S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

初登場の長女です!

2006-03-31 21:42:29 | Weblog
どうも初めまして。ときどきこのブログに登場している長女です。
今日は、厚生省の方による障害者自立支援法の講演会に行ってきました。
ただでさえ難しい言葉を並べられ、風邪薬まで飲んでいたわたしはもうろうとして、
23歳最後の日の数時間をおしりむずむずさせていたのでした。
以前に母も書いてましたが、とあるニュースで知的障害を持った男性の特集をしてまして、
その人は今までグループホームという形で自立した生活をおくっていたのに、
この法律で福祉サービスの料金を障害者本人で1割負担しなければならなくなって、グループホームにいられず、自宅へと帰っていきました。。
答えはわかってましたが、Sなわたしはあえてお役所様にこのことを突っ込んでみました。
お役所様曰くそれは例外だと。
基本的にはそういう人は出ないような法になってるとおっしゃいましたよ。
でも実際にそういう人がいるじゃないですかと切り込んだところ、
その人がなぜグループホームにいられなくなったかはっきりした理由がわからないですって。
その後は理由がわからないの一点張りで、話になったもんじゃない。
わたしはその人がグループホームを去らなければいけなかった理由をきいてんじゃねぇ。そういう人にどう対応するのかってきいてんだよ!!(このボケが!)
と熱くなってしまいましたが、そのときのお役所様の様子にびっくり!話をしながら目を閉じちゃってるんです。
おおい、おてんとさまに顔むけろー!っていうか話してるときにちゃんと人の目を見なよ。

わたしは小心者だったので、講演会の後個人的にしか聞きにいけなかったけど、
こんなことならお役所様の醜態を、講演会に来てたみんなの前でさらしてやればよかったと後悔してます。

そして我ながらかわいげがない女だと思います。まぁいいや。
明日から始まる24歳の一年、本気で天城越えすることが目標です。

がんばれ!みんな

2006-03-31 17:36:01 | Weblog
子供たちも新しい仕事を始めて1ヶ月がたとうとしている。仕事に慣れてきた反面、現実の厳しさにも直面しはじめ、迷いも出てきたみたいな気がする。母としては毎日栄養に気をつけてがんばってご飯をつくり、相談されたことも一生懸命考えたりしても、なかなかわからないこともいっぱいあるからねえ。わたしも大学を出て、陶芸の道に進んだとき、思っていたことともだいぶ違いもあり慣れるまでは必死だったことを思い出す。だけど仕事はお金をもらうわけだから、大変に決まっている。現実と思い描いていた夢とのギャップもすごいけど、そうやって悩みながらも子供たちには成長してほしいなあと母は思っている。きのうテレビでラーメン屋さんの3人が戦っていた「どっちの料理ショー」をみていたけど、仕事をきわめるということはすごーいことだと思った。それはきっとなんの世界でもそうで、プロというのはやっぱりすごい!
あのラーメン食べてみたかった!

わたしは詩を書いているが、現実は仕事と家事に追われ、なかなか思うようにはできないのだけれど、やっぱり長年書いてきたので、がんばってこれからも書いていきたいと思ってる。きのう夜寝る前に高橋睦郎さんの詩集を読んでいたんだけど、背中がぞわっとするぐらいグッときた。ことばの力ってえのはものすごい・・・そしてそのことばよりも奥のほうにあるものの存在を魂のように強く感じる。深い深い空間に放り出されるみたいな感じがする。詩の魅力です!

