S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

としこさんの訪問

2006-12-30 16:58:04 | Weblog
きょうはとしこさんが家に来ました。としこさんは長女の知的障害者施設に入所していて、長女が担当している入所者さんです。
としこさんはダウン症の傷害を持っていて、もう60歳は過ぎています。車椅子で、言葉も話せません。お正月でももう家族がいないので、帰れないので、1日家で過ごしてもらって、大好きなお刺身を食べさせてあげたい・・・・と長女が連れてきました。

としこさんはすごく苛酷な人生を生きてきた人で、施設に保護された時は、おかあさんと暮らしていたんですが、外にもまったくだしてもらえなくて、家ではちゃんちゃんこ一枚だけ着せられていたそうです。

弟さんがいたときに、虐待も受けていてずっと可哀想な生を生きてきた人です。


施設に保護されたのは8年前だったそうです。

お刺身が大好きだけど、細かくしてあげないと食べられないので、おかゆを作ったりしてあげました。ご飯を食べたり、お昼寝をしたり、おやつに大好きなケーキを食べたりして夕方施設に帰っていきました。

としこさんは話はできないけど、音楽も好きで、かわいいです。障害をもった人は、接する人間をやさしくしてくれるような気がします。家で1日過ごしてもらって、よかったなあと思います。
なんだかババちゃんが帰ってきたような気がしました。


残すところあと1日、家もきれいにしたし、カーテンも洗ったら、部屋が明るくなった!

仕事納めでーす。

2006-12-28 16:40:16 | Weblog
きのうお葬式のあと、お父さんは組合の忘年会で、夜出かけていった。早く帰ってくるから・・・といっても、飲みだすととまらない派なので「早く帰ってくる」と言ったら逆を考えたほうが当たっている。

12時半頃に、「迎えに来て。ばあちゃんの施設の前で待ってるから・・」ババちゃんのいた施設は街の飲み屋さんばかり集まったところの側にあった。

お父さんは小さい頃、両親が離婚して父親に引き取られ、今の母は育ててくれたお母さんだ。6年前小さい頃別れた実の母親が死んだときも、身寄りがなかったので、お父さんが喪主をしたんだけど・・・・・実の母親とはかなり昔からいっしょではなかったから自分では母親という実感はないと言っていた。

家のババちゃんが死んだことはとても淋しいと、酔っ払って言っていた。死んだ日もお昼にラーメン食べながら泣いていた。

私の母を本当の母親みたいに思ってくれていたのを、わたしはすごくうれしい。
寂しさで、深酒をしてかなり酔っ払ってわけわからないことを言っていた。
いつも冗談ばっかり言っている人で、実のお母さんが亡くなった時も、斎場で「焼き方はミディアムレアにしてもらおう」・・・・・?とかきつい冗談を言っているわりには、淋しがりやで、その寂しさをいつもお酒でまぎらわそうとしている。


それでも信頼できる人です。ばあちゃんに新しい年を迎えさせてあげたかった・・・とずっと言ってました。


会社のお掃除をていねいにして・・・・きょうは仕事納めです。
一年の仕事が無事終わりました。バンザーィ!

雷雨・・・・のち晴れ。

2006-12-27 17:08:01 | Weblog
ほんとうに家族だけのお葬式をしました。ババちゃんは、お花に囲まれて、すごくかわいかった最後の顔でした。

そうしてカラカラと白い骨になってしまいました。

お姉さんは帯、わたしは形見に指輪をもらいました。小さなダイヤの指輪です。
ババちゃんは、ずっとリュウマチで手がものすごく腫れていたので、指が太かったからわたしの指に指輪はくるくる回ります。

みんなで思い出話をして、ご飯を食べて、すごくあたたかいお葬式でした。簡素でしたが、笑顔になれるようないいお葬式だったと思います。


こうしているあいだに、もう明日は28日になってしまった・・・・・

会社はあした仕事納めで、夕方から忘年会をします。
ふと、また現実に戻って、がんばっていこうと思う。

きのうの夜は雷のなるものすごい雨、今朝はいいお天気になったかと思うと、午後はまた雨、人の生きるときも、雨、お天気、雨、雷、みたいなもんだよなあ。

またいつか・・・・

2006-12-26 16:39:23 | Weblog
きのうはボーっとしていたけれど、眠ろうと思ったら自分の小さい頃からの母の思い出なんかが、いろいろ浮かんできてしばらく眠れなかった。涙がたくさん出ました。

