくらいです

こんな機会は滅多にない!と、私も一緒に鑑賞させていただきました

アルゲリッチ氏の演奏に酔いしれて、前半終了

5時間にわたる“マラソンコンサート”です

途中、夕食をはさみ後半の大トリを努めたのが、

先ほどの青年 ダニール・トリフォノフ君です

2011年には「ルービンシュタイン国際コンクール」

「チャイコフスキーピアノコンクール」において相次いで優勝

全部門のグランプリも受賞し、世界を驚かせた驚異の20歳

アルゲリッチ音楽祭にゲストとして招かれて演奏を披露

その超絶技巧と情感豊かな演奏に、会場の誰もが圧倒されたのです

グランドピアノが、彼の演奏に負けているかのように

彼の指は縦横無尽に鍵盤を連打し感情を露わに表現

繊細なメロディーの時は

これ以上なく優しく、雨粒がポツリポツリ落ちるかのように

やがて、大粒の雨は、豪雨になり、嵐になり、台風になり

彼の狂気がのりうつったかのような激しい演奏

音楽に引き込まれ、恍惚の表情を見せる彼の姿

それは恐ろしく美しく、

私は心の震えが止まりませんでした

興奮さめやらぬまま、会場を後にし、皆さまに感想を聞いていると

「ダニール君、オットコマエ!」

「演奏はもちろん、顔も大事ね~」

と、どうやらその美形にもうっとり…だったようです

「何よりも席が最高に良かったわ

今日は、自然と音楽に入り込めました」

関西からのお客様、とあってアルゲリッチ財団の方が

良席(正面前方真ん中)を銀ステのお客様用に確保してくれたのです!

個人では、こうはいきません

16時に始まり、熱狂の演奏が終わったのは21時半

通常なら、へとへとで疲れてバタンキュー、のはずなのですが

胸をズキュンと打ち抜かれた銀ステ一行は、

どうやらその日、なかなか寝つけなかったようで・・・

翌日もその話で持ちきりで胸の高鳴りがしばらくは続いたようです


「温泉の町」別府は、アルゲリッチコンサートの一夜

「音泉の町」へと、確かに変わったようでした

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