こだまの咳がなおらなくてとても心配・・・・・お医者さんが言ってたように慢性化してしまったのではないかと思う。おーい、こだちゃーん、どうか元気で長生きしてね。会社に捨てられていたこだまを飼いはじめてもう8年になる。人間だったらいいおばちゃんである。娘の帰りがおそくてもそんなに心配しないけど、こだまが夜おそくまで帰ってこないとものすごく心配になる。ベランダを開けて夜中にでっかい声で「こーだちゃーん」と呼んでるときもある。そうするとどっかっからタタターと走ってくるとうれしくて、目が垂れ目になっちゃうぐらいです。

魅惑の「半額」シール

2006-03-30 16:15:34 | Weblog
最近、夕方スーパーに行くと、店員さんがお肉やお魚やその他もろもろのものを、ペタペタと「半額」シールを貼っているので、つい「半額」という魅惑的なことばにつられて買ってしまう。家族が多いので食費はバカにならないし、最近我が家はけっこう貧乏なので、(いつもでした)なんとか食費を節約しようという、本能?が働いて「半額」シールに反応するわたしの手なのです。
だって580円のものが、290円っておめめがキラキラするほど、うれしくない?「半額」シールだらけのカートを持ってレジにいく。わたしは長年の主婦暦で、これだとだいたいいくらぐらいという予想はけっこう当たっている。いつだっけか、レジの人の間違いで多く払ったのも、「うん?こんなにするわけない」っと得意の珠算を頭の中でレシートと品物を合わせてやったら、300円違ってたことがある。それでレジにいって計算しなおしてもらって300円返してもらった。
というような生活をしながら、わたしは家計簿なるものを結婚してから1週間ほどつけただけで、まったくつけたことがない。なぜかというと結婚したばかりのときはお父さんの給与だって新入社員で少ないから家計簿をつけるとけっきょくお金がないわけで悲しくなってくるし、毎日何円まで書いているのがせつなくなってやめた。
無いものは無いんだ・・・と開き直ったらそれなりに楽しく暮らせたし、それなりにうまくやりくりできていた。
今も「半額」シール好きだけど、家計簿はぜんぜんつけていない。冷蔵庫のなかが「半額」シールだらけになると、冷蔵庫を開けた子供たちはちょっと顔が引きつっているみたい・・・・いつだか長女が高校生ぐらいのとき、賞味期限を切れたヨーグルトを食べてお腹をこわしたことがある。ヨーグルトって発酵してるから、匂いがよくわからなかったらしい?そのぐらいわたしはいいかげんな主婦でもある。大きくなった冷蔵庫は気をつけないとかなり古くなったものまで入っていたりする。冷凍庫なんか化石みたいなものが入っていて、なんだろう?これ・・・・っと思うと作りすぎて冷凍したリゾットだったりする。
何ヶ月かに一度はせっかく化石にした干物とか、炊き込みご飯とか、カレーとかをゴミに出してしまう。そのときはもったいないような気がして捨てられないんだけど、かなり前の化石はやっぱり食べられなくて捨てるはめになる。
がんばって節約したら、無駄もはぶかなくては、プロフェショナルな主婦にはなれない・・・・・

障害者自立阻む法

2006-03-29 15:06:35 | Weblog
これは自分のブログだから、言いたいことは書いちまおうと思うのだけれど、障害者自立支援法って何これ!っていう思いだ。きのう夜ニュースを見ていたら、「知的障害者の挫折」という特集をしていた。30歳の男性の知的障害をかかえて老人施設で雑用のお仕事をして障害者のグループホームでちゃんと親から自立して働いていた彼はこの法律によってグループホームに住むことができなくなった。必然的に彼は自立して生活できず、またご両親のところから電車を乗り継ぎ仕事に通うしかなくなったのだ。こうしてやっと必死で自立してどうにか暮らしている障害者の方たちはきっとこの法律で負担増になって自立を阻まれている方がたくさんいらっしゃるのだと思う。こんなのありかよ!と怒る!障害を持っている人も子供もお年よりもみんながよりよく暮らせるようになる社会がほんとうの成熟した社会なのだと思うのです。以前にも書いたけど、弱者へ弱者へとしわ寄せばっかりくるようなこの国の政治はどっか変だよ。変だということにみんなが気づくべきだと思う。自立を阻む法になってしまっている・・・・・夜勤明けの障害者施設で働いている娘も現場にいてこの法律の理不尽さに気づいている。今まで施設に入所できたひとでも障害が軽いひとは入所も通所もできなくなる。それならその人たちにきちんとした働き口が本当にあるか?といえば無いのが現実で、しかもご両親が高齢になってくればどうやって障害を抱えた子供をみてあげられるのだろうか?
ほんとうに数にものをいわせてこういう法律がどんどんできてしまう・・・・・せつないうえに腹がたつ。わたしはロックンローラー気質なので、この社会に腹が立って言いたいことは山ほどある!ほんとうのロックンローラーだったら、マイク握ってこの理不尽を歌にして髪振り乱して歌ってたけど・・・・・・「悪法をぶっ潰せえ、天下りを踏んづけろお・・」とかって?