子供達も自分のおばあちゃんとの思い出を、回想してるように思い出していたみたいだった。

こうやって人は死んでいくんだなあ・・・・・次の世代にいろんな思い出を残して人としての生を終えていくんだなあ。としんみり考えていた。

母が言った言葉もこうして亡くなってしまうと結晶のように自分のなかに残っていることを今更感じる。


きょうは家族でお別れして、明日は家族だけでのお葬式をします。
もう年賀状も出してしまったし、今年の終わりにこんなに淋しくなることは思いもしなかったけど・・・・


お母さん(なんて何年ぶりに言っただろう・・・)ほんとうに今までありがとう。ゆっくり休んでください。
お父さんとまた仲良くね。またいつか逢えるかもしれないよね。

クリスマスの朝に・・・

2006-12-25 16:52:54 | Weblog
クリスマスの今朝、ババちゃんが・・・死にました。

父が逝って5年、母も父と同じ年でした。

みなしごになってしまったようで、淋しいです。それでもおとといまでちゃんと変わらずご飯を食べていたので、ババちゃんはとても優しい顔をしていました。

きのう娘達と会いにいったときは、まさかきょう死んでしまうとは思いもしませんでした。


穴があいたような・・・・さびしさです。

「鉄コン筋クリート」だ!

2006-12-23 16:45:44 | Weblog
きのうの中国語は、少し授業を早めに終えてみんなでクリスマス会をした。
なんだか、中学校のクラスみたいでおもしろい。ケーキと紅茶で中国語版「ジングルベル」を歌ったり・・・・

先生は普段の会話も中国語で話したりしてくれるんだけど、中級の人たちはもう何年も来ている人もいて、先生の言ってる中国語を理解できるんだけど、わたしは時々出てくる単語がわかって少し意味が理解できるぐらい。それでもまったくわからなかった中国語の世界に一歩踏み入れたような気がする。
語学は何年も勉強して、使うことに慣れないとなかなか上達はしないだろうなあ、もうちょっとがんばってお休みに復習しようと思う。(ちゃんとできるか?)


ホームレスの女の人を殺してしまった中学生を使っていた主犯の男は、小学校か中学の頃、いじめを受けていたという記事を新聞で読んだ。

自分が受けたいじめを、また自分より弱い立場の中学生を使い、その中学生よりも弱い立場のホームレスの人たちを襲う・・・・・・・やりきれないような歪んだ重たいものが今の日本の社会の上に覆いかぶさっているような暗い気持ちになった。

弱いものへ、弱いものへとしわ寄せが来る・・・・・これは今の政治のやり方も同じだからだ。母子家庭、生活保護世帯、高齢者世帯、障害者自立支援法、弱者をさらに追い詰めようとする国の弱者を守ろうとしないこの国の今の政治は、子供達の世界にも鏡のように反映していくのだ。


「青い春」を書いた松本大洋のマンガ「鉄コン筋クリート」が映画化されたよ。
わたしはこの題名がすごく気に入ってる「鉄コン筋クリート」だよ!めっちゃおしゃれ!?
娘が友だちと見に行くと話していた。テーマ曲が娘の大好きなアジカンが歌ってるらしい。


この前買ったベンヤミンを少しずつ読んでいるんだけど、平行して「デスノート」12巻完結で10巻まで読んだから、デスノートを終わらせないと便秘してる?みたいで気になるからまずこれを読み終えてから本格的にベンヤミンに移行しようと思う。むずかしいのを後回しにするからだめなのかもしれない・・・渇!


ハウスクリーニングは大変です。

2006-12-22 17:02:29 | Weblog
よっしゃ、明日から連休か!と思いきや、仕事が間に合わず明日は仕事・・・・・・家のそうじをしようと思っていたけれどあさっての日曜日になんとか少しがんばってそうじしたいなあ。

ほんと、貧乏暇なしだ。

ここ数年は暮れのおそうじはポイントをしぼってやっている。忙しいから手が回らないのです。台所と玄関、洗面所、お風呂場あとみんなのいる居間。それだけやるともう今年のタイムリミットだ。

去年はひとりでしゃかりきにそうじして、身体を悪くしたので、適当にやろうと決めた。そうじは結局子供達も仕事だったりで、わたしと猫のこだましか手がない。今年は次女が去年と違ってバイトがないから、手伝ってくれるだろう・・・・でもバイトしたいなあと今探しているからあてにはできません。この間も書いたけど、こだまはわたしがいつもと違って家にいてそうじをしていると、必ず手を出してくる。障子を張り替えたときは要注意だ。

きれいになったあ、とおもったとたんうれしがって、障子に飛びついて破ってしまう・・・・・・引き出しの整理をしていると、最悪・・・・・こだまは必ず引き出しの中に手を突っ込んでかきまわす。

こだまには遊んでいるとしか思えないんだろうと思う。だからいつも家にいないので、遊んでくれると思ってやたら手を出してくる。怒るとおもしろい!「びゅーん」と走って外に飛び出して逃げていくけれど、すぐまた戻ってきて同じことをしている。


動物ってそれでも憎めない、かわいい。今は毎日お布団に入ってくるから、いっしょにあんかがわりにして寝ている。


きょうは今年最後の中国語講座。先週はめまいで動けず、やむなく休んでしまったからまたとんでもなく進んでしまっているだろうなあ、こんなんで身についているんか?