きょうはいきなり寒くて、朝から雪がちらちらですよ。雪が舞いながら、半分青空で風は冷たい。こだまも朝からこたつにもぐっている。猫ってなんでこんなに寒がりなのかなあ。こんなにあったかそうな毛っ毛だらけなのにねえ。こたつのなかのこだまを息子がよく知らずに蹴飛ばすと、こだまは必ずリベンジで息子の足を噛んでいる。兄妹げんかしている。
桜が開花しているところもあるのに、我が家の前の桜の木のつぼみはまだまだ固いし、小さい。桜前線は時速20キロっていうから、歩くぐらいだから、桜前線といっしょに日本を北上すればどうだろ?それでもわたしは桜は満開より散り始めが好きだなあ。風が吹いて桜吹雪に身体中包まれて、額に桜の花びらなんかくっついているのがすごーく好き!


真実はベールのなかへ・・・・・byカトタン

2006-03-28 13:47:39 | Weblog
オウム真理教、松本被告の控訴棄却が決まった。ほんとにこれでいいのだろうか?という思いがある。松本サリン事件の被害者の河野さんが「治療させてから、言いたいことを法廷の場で言って事件を明らかにしてほしい思いがある」とおっしゃっていたけれど、わたしもそう思う。なんできちんと治療を受けさせないのだろう?このままあっという間に死刑が確定し、死刑が執行されればすべてが何も明らかにされないまま、トリビアのガネタの泉にずぶずぶと沈んでいくように二度とわからなくなるのではないかとも思う。まだ指名手配されていてつかまっていない平田まこと?とかいるしそれになんで弁護側の精神鑑定をした6人の医師が「訴訟能力なし」なのに、裁判所側の精神鑑定は「訴訟能力あり」ってまったく反対なの?どっかおかしくない?ご遺族の方の思いを察すると早く死刑に・・・は当然かもしれないのですが、事件が解明されないままだとなぜかまたかたちを変えて起き上がってくるような、変に重たい不安が残る。耐震偽造の問題にしても、ライブドアの問題にしてもどこかあいまいのまま時がたって、世の中の当事者以外の人々に忘れ去られてしまうような、大きな闇に真実がすっぽり永久に隠されていくようなそんな気がしてならないのです。わたし達の生きているこの社会はそんなふうに、あいまいに終わっていくものがすごーく多い気がするのは、わたしだけ?一審の主任弁護人だった安田好弘さんが書いた「生きるという権利」という本も読んでみようと思っている。

今、聴いている音楽は、アジアンカンフージェネレーションです。略して「アジカン」・・・・最初、鯵の缶詰かと思った!?
高校生の娘が大好きで、テープにダビングしてくれたので、車のなかで聴いてる。なんだかひなたにいるみたいな音楽だね、と娘に言ったら、「そうかなあ、けっこう哀しいのもあるよ」っていうけど、哀しくても基本的にひなたにいる・・・・・ような感じがするんだよね。そういえばこの間、テレビでおじさんが、KAT-TUNのことを「カトタン」と言ってるのを聞いて、爆笑したけど、そんなおじさん好きだなあ、ほんと好きだな。きっとおじさんはカトちゃん世代だったのだよね。おーい、亀梨くーん、きみはカトタンだったよ!

美しいミイラに

2006-03-27 10:13:50 | Weblog
土、日曜日にかけて放送されたNHKの「シルクロード総集編」を見ていた。すっごいよかった!見られなかった回も通して見られたのでうれしかった。中国からヨーロッパへと通じる壮大なシルクロード。総集編は西安から敦煌、を経て一日目は楼蘭で発掘された美しいミイラ。3800年前の女性が本当に長いまつげと高い鼻ときれいな口元で顔を見せた。わたしはミイラが大好きで、東京にいた学生の頃も何度も国立博物館にミイラに会いにいった。遠い昔に黄泉の国に旅立っていった人の顔を見ていると心のなかがしーんとした静寂に包まれて時間が止まったような不思議な感覚になるのです。
できるものなら自分だってミイラになりたい!と真剣に思っているのだ。まあわたしがミイラになっても楼蘭のミイラのように美しくはないだろうけど・・・・・ミイラって生と死のどちらでもない世界に時間を越えて在り続けるひと・・みたいな感じがするのです。楼蘭のミイラは舟のかたちの木の棺のなかに麦の種を持って眠っていた。棺は牛の毛皮でおおわれて木の棺はまだ新しいぐらいきれいだった。昔は水のあった豊かな土地が砂漠になり砂に埋もれ永い時を経て、わたしたちの前にあらわれた。
タクラマカン砂漠を経て、草原の道へとシルクロードは広大に続いている。いいなあ、いつか行ってみたいよお。この番組に流れるヨーヨー・マの音楽や五木田岳彦さんの音楽、そしてモーターパラグライダーの矢野さんの空からの撮影もほんとうにすばらしかったです!やるじゃん、NHKっていう感じでした。ちなみに我が家はちゃんと受信料は口座から引き落とされてますです。「風のハルカ」も見てるしね。
しばらく留守にしてたお父さんもあした中国出張から帰ってきます。子供たちも太ったお腹でキムジョンイルのまねをして、手をたたいているお父さんの姿がないと少しは淋しいみたい?かな?

土曜、日曜と必死に集中して、評論文(評論といえるのかどうか?)を書き上げた。やらなきゃいけないことをしたので、すごーく気が楽になったぞ。でもがんばりすぎて目がおかしい・・・わたしの目は無理をすると眼圧があがってしまうのです。そういうときはなんでわかるかっていうと光が異常にまぶしくなる。いつもの晴れた日の光の数倍も輝いてこの世界が見えちゃうのです。こうなると目医者さんにいって点滴をぶちこまれると治るのですよ。

美容院にも行かないと髪がのびておどろおどろしくなってきた・・・・せつない・・・ここで死んだらとても美しいミイラになんかなれないとあせってしまう。

シトラスの強烈な香りの

2006-03-25 16:19:50 | Weblog
老眼鏡が手放せなくなったので、(せつない・・・)家の居間にも2階にも置いてあるのだが、ぽんと置き忘れて探しても無くて新しいのを100円ショップで先日買う。
100円の老眼鏡の製造原価っていくら?と不思議になるんだけど、100円で便利なものってけっこうたくさんあって、よく買って来るのは、トイレに置いてスプレーする芳香剤。家族が多いとトイレラッシュになるけれど、使った後シュっとしておくと匂いが一瞬で強烈なシトラスやレモンに変わるのだ!強烈なのはたぶん100円だからかもしれないけど、けっこう長持ちするし、いやな匂いよりは強烈なシトラスを二者択一で選ぶ方がいっかということで・・・・
会社の帰りに寄って買い物するスーパーも安い!お豆腐は28円で売ってるし、ジャガイモを袋に詰め放題で200円だ。そこのスーパーブランドのお醤油とかソースもメチャ安いので、ついついひんぱんに行っている。
アメリカ牛肉は絶対食べたくないし、ファミレスのご飯もちょっとこわいけど、ここのスーパーは信頼している。
普通の家庭のお母さんはみんなこうやって日々家計のやりくりに苦労しているのだ!ブッシュ大統領は鶏肉しか食べないと誰かのブログで読んだなあ。
お金があるからしあわせとも限らないから、節約できるところはがんばる!以前何かの調査で年収1700万以上の人たちは「自分は幸福である」という意識が年収300万の人たちより少なかったという結果もあるし・・・・と自分をなぐさめてみつつ、それでも家族みんなおバカでも元気に暮らしてるしね。
と言いつつ、いまいち幸福って何だろう?と考えたりする。「○○さんを絶対幸せにします」とかいうプロポーズの言葉もいまいち信用できないあまのじゃくでもある。家の娘たちにそういう人が我が家に来て言われたら、皮肉言ってしまいそうだなあ。幸せとか愛という言葉は世界で一番抽象的でわかりづらい。あ、間違えた。わかりずらい・かな?わかるのがつらいからわかりづらいでいいのかな???