星降る夜のイルミネーション・・・おお、さぶ・・・ィ

2006-12-21 16:35:27 | Weblog
きのうは夕方仕事が終わってから、娘達とお父さんと軽井沢のイルミネーションを見に行った。携帯画像で小さいけれど、きれいだった恵シャレーのクリスマスツリーです!
思い立ったら、即行動。わたしの信念ですねん。あまり乗り気でなかった家族がお目目キラキラ輝かしてうれしそう。

軽井沢の夜の寒いこと、寒いこと・・・・・でもそんなきーんと張り詰めた冬の空気のなかの光のイルミネーションは、こころがすーっと澄んでくるぐらいきれいでした。

矢ケ崎公園会場にはサンタの家が建っていて、なかにどでかいサンタの人形が椅子にすわってましたよ。軽井沢ではホテルや駅やいろんなお店も独自のイルミネーションで飾っていてきれいです。

お父さんが「会社もイルミネーション派手にやろか?」と言う。うーん、ちょっと場違いかなあ?電気代も・・・・・と経理は思う。

帰りに久しぶりに外で食事して帰ってきました。しかし我が家はほんとうによく食べる!食欲がなくなるなんてことは、たぶん我が家の家族は、人生で何度もないだろうと思うのだ。



東京で大学の側にアパートも決まった次女が、この間、狭いアパートの部屋のどこに炊飯器を置こうか・・・考えてたら眠れなくなったと!?

なんで机でなくて炊飯器なん?・・・・・娘にとっては「ご飯命」・・・・必然的に炊飯器が一番だいじなものだった・・・・


でもこんなだからこそ、たくましく生きていくだろう、きっと。

サンタさんにだって都合ってもんが・・・・あって・・・

2006-12-19 16:29:48 | Weblog
会社の年賀状をなんとか仕上げ、印刷。今はパソコンなので、やろうと思うとあっという間にできてしまうから、そんなに大変な作業ではないんだけれど・・・・・

12月は師走というぐらい本当に全力疾走で、時間が過ぎていく。クリスマスなんてもうすぐ・・・

子供達が小さい頃は我が家もサンタさんでクリスマスはなんだか楽しかった!子供達が眠ってしまってお父さんと隠しておいたプレゼントを子供達の枕元に置くのは、ほんとドキドキしながらほんわかしながら、寝顔見ながら楽しかったなあ。枕もとのサンタさんへのお手紙をお父さんはにやにやしながら読んでいた。
傑作だったのは、息子が1年生ぐらいの時、朝喜んで起きてきてプレゼントを開けていたんだけど、「ねえ、なんでサンタさんがくれたプレゼントにイトーヨーカドーのテープはってあるのお?」

包み紙はきちんとプレゼント用だったのに、それを止めるセロテープにイトーヨーカドー・・・・・・・・子どもは小さいところまで目が行き届く・・・・・絶句!
「うーん、よくわかんないけど、途中でプレゼントが足りなくなって、イトーヨーカドーで買ったんじゃない?サンタさん・・・」苦しい言い訳をした。


そんなクリスマスも今は大人だらけになったので、ツリーは物置の奥にしまいっぱなしで、玄関のリースも飾らなくなり、クリスマスなんてことさえあっという間であわただしい。
サンタさんがいた頃と、サンタさんがいなくなった時とは決定的に世界が違うのだ。自分も子どもの頃それを体験したから思う。それは境界線が引かれたように世界の色が変わってしまう瞬間なのだ。子どもはそのふたつの世界をまたぐことによって、ひとつおとなになっていくんだけど、サンタさんがいた頃の世界の色を忘れないでいてほしいなあ、もちろん自分もおぼろげなその感覚や色を忘れずにいたい。

冬の虹雲

2006-12-18 14:41:38 | Weblog
朝起きたら、あっ雪だ。冬初めての雪。ううっ、現場が忙しいのに困るよ・・・・・それでもすこうし降っただけで助かった。
こだまはこたつでぐうたらしていて、外に出ようとしない。

会社の年賀状も作って出さないといけないし、自分の年賀状も作らないといけないし、年末調整もしないといけないし・・・・・やらなきゃいけないことばかりであせる。
今日会社のみんなボーナスを出せた。大企業にくらべたら、バレーボールとテニスボールぐらいの差があるけれど、なんとかがんばっているみんなにボーナス支給できたので、ほっと一息。


本格的に寒くなって空気が一割ぐらい引き締まったような冬の街がわたしは好きだなあ。ピーンと張った弦のような空気が触れると音を出しそうな気配がする。きょうは虹雲を見た!
太陽の光が反射して雲が七色になって光るのだ。七色の雲はとてもきれい。そういうのを見るとうれしくなる。

人間は一度手に入れたものを放棄することは、なかなか難しい・・・・・・核爆弾も・・・・人類が手にしてしまった恐怖だ。そしていろんな国がそれを自国の盾にしようとする。北朝鮮が一度手にしたこの盾を、放棄できるのだろうか?