お彼岸にお墓参りに行く時間もなかったのがすごく気になってもいる。おじいちゃん、みんなを守ってね!とここで済ます。

こだまは雄なのか?雌なのか?

2006-03-24 16:20:57 | Weblog
次女の花粉症がひどくなってきた。我が家でひとりだけ、花粉症で苦しんでいるので、かわいそうだ。これからの時期はみんな春になってウララウーララとうれしくなるのに、次女は鼻水、なみだ目でぐしゅぐしゅになって憂鬱な季節なのだ。
なんとかなおしてあげたいけれど、今のところお医者さんの薬を飲み続けている。最近進路のことでもいろいろ悩みが出てきて、彼女は重たい春なのだ。
あまり重たくならないで、お兄ちゃんやお姉ちゃんみたいにちゃらんぽらんでいいよ、と言うと、息子は「そうだよ、母親みたいにちゃらんぽらんでいいよ」と言う。わたしは生きていくのにハンドルの遊びみたいないいかげんさは必要だと思っている、回りを見回せる余裕が必要だと思うのだが、わたしのちゃらんぽらんさは、けっこういろんな人を傷つけていたかもしれない。自分は傷ついたと認識することはほとんどないために、人を傷つけても気づかずにきちゃったかもしれないなあ、とふと思ったりした。

話は変わるけど、こだまがいろんなところにマーキングするようになった。マーキングとはなわばりを示すためにしっぽを立ててピッっとおしっこを飛ばすのだ。たくさんじゃないけど、家のなかでするのにはまいってしまう。臭くなるし、だいいちそれでなくても散らかっていてきたない家がなおさらきたなくなる。獣医さんは「マーキングはオスしかしないぞ」というのだが、こだまはメスでちゃんと避妊手術まで大枚はたいてしたのだよ。・・・・・おかまちゃんか、性同一性障害か?オスにあこがれていてするようになっちゃったのかは謎です。なんで?
みんな春になるといろんな変化が起きるのだろうか?わたしは春になるとものすごく哀しい夢ばかり見る。夢の中で哀しくて泣いて目がさめるのだが、目が覚めてみるとどってことない、哀しくもなんともない。それでも夢のなかでは、張り裂けそうに哀しいのだ。いつもちゃらんぽらんだから、きっと夢の中で素直な正常な人になるのかもしれん。

カラスのクルミ割り

2006-03-23 17:23:47 | Weblog
仕事が忙しかったので、からだが一気に「お疲れモード」に入ってしまった。会社の屋根にカラスがいて、口にくわえていたクルミをポーンと下に落とし、殻を割ってから降りてきて食べている。カラスって鳴き声はさわやかじゃないけど、頭がいいなあ。そんでもたくさんいるカラスのなかには、けっこうおバカちゃんのもいるかもしれない。何年か前、新宿にいったとき、カラスがすごくたくさん飛んでいて、都会のカラスって凶暴そうに見えたんだけど・・・・・小学校4年生の頃、教室に一羽カラスがいつも窓から入ってきて、みんなが名前をつけて、窓を開けて呼ぶと空から降りてくるのです。その一羽だけはいつも教室内を授業中もうろうろ歩き回っていたのでした。いなかの小さな学校で、今はもう廃校になってしまって建物もこわされてありませんが、カラスを見るとあの頃のことも思い出すなあ。
小学生の時って勉強した記憶はまったくなくて、みんなで校庭でサッカーしていたか、野球していたか、学校の帰りは人の家の柿や桑の実をとって食べていたか、裏山で走り回っていたかの記憶しかないのですね。まっすぐ家に帰った日など一度もなかったし、橋の上から川をのぞいていて、ランドセルのふたがパカパカ開いていたので、教科書をみーんな川にぶちあけて落としてしまったり、ろくな子供じゃなかった気がする。それでも防犯ベルを持って、携帯電話を持って、寄り道なんてけっしてゆるされない現代の小学生よりはずっとしあわせだったなあ・・・と思う。
子供の世界がちゃんとあったという気がする。子供だけの世界ってうまく説明できないけど、子供のおきてがあって、子供の隠れ家があって、大人にはわからない目線があった気がする。大人が守らなければ危険な今の子供たちは、きっと自由に遊びまわる場所さえないかもしれない。

評論文を書かなければいけないので、もうそろそろ一気に「勉強モード」に切り替えねばならない。やらねばならない!

発情期なんてないっスよ。

2006-03-22 16:06:35 | Weblog
息子の誕生日である。だいたい男の子は誕生日には無関心でもあるけど、おーい、26才にもなっちまっただよ!わかってんのかいな。
我が家の子供たちは3人続けざまに誕生日がくるので、友達には「発情期があるんだね」とバカにされたけど、わたしはけっこう計算高い人間なので、一生のうちそんなに着る予定もないマタニティーの服を同じ時期なら買わなくてもすむと計算したうえでのことだったのでした。(?)
初めての出産もあっという間に生まれてしまい、助産婦さんからは「初めてでこんなに楽なら毎日産んでもいいわね」と言われ、じょうだんじゃないっすよ、こんなにブロークンな思いを毎日できるわけがなかろう・・・と怒った思い出があります。
次女のときもそうでしたが、けっこう大騒ぎをしてあとで先生や看護婦さんたちに「よく騒いでたわねえ」と笑われた。そのぐらい痛かったのですよ。
息子が生まれた日は春の大雪が降った日で、もうあれから26年もたったのです。長女ももうすぐお誕生日が来ます。
長女は今、自閉症の人がパニックを起こしたときの対処の仕方をどうしたらいいのかとけっこう考えています。自分よりずっと背が高く身体の大きなひとだと、パニックを起こしたとき、押さえることがむずかしいのですが、押さえることしか方法がないようです。長女の毎日はかなりいろんなことがあって大変な毎日みたいですが、いっしょうけんめいで、そしてきちんと接していてきみは偉い!と母は思うのです。
自閉症という病気はわからないことも多いし、人それぞれ症状も違ったり、自傷行為もあったりで大変ですが、音楽が好きな人も多いし、絵をかく人も多いみたいです。わたしは長女があせらず、少しずつ仕事になれて施設の入所しているひととも少しでも心が通い合えるようにと願ってます。すごく不思議だなあと思ったのは、絵を描くとき、絵筆を縦にしか動かさない人のこと。絵を描くとき以外は普通に手を動かしているのだそうです。娘の話を聞いていると人間の不思議さを毎日感じます。

子供たちが小さいときは、子育てはほんとにおもしろかった!それこそ毎日いろんなことを発見して、3人ともまったく違った人格を持っていて、子供を育てるのって、めちゃくちゃすごくておもしろい!小さい子を育ててるお母さんは細かいことに気を使わないでいっぱい今を楽しんでほしいなあと思うのです。